”競馬、競輪、麻雀、オイチョカブにコイコイ、私は賭けごとが好きです。人生での選択は賭けだと思っています。受験校の決定、就職先の選択・・・。自分で選んだ会社、頑張ります”。就職して最初の職場の朝礼で偉そう(今、思えばだが)に話した記憶がある。まだ、競馬も競輪も更には麻雀も知らない時だった▼麻雀歴は40年近くになる。独身寮に住んでいる時に始めたのだが1人が知っていて3人が教えてもらう形でのスタートだったため、たくさんの授業料を払わされた覚えがない。先日、この時の人たちではないが古くからのジャン友で卓を囲んだ。いつもながら言いたい放題の楽しい麻雀だった▼麻雀はツキ3分、実力7分とよく言われるが実力は麻雀の技量もあるが、場の流れを読んでツキに乗る力が大きな部分を占めるのではないかと思う。ツキを呼び込む力があり、そのツキを持続出来る人は強い。▼麻雀の楽しさはその時に置かれている立場で出来ることを大局的に捉え進めることと、選択肢が多い中で決断を瞬時に行うことが常に求められ、これを自分の意思で実行し成否が出てくることではないかと思う。自分が積もる時は勿論だが他人の番でも泣くか泣かないかなどの判断が付き纏う▼研究段階のようだが麻雀がボケ防止(認知症予防?)に有効ではないかと言われている。手作りと言う形を創造し進めることと瞬時に考え判断することで脳が活性化されるのだろうか?今度から”病院・リハビリに行って来る”とジャン荘に行こう。
芥川賞作品はもう読むのは無理だなと年齢を感じてからもう10年近くになる。金原ひとみさんの”蛇にピアス”以来、挑戦したことはなかった。今でも読書はジャンルを限らず趣味の1つで読んでいる。が、やはり直木賞系が多く純文学と呼ばれるものは殆どない▼今回、発表の時の”もらっといてやる”そして授賞式での感想なしでの”ありがとうございました”だけの発言の話題性に野次馬根性が働き購入した▼残念ながら善し悪しを判断できるだけの技量は持ち合わせてないので評価は出来ない。が、時代背景が昭和63年と昔が臭い、言葉使いが中国・四国を思わせることで懐かしく読んだ▼短い文が多く、テンポよく2時間ぐらいで読み終えた。書き出しのどぶ川の描写がうまく感じられ情景を浮かべることが出来たのが、一気に読むことに繋がったのかも知れない。理解できたとは言えないが何か残る作品であった▼小説が最も多かったが本はかなり有していた。もう読むことはないと引っ越しのときに多くを処分した。池波正太郎、藤沢周平両氏の他、山岡荘八”徳川家康”更には世界文学全集などを持ってきた、池波、藤沢両氏の作品は何度も読見返しているがトルストイは眠るだけになりそうだ。