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人間は誰もが脳内に第三の目を持っている。

2013-12-08 07:58:20 | 日記
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物語やアニメの世界で登場する、選ばれし者が持つという第三の眼。

それは「邪気眼」と呼ばれ、この眼を持つことにより
宿主に潜在する各種の特殊能力が呼び起される設定になっていたり。

実際に第三の眼なるものは存在するのでしょうか。

外見上ではわかりませんが人間はみな、
脳内に使われなかった目の名残をもっているそう。

それは脳の「松果体」と呼ばれる部分で、
この目は実際に使っているふたつの目と構造がよく似ており、
網膜組織をもっており、光に敏感だとのこと。

この「脳の松果体」として知られる第三の目については、
哲学的にも医学的にも多くの論争がなされてきました。

ここでは松果体がどのように考えられていたのか、
古い順から追って行きます。

1.古い学説では「ただの腺」だった(2世紀~)


2世紀の有名なギリシャの医師ペルガモンのガレノスは、
初めて松果体について説明。
彼によると、この器官の機能は他の腺と同じく、血管をサポートするもの。
当時、一般的だった考え方を退けて、
松果体は精神のプネウマ(原理)の通過を調整するもの、
つまり知覚の乗り物だと考えられる物質で、
胃に食べ物を送る食道のような役割を果たしているという。
この説は何世紀たっても広く受け入れられていました。

2.魂や思考の存在する場所である(17世紀~)


17世紀の哲学者レネ・デカルトは、松果体は重要な役割を担っていると考察。
彼は松果体を思考の源泉と考え、
脳内にあらゆる情報が集まってくる唯一の場所とみなしました。
つまり私たちの意識が情報を処理できるただひとつの場所で、
そこから私たちの意識は脳や体の各部にメッセージを伝えることができます。
脳の中で唯一しっかりした場所で、必然的に良識な思考が存在する場所に違いないと考えたよう。

脳内での松果体の正確な位置について、デカルトの考えは間違っていますが、
唯一無二だという性質については正しく、
この説は多くの精神分野の学問によって支持されています。

東洋の哲学では、松果体は高い意識や悟り、
高範囲の理解のための要であるヨガのチャクラ(生命のエネルギーが集積するところ)と
連動しているとのこと。


3.第三の目を持った人物(20世紀)

千年期のために宗教的、精神的にならわしとして、
多くが第三の目と松果体を結びつけました。

1950年代に『第三の眼』という自伝を書いたチベットのラマ僧ランパ・ロブサンは、
チベット科学の奥義に達した医者による手術で第三の目が開眼したといいます。

ロブサンは、重慶大学の医学の学位をもっている証拠の文書を提出し、
そこには彼がチベット、ラサにあるポタラ宮殿のラマ僧だと記載。

彼と話をした多く人は、彼が卓越したパワーと学識の持ち主であることを証明。

ランパによると、手術をした箇所は鼻柱の上の部分で、
そこは第三の目つまり松果体への通り道だそう。

術後、彼はこれまでになかった特別な知覚能力をもつようになったといいます。


4.メラトニン生成の中心(20世紀~現在)

1950年代、科学者たちは目の名残だと思っていた松果体が
知覚機能をもっていることを発見。
光を感知し、メラトニンを生成。
メラトニンは再生や免疫システムに影響を与える物質で、酸化防止の役目も果たし、
ガンと闘い、老化を防ぐ効果があるとも言われています。
松果体は光のある明るい場所でメラトニンを生成し、暗いと生成をやめてしまいます。
この松果体の大切な機能を、脳の管制センターとし、
外部からの情報を処理して、体の重要なリズムを制御するそう。


しかし、人間の脳の大部分と同様、現代の科学技術をもってしても、
松果体の働きに関しての解明はまったく進んでいません。

正確な働きが分析されれば、第三の目を開眼させることが可能となるのかもしれません。


オカルト的な話かと思いわくわくしましたが、なんだか現実的な話になり。

記載しながらがっかりもした記事でした。

第三の眼は、もう少し神秘に包まれていて欲しい。



なんだか体調が優れず。

こんな時は思う存分読書するに限ります。



おまけは、猫怖い。猫に怯える犬たち。

http://www.youtube.com/watch?v=trBRkG8Wk6Q


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