チラホラと咲き始めた木の花がある、ムクゲ(木槿)だ。毎年、幹だけを残し刈り込むのだがそこから真っ直ぐ伸びた枝に花を付ける。写真でもツボミがたくさん見えるがこの花、9月ぐらいまで咲き続ける。淡い紫色の花、涼しそうで良い。
赤い実が生るのを楽しみに植えたようだが何年経っても実が生らない、そして紅葉もしないまま葉が枯れる。調べてみるとどうも西洋ニワトコのようだ。漢名は接骨木。何故、この漢字と不思議に思い調べてみたら木を煮詰めたものを骨折した患部に湿布して用いられていたようだ。”骨を接ぐ木”と言うところか。
和名はウイキョウ(茴香)、そして英名はフェンネルの花だ。茎が長く伸び背丈を超え、2mぐらいに達した。香りの良さから香辛料として使われるほか薬草でもあり、消化機能を助ける・風邪予防更には免疫力アップにも効果があるとされているようだ。
7月はユリが咲き始める季節とも言える。一番手は懐かしい花、鉄砲ユリだ。小学生のころ、学校の通学路で風に揺れていたのを思い出す。年を取ってから覚えた花の名は直ぐに忘れるが幼きにして覚えた名は頭の奥深くに刻まれているか直ぐに名が出てくる。ユリ類はこの鉄砲ユリを皮切りに、鬼百合・ヤマユリそしてカサブランカが同じころに咲き、最後は高砂百合が長く咲き続ける。
蝶がよく蜜を吸いに来る花が咲き始めた、カワミドリの花だ。カワミドリは薬草でもあり芳香性健胃薬として食欲不振・下痢などに用いられてきたようだ。このカワミドリ、蝶が好きな花と言われるブットレアと花の形状が似ている。蝶にとって蜜が吸いやすい形状だと思える。幼虫を育てるウマノスズクサを育てていることから多く飛ぶジャコウアゲハも蜜を吸っているのをよく見かける。
東側の土手のアジサイの近くに赤く見える花が広がっている。アルストロメリアの原種の花で、プルケアの名があるようだ。強い花でほかの場所で枯れたように見えた根付きの草花を捨て置いていたらここまで広がった。
以前に紹介したアルストロメリアも載せておいたが親族と思えることが。やっぱりこの花も葉が全て捩じれている。我が友でも少々捩じれた奴はいる、いや人の多くは何処か少しは捩じれていると言っても良いのかも知れない。それが個性となるのではないだろうか。過ぎたるは猶及ばざるが如し、で捩じれ過ぎは対応に苦慮しそうだが、花も人もこの少々の捩じが楽しいように思える。過日、悪友連で昼飯で集まったときに”真っ直ぐな輩はいないな、どこか変”と言うと”類は友を呼ぶって言うやろ、元凶やで”と返ってきた・・・ムムム。
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