よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

生きているうちに修理してあげれば良かった!!

2021年02月24日 | 思い入れのある箪笥の修理
昨日は長野県下伊那郡より修理依頼の桐箪笥を受け取り訪問に来てくださいました。
この箪笥は亡くなられたお婆様の物で、ご依頼時も当店に持ち込み頂き箪笥についてのお話をお聞きしました。
来店され即座に一言「思い出の写真を撮らせてください」と言われ、ご依頼主、遺影を抱いた娘さんそして私で写真を撮りました。
このお子さんが生まれた時にお婆様が亡くなられた事を話され
「こんなに奇麗になるなら生きているうちに修理してやれば良かった」としみじみと言われました。
帰宅後、ご依頼主は神主さんで早々に装束を入れましたと連絡を頂きました。
総桐箪笥のとても良い箪笥なので大切にお使いください。
ありがとうございました。
家内の写真の撮り方が悪く遺影が反射してしまい申し訳ありませんでした。
私ども(私、親父)二人で修理作業をしていて、月に出来る本数も多くはありません。
皆様には大変お待ち頂き申し訳ありませんが二人の心を込めた仕事をしますのでお許しください。
http://www.sugiyamatansu.com
https://www.instagram.com/wadansuya/
https://blog.goo.ne.jp/tansuya1901
「タンスの修理日記」は毎日の仕事の状況を伝えるページです。
修理依頼された方の作業状況がリアルタイムに分かって頂けます。