goo blog サービス終了のお知らせ 

花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

ベルガモット(タイマツバナ) 大帽子花(アオバナ) チコリ カサブランカ グロリオサ ミンミンゼミ

2024年07月18日 | 景色

 今日7月18日、東海地方は梅雨明け宣言があった。明けるのはうれしいが、猛暑日続きになるのもなー、だ。が、今年の梅雨は暑い日も多かった。草花も大きく育ったものが多い。棗の木の下で咲くベルガモットだ。花の形状からの名だろうが和名は松明草。花びらが開いている状態だろうかと近づく。棒状の花びらが上下に開いている不思議な形状だ。

  

 青桐の根本、夏には嬉しい涼しさを感じさせる花が咲いた、オオボウシバナだ。野に咲くツユクサに似ていると思って調べてみるとツユクサの栽培変種とのこと。通称アオバナと呼ばれていて、滋賀県草津市の”市の花”に指定されているようだ。

  

 前回、紹介したチコリの花だ。大きく茎を伸ばし、その茎の途中のところどころに花を付けている。薄青い花びらが清々しい。

  

 これも前回紹介したカサブランカだ。後ろに見えるダイダイの木の高さまで伸び、たくさんの花を咲かせている。

  

 ”こりゃまた、可笑しな”と言いたくなるような花びらをしている、グロリオサの名だ。熱帯アジア・アフリカ原産のようだ。花びらが開ききっているが球状の状態が見頃の花らしい。その状態から和名でキツネユリ・ユリグルマの名がある。確かにユリの花に似ているがイヌサフラン科の花だ。

  

 梅雨明けが近くなったと感じた一昨日16日、ミンミンゼミが羽化しているのを見つけた。1枚目は殻を破り半分ぐらい顔を出したところだ。そして、2枚目は脱皮し終わり羽を乾かしている状態だ。

  

 以前から紹介しているがジャコウアゲハと言うクロアゲハの1種を飼っている(?)。蝶を飼っていると言うのは変だがジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサしか食べない。従ってウマノスズクサを育てているとジャコウアゲハはこのウマノスズクサに卵を産み付け、卵から孵化した幼虫はウマノスズクサを食べて成長。そしてサナギを経て蝶に羽化する。ウマノスズクサが植わっている場所は殆どないため蝶は他には何処かへ行っても戻ってくる。蝶は好みの草木があるようで、アゲハ蝶の1種のキアゲハの幼虫は柑橘類の葉を好む。モンシロチョウ類の幼虫は菜の葉を好む。童謡で🎵”ちょうちょちょうちょ 菜の葉に止まれ・・・”と言う歌詞がある。蜜を吸うなら葉ではなく花、と思うが”葉”と言う歌詞なのは卵を産むことを歌っていると読んだことがある。ところで、この脱皮時間だがチョウは非常に短く、羽化し始めてから30秒でサナギから抜けて折りたたんだ羽が伸び始める。今回のセミ、この頭を出した状態から動画を撮り始めたがなかなか進まない。これは脱皮途中で死んだかもとあきらめた・・・が、30分後に行ったときには2枚目の写真状態。もう少し、蚊と闘いながら我慢したら良かったかなー・・・でも蚊もつらいなー。


木苺 アスチルベ ゼニアオイ 夕化粧 ビワ&アンズの実 ジャコウアゲハのサナギ

2024年06月23日 | 景色

 木苺を育てている。ジャムを造るのが目的のようだが、つまみ食いに良い大きさでついつい・・・。黄色と赤色の2種あるが黄色の方がスッキリした味で美味しいように思う。

   

 鉢植えのようだが記憶にない花が咲いている。多分、友人から貰って来た花だろう。調べてみるとアスチルベの名だ。ユキノシタ科の多年草の植物でアワモリソウ・ショウマの別名があるようだ。

  

 6月でこの暑さ、茎が長く伸びた夏らしい花が咲き始めた。アオイ科のゼニアオイ属の花のようだ。ゼニアオイは30種類近くあるようだ。花弁間が空いている花、多少とも涼しさがある。

  

 ピンク色の小さい花があちこちで咲いている。こぼれ種で広がったようで夕化粧の名だ。午後遅くに開き始め艶っぽい花色からの名のようだが結構、朝から咲いているのを見る。色もそうだが花が小さく艶っぽさを感じる。

