私が所有している居合刀。もちろん真剣ではありません。
上の画像、赤い下緒が結んである方が、入門して初めて買った居合刀。この3月の初めまで稽古で使っていました。
長さは2尺2寸、鍔は四方龍、目貫は鳳凰、柄頭と縁金具は龍。
チョイスのテーマは、「想像上の動物」シリーズ。
刃文は菊一文字の写し。
刀を上手く扱えない超初心者の頃から使っていたので、鞘の鯉口は傷だらけ、鞘の内側もかなり削れてしまっています。
制定10本目に失敗して思いきり鞘を割り、糸を巻いて漆を塗って補修して使っていました。
また、不注意で壁にぶつけ、微妙に刀身が曲がってしまっています。
それにしても、鞘の割れるパキッという音といったら、何とも言えず不吉ですね(笑)
私のところにやってきた刀、かわいそうなほどくたびれてしまいましたが、2尺2寸が少し短く思えてきたので、少し長い2尺2寸5分の刀を新調しました。
上の画像、薄紫の下緒を結んであるのが新しい刀。3月の上旬から使っています。
前の刀と同じく鍔は四方龍、目貫は鳳凰、柄頭と縁金具は龍。
チョイスのテーマは、再び「想像上の動物」 (笑)
いろんなデザインがあるんだし、せっかくなんだから違うシリーズにすればよかったものを、何故また架空の動物の組み合わせを選んだのか…
刃文は兼定の写し。
新しい刀は、関の刀屋さん、濃州堂の出身です。
刀を少し長くした分、納刀の感覚が違って、刀を持ち替えた当初は少し納刀がおぼつかなくなりましたが、慣れてみるとこちらの刀の方が振りやすい。
刀を振ったときに前の刀とは違う刃音がします。ピュッというような少し高い音になりました。
バランスが変わったのでしょうが、前の刀よりあまり重さを感じず振りやすく止めやすくて、刀を替えただけなのにちょっと上手くなった気がしました。。
あくまで、「気がした」だけです。実際に上手くなったかどうかはわかりません(笑)