


道標は 子らの灯籠 神還る

迎え火の 火の粉激しき 神迎

実南天 少し重たき 今朝の空

朝時雨 杜はいつもの 閑けさに
昨日11月30日は、この地方の風習、「堂籠り」だった。
出雲に出かけていた、氏神さまをお迎えする行事。
村の神社で、お籠りをし、神さまの目印となるように、境内で火を焚く。
今年は初めて、この地区の小学生が、和紙に描いた絵を貼った灯籠を、道の両側に並べた。
氏神さまは、迷うことなく、鎮守社に帰りついた事だろう。
毎年、この堂籠りの日は、底冷えの寒さになるが、今年も前日までの暖かさから一変、寒い一日となった。
そして今日は、さらに冷え込み時雨模様。
神社のお世話役や、地区の役員さんは、冷たい時雨の中、昨夜の後片付けは、さぞ大変だったかと思う。
一週間後には、神主さんのお祓い、その後の会食で、この行事は終わる。
師走は、地区の行事も多い。
「家」の中は更に慌しく…。
いつものことだけど、12月は駆け足で過ぎてゆく。