怒り 2016-05-09 22:58:38 | 読書、音楽、映画 吉田修一作品を読んでいる。 とりあえず『怒り』を読み終えた。 果たして、このタイトルはストーリーに合っているのかという疑問もあるが、 たしかに登場人物たちはそれぞれに怒りを抱えて生きているのだ。 それが裏切りなどのわかりやすい怒りだったり、 家族に対して長年抱えている静かな怒りだったりする。 この小説は映画になり、9月公開である。 「怒り」予告 妻夫木聡が出演してるのでぜひ見たい。 なんと、ゲイの若者を演じている。
虚栄心 2016-05-06 06:22:09 | 読書、音楽、映画 THE DEVIL'S ADVOCATE (1997) - Official Movie Trailer 『ディアボロス/悪魔の扉』(1997) 原題は"The Devil's Advogate"で「悪魔の弁護人」。 キアヌ作品ということもあって何度か見ている。 (私は大のキアヌファン) 負け知らずの若手敏腕弁護士ケヴィンをキアヌ・リーヴス、 ケヴィンの妻メアリーをシャーリーズ・セロン、 悪魔の大物弁護士ミルトンをアル・パチーノが演じている。 超大手事務所を率いるミルトンにケヴィンが引き抜かれる。 そして妻とともにニューヨークへ移り住むところから不幸が始まるのだ。 都会的で美しい同僚弁護士に目移りしてしまったり、 仕事が忙しくなったりで家庭をかえりみなくなっていくケヴィン。 フロリダでは元気いっぱいだったメアリーはどんどん精神を病んでいく。 初めは真面目な法廷サスペンスのように話が進んでいくのだが、 所々にホラーなシーンが散りばめられている。 終盤ではミルトンが思いっきり悪魔で、やっぱりホラー映画だったのか~の展開。 ケヴィンは、虚栄心と金のために本当は有罪であるはずの依頼人を無罪にしてきた。 結局、この物語はケヴィンの夢、幻覚だったのだ。 目覚めたケヴィンは担当中の事件の弁護人を降りるのだが・・・ そこにも悪魔の罠が潜んでいたというオチである。 まず、大好きなキアヌが出ている時点で大好きな映画。 さらに、めっちゃかわいいシャーリーズ・セロンが共演ということで ますます評価が上がるのだ。 『青い鳥』のときの夏川結衣のように、この映画でのシャーリーズ・セロンは無敵である。 で、改めて見てみたのだが、アル・パチーノの胡散臭さがすごくいいね。 キアヌはさらっとした薄い役者なので、あくの強いアル・パチーノとけっこう合っているように思う。 度々見たくなる映画である。
堅気になれなかった男 2016-05-06 05:05:17 | 読書、音楽、映画 Carlito's Way (1993) Trailer 『カリートの道』(1993) 元ギャングの男が、出所後に堅気になろうとするも夢かなわず死んでいくというストーリー。 もうあと少しで恋人と一緒に南国へずらかることができたのに。 チンピラの若造を殺さずに逃がした時点で、最後はこいつにやられるのだなぁと。 カリートは堅気になろうと頑張るのだが、まわりがいろいろと足を引っ張るのだ。 アル・パチーノかっこいいね。
ANTHEM 2016-05-04 23:24:12 | 読書、音楽、映画 ANTHEM - VENOM STRIKE LOUD∞OUTフェス楽しかったよ。 4バンドの中で森川さんの歌が一番うまかったなぁ。 ANTHEM / Onslaught ラストはOnslaughtを森川之雄バージョンで聴けた。 個人的にはやはり英三さんのほうがしっくりくるけどね。 しかし、Anthemの曲は上がるね。
天使に救われたダメ男 2016-05-04 22:25:50 | 読書、音楽、映画 Buffalo '66 (Christina Ricci) Moonchild 『バッファロー '66』(1998)という映画。 ヴィンセント・ギャロが監督・主演、恋人役をクリスティーナ・リッチが演じている。 主人公ビリーは怒りっぽくて横暴、神経質で潔癖症のダメ男である。 刑期を終えたビリーが刑務所を出るところから映画は始まる。(実際は無実。) 両親には刑務所にいたことを言っていない。 政府関係の仕事をしていて、結婚もしていると嘘をついている。 (結婚はおろか、これまでに恋人がいたことすらない。) 実家に妻を連れていくことになったビリーは、 たまたま近くにいたレイラを拉致して妻役を演じさせることにするのだ。 レイラはなんと、うまく妻を演じ両親に気に入られまでする。 アメフトの試合に夢中な母親と、息子にやたらと厳しい父親。 どうやらビリーは寂しい子供時代を過ごしたらしい。 この一家のやりとりから、ビリーは根は優しくて純粋な男だということがわかる。 レイラは次第にビリーを好きになっていく。 ビリーが故郷に帰ってきたのにはもう一つ理由があった。 自分が刑務所に入ることになった原因の人物を殺すこと。 ビリーとレイラはホテルで風呂に入って温まり、ベッドに横になる。 ビリーも次第にレイラに心を開いていき、レイラの胸で眠る。 運命の時間となり、ビリーは部屋を出ていく。 レイラはココアを買って戻ってきてほしいと訴える。 (レイラは熱々のココアが好きなのだ。) ビリーは目的の人物のいるストリップ劇場に行く。 相手を射殺し自分も死ぬ予定だったのだが、 自分が死んだ後も変わらずに好き勝手やっている両親の姿が目に浮かぶと、 急に馬鹿馬鹿しくなって殺しを止めるのだ。 レイラの好きなココアとハート形のクッキーを買ってホテルに戻りハッピーエンド。 この頃のクリスティーナ・リッチはまだ十代で、かなりぽっちゃりしている。 作品的にはこのぽっちゃり感がちょうどよかったと思われる。 そういえば、私は昔、彼女に似ていると言われていたのだ。 クリスティーナ・リッチ本人というよりも、アダムス・ファミリーのウェンズデーだったのだが。 お化けに似ていると言われるのもビミョーなものだ。