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蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

宇宙科学館へ

2025-03-31 22:27:00 | 日記













          唐突に一泊 桜滿ち満ちて




















          婆と子の 気まま旅かな 春うらら
















          カフェメニュー ルーティンめきて 花の昼































          混み合いて 午後の図書館 鳥曇































          大目的は プラネタリウム 桜どき





















(ネットより)



(ネットより)















          花冷や 帰途つく日の空 青過ぎる






日帰りの旅行の予定だったが、当日の朝、宿(ビジネスホテル)が取れた。

土曜の朝、早くから来ていた孫娘にそう話すと大喜び。

一年ぶりの、「武雄市図書館」と念願の「佐賀県立宇宙科学館」のプラネタリウムへと。

バタバタとお泊まり支度をして、出かける。

快適な特急列車の旅。
桜満開の温泉街は、どこへ行っても桜に癒される。
今年も贅沢なお花見となった。

ただ、風も冷たく薄曇り。
行き当たりばったりの婆さんと、去年よりずっと頼もしく「大人」になった もう直ぐ高校生の孫。
去年より更に頼りない、その上腰痛持ちでアタマの回転もスローになったばあばを、あちこちで孫がフォローする旅となった。

食事は、今回ご馳走は全く無し。
毎度のスタバと、似たり寄ったりのファーストフードばかり。

宿泊のホテルは思いの外、綺麗でハイセンス。駅近で申し分なし。朝の和食バイキングも美味しかった…のだが夕食はつかず…
駅構内のお弁当を買って、部屋で食べるという😵💦
だが孫は、それも楽しい!とばあばを安堵させてくれる。

ホテル最上階の大浴場を楽しみ、部屋でそれぞれの寛ぎ方(笑)を満喫。

翌日は、旅の一番の目的地「宇宙科学館」へとタクシーで向かった。

満開の桜並木に囲まれた池をぐるりと回り、宇宙科学館に着く。
広大な敷地の中の、高く聳える建物。
階段の右側にはエレベーターがあるのだが、頑張って階段を昇る。(大変くたびれました。)

広い施設は、三階までいろいろなゾーンがあり、12時投影のプラネタリウム観覧まで、存分に楽しめる。
ただ、私はかなりパス(笑)をしたい。
ファミリーでかなりの混雑の日曜。
孫娘は、人混みが苦手な上、このプラネタリウムは数回来ている「常連」。
人の少ない二階の「アクアリウム」や「鉱物ギャラリー」「化石の部屋」などをすいすい行く。
アクアリウムなんて、川や海の生き物、つまり魚とかムツゴロウとかヒトデとか…がいっぱいいる 「宇宙」感あまり無し、だけど。(でも逆に助かった😅なんだか楽しいし🥰)

写真は、ほんとにいっぱい撮ったのだが、実はこれがブログ、(俳句も含め)にまとめるのが困難というか苦痛(笑)というか時間がかかる要因となり、今に至るという次第。

孫の一押しのプラネタリウムは圧巻だった。

優先席などない、プラネタリウムの席なのだが、孫のこだわりで 一番後ろの中心より右側席。
こちらは、階段席ではなく平面に扇状に並ぶ席。

生解説のお兄さんがよく見える席。

リクライニングを倒して、丸い天井を見上げる。

真っ暗な会場の真上に照らし出される満天の星。

冬の星座と春の星座が見える、今の、今夜の夜空。(この宇宙科学館から見える)

冬の大三角、春の大三角と神話の世界。
解説のお兄さんの話に引き込まれる。
非日常に酔いしれて。
心地よい時間だった。



帰路に着く日の朝は、久しぶりの青空だったのだが
孫は、「旅行から帰る日の朝ってなんか憂鬱。」とぽつり。

ばあばもね、日常が待ってるから。

家が一番とはいえ、非日常の旅行ってやっぱり夢見心地の幸福感💓

わかるわかる、でもまた来ようよ。
孫の言う通りの素晴らしいプラネタリウムだった✨


こんなに近いんだから(特急列車で40分弱)いつでもね。✨👵🌸










     

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桜 満開

2025-03-28 19:27:00 | 日記

















          昨日雨 さざめいて 今日花の雲















          うかうかと 一週間よ 花万朶















          初花を見ぬまま いと早やも 爛漫
















          日帰りの 旅を控えり 花曇り

























          雪柳 溢さぬように そっと歩す













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ミモザと黄砂

2025-03-26 14:46:00 | 日記











          まだ夢の 続きの中の 霾ぐもり

















          ミモザの黄 古び狭庭 際立たせ






























          ミモザあざやか 珈琲はアメリカン





















          つちふるや 鷺がすっくと 伸ばす首










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春風駘蕩

2025-03-22 23:11:00 | 日記










          朗らかに 謝辞 彼岸桜うらら
















          来し方に あまたの恩師 春の風





































          はつらつと 辛夷咲きけり 青き空






















          花こぶし 痒きまなこを 眩しめる










 





















