宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士。

先日8日、英ケンブリッジ大学で、スティーブン・ホーキング博士の70歳の誕生日を記念し、
科学ディベートのイベントが開かれたが、博士は体調不良で欠席。

副学長は「スティーブンは体調不良で、6日にようやく退院したところだ」と発表。

ホーキング博士の個人秘書のジュディス・クロスデル氏は、
博士が加齢とともに筋肉の制御が徐々にできなくなってきており、
有名な合成音声による会話ができなくなる危険性もあるとのことで、
体調の悪い日には、一分に一単語発するのがやっとだとのこと。

イベントに博士のメッセージが届き、
「足元を見下ろさずに星空を見上げる」ことを聴衆に呼び掛ける内容で締めくくられ、
会場ではスタンディングオベーションが起きたそう。

以下、博士のメッセージ。

「見たものを理解しようと努め、何が宇宙を存在させているのかを知りたいと思いなさい。
好奇心を持ちなさい。人生がどれほど困難に感じられても、そこには必ずあなたのできること、
成功を収めることができるものがあるのです」

この言葉は、とても深い言葉であり、
博士を突き動かしてきた原動力でもあり。

この宇宙がどうやって出来たのか、この目に見えているものの本当の正体がなんなのか、
小さなころ、思い悩んだことのある方は多いはず。

日陰と日向の違いを見て、太陽の光の正体を延々と考えたり、
はるか彼方の壁瑠璃の地平線を見て、重力を想像してみたり。

ただ、現し世は、大人になるにつれ、
その疑問がだんだんと薄れていくような世界に感じます。

初めて博士を知ったときの、衝撃は今でも忘れません。

まだまだ長生きをしてほしいものです。

そして、私も小さな探究心を、ずっと忘れずに持ち続けたいと思います。





今読み進めているBRAINVALLEY。

約22年前の小説で、瀬戸秀明氏著。

先日、古い天文系の雑貨を探しにいった古道具屋で、
上下巻150円で投売りされていた本で。

小説が投売りされているのを見ると、とても哀しくなります。

読んでくれと声が聞こえたわけではありませんが、
どうも目に付いて結局購入。

しかも、それ100円でいいよ、と店主。

この本を書き上げるにあたっての著者の苦労を考えると、
そのセリフはどうなのかと、思わず唸りそうになりました。

上巻をほとんど読み終えましたが、SF系の内容で、主に記憶に関しての記述が多く、
結構勉強にもなります。

このあたりのジャンルは、本当に久々に読んだので、
結構はまって読めています。

ちなみに、この著者のほかの作品は、有名どころでは
パラサイト・イヴ。

映画は自分好みではありませんでしたが、小説は面白かった記憶があります。

ちょっと、くどいところがありますが、このあたりの時代の小説が、
とても懐かしく感じられる本です。
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