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6550万年前 (白亜紀-古第三紀)
地球上の75%の生命を大量絶滅させた小惑星の衝突は、その直径15?、
衝突速度は秒速22?(時速79,200?)、破壊力は広島型原子爆弾の10億倍に達し、
発生した津波の高さは300メートルと推定、
メキシコのユカタン半島に「チクシュルーブ・クレーター」と呼ばれる
約180?にもおよぶクレーターを残しました。
この衝突が恐竜絶滅を引き起こしたとほとんどの科学者は考えていますが、
ではなぜ、多くの種が絶滅するなか、一部の種が生き残ることができたのか。
そして、なぜ海洋生物までもが絶滅したのか。
1980年代から広く信じられてきた"核の冬"学説
「舞い上がった塵が地球を覆ったことによる寒冷化」だけでは説明できず、
激しい議論が交わされていました。
10日、その答えを、千葉工業大学の大野宗祐 (Sohsuke Ohno) が率いる
「惑星探査研究センター (PERC)」の研究チームが、
英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表。
研究チームは巨大隕石が衝突時につくりだした環境を再現する実験装置を開発、
「高出力レーザー激光XII号」によって無水石膏の試験サンプルに
インパクターを秒速13~25?の速度で衝突させ、
世界初「宇宙速度での衝突蒸発実験」に成功。
この結果、衝突時に放出されるガスは、
これまで考えられていた二酸化硫黄ではなく、
水蒸気と素早く結合し、地表へ酸性雨となって落下する
三酸化硫黄がほとんどを占め、太陽光の遮蔽はごく短時間に終わることがわかったそう。
当時ユカタン半島の岩石に多く含まれていた硫黄が、
隕石衝突時のエネルギーによって蒸発し、硫黄酸化物ガスが大気中に爆発的に放出、
わずか数日のうちに「硫酸の酸性雨」となって全地球的に降り注ぎ、
海洋生物の66%を絶滅させた深刻な海洋酸性化を引き起こしたことも解明。
陸上で高い絶滅率が、淡水や海底では低かったこと、
その後、酸に強いシダ植物が繁茂したことも
「硫酸の酸性雨」と「海洋酸性化」によって統一的に説明されました。
地球規模の酸性雨。
やはり自然が一番恐ろしいですね。
STAP細胞の疑惑問題、とうとう論文を取り下げる方向で動いているよう。
あれだけメディアが騒いでしまい、逆の意味で祭り上げられてしまったように思います。
外部に確認してもらうことも検討しているようなので、是非挽回して欲しい。
頑張れ小保方さん。
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