今、京都・奈良を中心に”仏像春の特別公開”が実施されている。興福寺では南円堂と北円堂の両堂が同時開催されている。北円堂は毎年、春・秋の特別公開で拝観できるが南円堂は何年ぶりかの公開のようだ。そんなに大それた話でもないが草花にも同じようなものがある▼ヤブレガサ(破れ傘)と言う草花である。写真1は4月10日に撮影したものである。芽が出た直後はこの状態にある。写真2は昨日(27日)の撮影である。すっかり葉が開き切りヤブレガサの名前に相応しくなっている▼この草花、花茎がない。調べてみると若い個体は葉1枚のみで終わる。年数が過ぎ、栄養が蓄積されると何年かに1度、花茎を出し花が咲くようだ▼写真3、4は咲き始めた十二単(ジュウニヒトエ)の花である。これから長期間に渡り、上に上にと花をつける。花が幾重にも咲く様子を十二単の衣装に似ているからの名前である▼ヤブレガサの花は夏期に咲くようだ。寺院の話ではないが特別公開を待つしかない。”男やもめに・・・ 女やもめに・・・”と言う言葉がある。ヤブレガサでも花が咲くのだ、俺も頑張ろう。イヤ、がんばってはいけない、女房は健在である。
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