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蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

春風駘蕩

2025-03-22 23:11:00 | 日記










          朗らかに 謝辞 彼岸桜うらら
















          来し方に あまたの恩師 春の風





































          はつらつと 辛夷咲きけり 青き空






















          花こぶし 痒きまなこを 眩しめる










 





















今日は、孫娘の書道教室最後の日。
今日をもって、九年間の稽古を卒業する。
目標の八段を先月取得。
孫は思い残したことはないらしい。

一方、書道のY先生は今年に入ってから孫に、高校生になっても辞めずに続けるよう、猛アタック(笑)をかけはじめた。

高校入試が終わった翌日の稽古日、「〇〇ちゃんは、ずっと書道をやるべき。いずれ師範になれる逸材、先生の先生たちも言ってるの。絶対に辞めないよう引き留めてって。」

(そんなに〜〈どんだけ〜風に😂〉またまた大袈裟な…と娘…孫の母親とLINEで笑ったりしたものだったが)

それでもこのY先生には、私も随分お世話になった。
孫の心配ごと(小学生の頃の深刻な悩みなど)も聞いてくださり、出向くのが困難になった孫に合わせて、稽古の日時等臨機応変に対応してくれた。

半年強のブランク後もスムーズに、何事もなかったように接して、孫が安心できる言葉かけも実に巧みだったのだと思う。

大人が少し苦手なこの子が、書道教室で字を書いている時は落ち着く。なんか私、字を書くのが好きなんだ。

Y先生は好き。ちょうど良い声の大きさと褒めてくれるところが。

と言ったのは、中学生になってからだったけど。

それでも一応、終わりにしたいと言ったのは、去年の秋頃だったか
「高校生になったら、土曜日は今みたいにいかなくなるでしょ?それに授業料も大人と一緒。もうばあばに甘えるのはよくないかなって。」
はぁ、娘が言ったな。は一目瞭然。(笑)

心配してくれるのはありがたいけど、ばあば、稽古ごとの授業料くらいは出せますよ。

「そう?高校になったら確かに今までの生活とは違ってくるだろうけど、〇〇の気持ちが大事。やりたい事はやらないと大人になって後悔するよ。一度辞めても、またやりたくなったらやる。そうしよう!」

でも
書道以外にも、私はやりたい事たくさんあるよ、と言ったこの子の言葉。

それはとても重みがあった。
確かにそうだった。

お婆さんは自分の主観ばかり押し付けていたよう。
だけど、Y先生の気持ちはありがたい。
九年の感謝を、心ばかりの菓子折りとともに、孫の稽古終わりに渡し礼をと。

四時過ぎ、教室に迎えに行くと孫が困った顔で、「ばあば、先生にありがとうございました って言ったら来月は休んでいいけど、5月からおいでね。って。
高校生になったら、一応書道は辞めるつもりですってもう一度言ったの。
そしたら、そんなこと言わないの!って。
どうしよう、辞められなくなりそう。
ばあば、その場合 そのお菓子あげなくても良くない?」

なんだか可笑しさが込み上げて、「大丈夫。ばあばがちゃんと先生に話してくるから。」

車内で孫に待つよう言い、教室へ行くと、ちょうど先生が出てこられた。
いっとき、今の孫との会話を話し、先生とおしゃべり(笑)
先生も、孫を理解しながらもだけどやはり続けて欲しいのは事実とのこと。才能を無駄にして欲しくないとおっしゃる。

ありがたいこと、しかし孫も新しいこといろいろなことにも挑戦したい、それも大事な事と思う。

いずれ、また書道をしたいと言うかもしれない。
その時はよろしくお願いします。

「待っていますよ。」とおっしゃってくださった。

たくさんの良き先生に恵まれた孫。
その中でも私の中では、ナンバーワンのY先生。
いつまでもお元気で。

ちょっぴり不安げな顔で、待っていた孫に、「大丈夫、先生わかってくれたよ。〇〇がもしも又書道したいな、って思ったらはじめたらいいよ。
まずは新しい高校生活にGO!だね。









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