 春先に咲き始めた花が実るのがこの頃。が、初冬に咲き始め約半年かけて実る果物もある、ビワだ。実の甘さからか虫がつきやすいため4月初めぐらいまでに袋掛けをしている。実の後ろにまだ袋も見える。そして初春の花から実った杏子(アンズ)も完熟状態になってきた。酸味があるがジャムにすると爽やかさを感じる。

  

越冬したジャコウアゲハのサナギが羽化し始めたのは4月半ば、それらの蝶が産みつけた卵が幼虫となりサナギになり始めたのが5月終わりから6月初旬。ここにきて第2世代のジャコウアゲハが飛び始めた。

  

 ”朝顔やつるべとられてもらひ水”と言う加賀の千代女の有名な句がある。ジャコウアゲハのサナギでも同じようなことが・・・。1枚目は水道蛇口近くでサナギが出来ている。ジャコウアゲハの餌となるウマノスズクサを育てている場所からは7,8m離れている。地上か壁を伝い、ここまで来たようだ。そして問題は2枚目、これは近くに置いていた作業用の三脚に付いたサナギだ。このままでは使用できないので捕獲し室内に移動した。以前には軽トラのタイヤでサナギとなったこともあった。サナギは少しでも固く安定したものに付き、サナギになる習性があるようで草花に付く場合でも葉より茎に付くことが多い。車の他、台車・三脚・杭などを使用する前にチェックする習慣が身についてきた。


大雪 池田町雪景色 ドカ雪

2024年01月25日 | 景色

 驚くほどの雪の降り方だった。”津軽海峡冬景色”と言う名曲があるが今回は随分規模は小さいが”池田の町雪景色”を紹介する。この2枚は1月24日朝7時前の景色だ。トイレに起きた午前2時前には全く無かった雪、5時間程でこの景色になった。

  

 そして25日早朝には更に積雪、50cm近くまで積もった。この里に引っ越してきてから14回目の冬だが1,2位を競う積もり方だ。プロが剪定してくれたモチノキ、前日の雪は上手く抜けていたようだが今日は団子状に積もっている。

  

 郷の雪景色だ。北の方角、保育園も雪に包まれお休みにしたようだ。そして我が家の前の道、いつもは1台や2台、車の轍が残っているものだがお昼前になっても足跡だけだった。

   

 我が家の玄関先、愛車がすっぽりと雪の中、前後さえわからない。そして車の向こうの我が家、薪ストーブを焚き続けていたためか屋根の積雪は少ない。

  

 池田山の方角を見る。木は他家の畑に生える渋柿の木、そして手前の積雪は我が家の動物除けのフェンスに沿うテイカカズラへ積もった雪だ。池田山はいつもの姿を見せてくれている。

  

 昨日、名神高速道路関ケ原インター近くでは車の渋滞が発生し、最長18時間閉じ込められた車があったようだ。我が家から関ケ原インターまでは25分の距離。我が郷は夜半から降り始めたが関ケ原近辺は朝6時過ぎから数時間で動けなくなる車が出るほど積雪したようだ。我が家の娘婿も仕事先の関ケ原手前から帰宅するのに2時間半かかったとか。積雪の速さ・多さに、改めて雪の怖さを思わされた2日間だった。  


初雪日の日の出 冠雪 水槽の氷 霜 シモバシラに出来た霜柱 漢方薬 呉茱萸湯

2023年12月22日 | 景色

 12月18日、我が郷の初雪だ。見るからに水分を多く含むベタベタの雪だが5cmぐらいは積もったろうか。積雪の中の日の出は格別、美しい。日の出前の朝焼けで段々表れる雪景色が赤く染まるさまは何時まで見ていても飽きない。

  

 北の山は流石に近くの池田山よりは多いようだ。池田山はまだ降っているのか見えない。池田山もそうだが、少し北にある山も初冠雪だ。地元の人から池田山が3度、冠雪すると里に下りてくると聞いているが今年はいきなり里にも来た。驚くことは他にもある。2,3日前には最高気温18度の日もあった。

  

 初雪から4日目(12月22日)の冬至の今朝は冷え込んだ。雪は降らなかったものの最低気温は零下だ。メダカの池もびっしり氷が張っている。金魚・メダカを飼い始めた頃は氷が張ると魚たちが息苦しそうに感じ、氷を取り除いたこともあった。今はそのままにし、氷の下で泳ぐ魚を楽しんでいる。