今日は、孫娘の書道教室最後の日。
今日をもって、九年間の稽古を卒業する。
目標の八段を先月取得。
孫は思い残したことはないらしい。

一方、書道のY先生は今年に入ってから孫に、高校生になっても辞めずに続けるよう、猛アタック(笑)をかけはじめた。

高校入試が終わった翌日の稽古日、「〇〇ちゃんは、ずっと書道をやるべき。いずれ師範になれる逸材、先生の先生たちも言ってるの。絶対に辞めないよう引き留めてって。」

(そんなに〜〈どんだけ〜風に😂〉またまた大袈裟な…と娘…孫の母親とLINEで笑ったりしたものだったが)

それでもこのY先生には、私も随分お世話になった。
孫の心配ごと(小学生の頃の深刻な悩みなど)も聞いてくださり、出向くのが困難になった孫に合わせて、稽古の日時等臨機応変に対応してくれた。

半年強のブランク後もスムーズに、何事もなかったように接して、孫が安心できる言葉かけも実に巧みだったのだと思う。

大人が少し苦手なこの子が、書道教室で字を書いている時は落ち着く。なんか私、字を書くのが好きなんだ。

Y先生は好き。ちょうど良い声の大きさと褒めてくれるところが。

と言ったのは、中学生になってからだったけど。

それでも一応、終わりにしたいと言ったのは、去年の秋頃だったか
「高校生になったら、土曜日は今みたいにいかなくなるでしょ?それに授業料も大人と一緒。もうばあばに甘えるのはよくないかなって。」
はぁ、娘が言ったな。は一目瞭然。(笑)

心配してくれるのはありがたいけど、ばあば、稽古ごとの授業料くらいは出せますよ。

「そう?高校になったら確かに今までの生活とは違ってくるだろうけど、〇〇の気持ちが大事。やりたい事はやらないと大人になって後悔するよ。一度辞めても、またやりたくなったらやる。そうしよう!」

でも
書道以外にも、私はやりたい事たくさんあるよ、と言ったこの子の言葉。

それはとても重みがあった。
確かにそうだった。

お婆さんは自分の主観ばかり押し付けていたよう。
だけど、Y先生の気持ちはありがたい。
九年の感謝を、心ばかりの菓子折りとともに、孫の稽古終わりに渡し礼をと。

四時過ぎ、教室に迎えに行くと孫が困った顔で、「ばあば、先生にありがとうございました って言ったら来月は休んでいいけど、5月からおいでね。って。
高校生になったら、一応書道は辞めるつもりですってもう一度言ったの。
そしたら、そんなこと言わないの!って。
どうしよう、辞められなくなりそう。
ばあば、その場合 そのお菓子あげなくても良くない?」

なんだか可笑しさが込み上げて、「大丈夫。ばあばがちゃんと先生に話してくるから。」

車内で孫に待つよう言い、教室へ行くと、ちょうど先生が出てこられた。
いっとき、今の孫との会話を話し、先生とおしゃべり(笑)
先生も、孫を理解しながらもだけどやはり続けて欲しいのは事実とのこと。才能を無駄にして欲しくないとおっしゃる。

ありがたいこと、しかし孫も新しいこといろいろなことにも挑戦したい、それも大事な事と思う。

いずれ、また書道をしたいと言うかもしれない。
その時はよろしくお願いします。

「待っていますよ。」とおっしゃってくださった。

たくさんの良き先生に恵まれた孫。
その中でも私の中では、ナンバーワンのY先生。
いつまでもお元気で。

ちょっぴり不安げな顔で、待っていた孫に、「大丈夫、先生わかってくれたよ。〇〇がもしも又書道したいな、って思ったらはじめたらいいよ。
まずは新しい高校生活にGO!だね。








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黄水仙と春の雪

2025-03-19 22:40:00 | 日記












          時ならぬ雪 黄水仙は沈黙
































          囀りに 似た難題を 快諾す










昨夜、妹からLINEが入った。
「亡き母が、昔植えた黄水仙が今年も咲きました。
母が居た頃は見向きもしなかった花。
母への申し訳なさが毎年、ボディブローのように襲う…今年は、兄弟や子たちにこの写真を送り、一緒にお花見をしましょう」

母を偲びたいという主旨であった。
読んでいるうちに、その当時の母の様子、そして高校教師をしながらの子育てをする妹の一秒たりとて休みのない日々。
母の心情を理解しながらも、思い通りにはいかない辛さなどなど。
胸に迫り苦しくなる。
わかっている。当時の二人の辛さが。
思わず涙が溢れる。

しかし、続く文面にしばし固まった。

「この水仙の写真に、(姉のつまり私の)俳句を貼り付けたい。週末、息子夫婦と会食をするのでお嫁さんの誕生日祝いとして…」

母の水仙の俳句は、まあなんとかできる…が
(母の忌俳句は、なんとなくうまく詠めない。
感情が入りすぎるから。

実際に看取った弟や、いつも寄り添っていた妹とは、少しだけ「楽」な立場と気持ちなのかもしれないけど。)
うーん、やはり表面的だなぁと思いつつ。

しかし後の「甥っこの奥さん」あての俳句の難しさ。

半日以上かけて漸く2句。
これも又うーん。
今までで一番の最難関のお題。

俳句に添えて「不採用でも問題無しでござる」と送信した。










(妹宅の 母の黄水仙)







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