ミトコンドリア機能低下、がん化招く。

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細胞内でエネルギー合成を担うミトコンドリアの機能が低下すると、
良性腫瘍のがん化を招くことを、井垣達吏神戸大准教授らの研究チームが、
生きたショウジョウバエを使って解明。

英科学誌ネイチャー電子版に１日発表しました。

研究チームによると、ミトコンドリアの異常ががん化に関わっていることは知られていましたが、
生体内でメカニズムが確認されたのは初めて。

このメカニズムを抑制すれば、新たながん治療の開発につながる可能性があるそう。

ミトコンドリアは糖や酸素を使って、化学エネルギーを作り出す器官発電所。

光合成ブームがあったとき、大量の毒ガス酸素が地球上に充満してたくさんの生物が絶滅。
耐え抜いた生物の一部が、酸素を酸化燃焼してエネルギーを生み出すという代謝を手に入れ、
その子孫が　現在の動植物の細胞内にいるミトコンドリアです。

いわば細胞内で別の遺伝子を持った寄生生物。

その生物のおかげで、この体温も確保できているのですから、そのミトコンドリアの
機能が低下すると、なにかしらの異常が起こるのはなんだか納得できます。

ミトコンドリアを活性化させるためには、規則正しい生活と、適度な運動。

がんも防げ、体も若々しくなります。

体で生物を飼っていると思えば、（実際には逆かもですが。）当然のことで。

活性化できれば代謝も上がるので、自然とやせられますし、一石二鳥。

もともとは毒だった酸素が体を若々しくしてくれるのは、ミトコンドリアのおかげだということです。


体の中に無数の寄生生物がいると改めて考えると、なんだか不思議ですね。




昨日の天命を待っていましたが、どうやら、グレーといったところ。

想定していた中での一番の事態は恐らく逃れたようですが、
まだまだはっきりとした事態がつかめていません。

結局、まだ当分不安との戦いになりそうで。

でも一番の事態が避けられただけでも大分ほっとできました。

一ヶ月、この気分のまま生活をしてきたことに、今更ながら自分で褒めてあげたいです。

でもどんなに酷いことが起き、苦しんだとしても、それは生きている証。

本当の最悪ということは、生を否定することなので、それを考えたら
どんなことでも乗り切れます。

死ほど最悪なことなんて、この世には何も無いはずで。


ちなみに、先日から読んでいた三浦しをんさんの
『天国旅行』。

どうやら心中をテーマにした短編集だったよう。

昨日職場で読み終えましたが、一番最後の話に、物凄くやられ、
危ういところでした。

まるで自分と同じような境遇の主人公。

最後の彼の気持ちが、ありありと手で掴み取れるほど、とてもよく分かりました。

ほんと、危なく泣くところでした。

命の重さが分かるとか、改めて生きているって大切だなとか、そんな簡単な話ではなく、
生きるということの意味について、何かもやもやしたものが見えそうで見えないといったところ。

でもその、見えそうで見えないものが、私にはとても心地よい本でした。

変な話、小学生の頃の、何も不安の無かった日曜日の昼下がりの
生家にいる錯覚を起こし。
今は取り壊されてもう無いあの家に、一瞬でも帰られて良かった。


どんな風にオススメしたらよいかわかりませんが、何か大切なものが描かれている本です。

もし機会があったら一読を。
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