  

 車も霜がびっしり。現役時代ならお湯を掛けたりプラスチックの霜取り器で朝の時間がないなか焦り気味にゴシゴシやったものだ。ドアに面白い形に霜の結晶が出来ている。この形は窓からの水の流れによるもののようだ。

  

 お待ちかねの霜柱の花が出来た。草花シモバシラの根に近い茎部は小さい穴が無数に開いているようで今朝のように冷えた朝はこのような霜柱が出来る。冷え込んだ朝のお楽しみだ。

  

 持病の偏頭痛がひどくなってから2度目の年末を迎える。元々、時々は起こっていた偏頭痛が昨年の9月に入った頃から毎日、鎮痛剤を飲まないと耐えきれない痛さが続くようになった。別の病気でお世話になった揖斐厚生病院(今の西濃厚生病院)で痛みを抑える注射(毎月打つ)があることを教えられて、注射診療をしていた岐阜大学医学部附属病院で注射を続けている。お陰で発生が少なくなったが天候の悪い日はまだ起こり、別の治療薬として錠剤を1ヶ月に1週間程度は飲んでいた。が、10月19日の診察日に”これを試してみるか”と頂いた漢方薬を飲み始めて3週間、忘れもしない11月14日からピタリと止まった。その止まり方は劇的で今でも半信半疑だ。漢方薬はNo31 呉茱萸湯だ。(植物 呉茱萸湯は11月6日のブログで紹介した。)偏頭痛が起こらなくなって1ヶ月を過ぎた。偏頭痛対策は漢方薬の他にも、血流を良くする薬・運動など色々と試しているので何の効果が出ているのかは定かではなく、今もまた起こるのでは?の不安はある。年内起こらなければと思っているが・・・良い正月を迎えられるかなー。

 


時雨時の虹 紅葉 モミジとニシキギ 黄葉 マンサク カマツカ 池田山の黄葉 モチノキと紅葉 アカゲラ

2023年12月06日 | 景色

 12月入りである。月毎のカレンダーが最後の1枚になると♫今年も終わりですね~のメロディーが浮かぶ。異なる日の虹2枚である。今頃の時雨時、よく虹が表れる。が、今頃の虹はそれぞれの色が太くぼやける。またキレイに弧を描くのは珍しく、下部だけ見えていることが多いのも特徴だ。

  

 門の傍、ナンジャモンジャの木の下に無理やり植えられたモミジだ。”ちょっと狭い~”の声が聞こえそうだがキレイに色づいた。もう1枚は庭に中央のモミジとニシキギだ。2つとも例年通りの色づきでキレイだ。

  

 こちらは黄葉だ。大きな葉はマンサクそして、もう1枚はカマツカだ。個人的には黄葉はイチョウが葉の色が最も美しいと思うがイチョウは大木になる。個人宅では育てにくい木だ。

  

 池田山もかなり色づいた。山は総じて紅葉と言うより黄葉だ。常緑種の緑と混じる黄葉も良いものだ。プロに剪定してもらったモチノキの向こうに青空。岐阜の街が広がる。

  

 10月の終わりの日曜日(26日)、我が庭に珍客が訪れた。例によって日曜日は競馬の日、テレビ横の窓の向こうに赤いものが動いている。アカゲラではないかと窓をそっと開ける。そうだ、キツツキの仲間アカゲラだ。木はナツメ、木の皮がごつごつした感じなので虫がいるのかも知れない。

  

 以前、直ぐ近くにある梅の木にアカゲラが来たことがある、もう7,8年前の話だ。その時は”コンコン、コンコン”と言う音に気付き、探したら梅の木にいた。あまりお呼びでないカラス・ヒヨドリそしてスズメはホントによく来る。来るだけなら良いが、蒔いた種をほじくり出して食べ、咲き始めた花々の蕾を突き台無しにする。他に来る鳥は?先ずはモズでこれもよく来る。止まっている時、尻尾を上下に動かすさまが可愛い。また、虫・カエルなどを木に刺しておく”モズのはやにえ”にはギョッとさせられることがよくある。キジもよく来る、これからの寒い季節は来る機会が増える。けたたましい声で”ここにいるぞ”と知らせるように鳴く。”雉も鳴かずば撃たれまい”の言葉の意味がよくわかる。