暑い暑い、暑い夏。それでも、やっと盆入りまで来た。岐阜の地では盆に入ると朝晩は涼しくなると思っているのだが今年はどうか。咲く花が少なくなった。そんな中で白と薄いピンク色の花が咲いている。ペンタスである。他に赤い花もあるようだ。
薪置き場の一角に大きな葉を持つ茎が伸びて来た。猩々草である。花の周りの葉が綺麗な橙色に変わってきた。葉色が変わる草花では半夏生が知られている。半夏生が葉の全体が白く変わるのに比して、猩々草では大きな葉の一部だけの色が変わる。赤く変わる種類もあるようだ。
前の田にシロサギ・アオサギそしてカモがこのところ毎日、姿を見せてくれる。左はシロサギそして右はカルガモだろう。稲が伸びた田の中を長い首から上を見せて歩く姿は現実離れした楽しさがある。
高砂百合が庭・畑のあちこちで咲き始めた。花の形が鉄砲百合と似ているが花が少し長いように思う。ホソバテッポウユリの名もある。伸びつつあるフジの蔓を切ろうと見上げるとえっ!花が咲いている!5月後に咲いたフジ、完全な狂い咲き、楽しいものだ。
木の花の狂い咲きは珍しいものではなく、この地に多くの木がある桜・プラム・梨では10月を過ぎた頃によく見かける。狂い咲きにはもう一つの意味で”盛りを過ぎたものが、ある一時期、勢いを盛りかえすこと”と言うのがある。花の場合は返り咲き(帰り咲き)の言い方もある。毎年のように秋に咲く桜、”なんでやねん”と問うような狂い咲きではなく、返り咲きの呼び名が良いように思うのだが。
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