ころころと四回転半ころがれる春の日眩し開け菜の花　丹人 画像に魔臼乗せれば・・・ ...

我が書ける題字第一号の文字に残る心をおもふ春の夜　丹人 昭和五十四年三月のことなれば ...

山の端の色くれなひの淡くして眼(まなこ)もゆるむ春の夕暮れ　丹人 「あたたかくな...

オオイヌノフグリちひさき花なれど春大空の色を映しつ　丹人 春の野にさやき光をふ...

夕顔 夕　　心あてにそれかとぞ見る白露のひかりそへたる夕顔の花 源　　寄りてこそそれか...

古への細き坂道上り行けば白壁ゆかし「製陶ふくだ」　丹人 信楽の法とり入れて二百...

踊子の鎧兜に身を固め戦国絵巻となりにけるかも　丹人 おもひ秘め踊子そふと歩む丘　...

ＮＴＴドコモの塔の紅白に黄の色を添ふサンシュユの花　丹人 山茱萸の皆さん　算数...

春の野にぺんぺん草の奏でたる音に目覚めて天道登場　丹人 枯葉なす椅子にコロリと...

紅梅のかほりに酔へる葉みどりの色さはやかに西山の道　丹人 眠りより覚むや西山梅...