クワイエットルームにようこそ
『クワイエットルームにようこそ』(2007)。
原作は松尾スズキの小説で、
松尾スズキ自身による脚本・監督で映画化された。
ある朝、主人公の佐倉明日香(内田有紀)は目覚めると見たことのない白い部屋にいた。
どうやらベッドに両手足を固定され寝かされているらしい。
どこかから、女の叫ぶ声が聞こえてくる。
まるで『ドグラマグラ』の世界のよう。
その白い部屋は精神科の閉鎖病棟の一室で、クワイエットルームと呼ばれている。
明日香は、なぜ自分がクワイエットルームにいるのかわからなかった。
閉鎖病棟でいろんな患者と触れ合う。
摂食障害のミキ(蒼井優)は「世界の仕組みに気付いてしまったから」食べられないのだと言う。
明日香はやがて、自分の身に起きたことを思い出し見つめ直すようになる。
あまりに辛い記憶に蓋をしていたのだ。
この映画はコメディタッチだけど、内容はけっこう重たい。
人間、辛いことを笑いに替えないとやっていけないときがある。
笑わないとやっていけないというのもあるが、
どん底の自分を冷静に見ると何だか笑えてくるというのもある。
死ぬよりは笑ってやり過ごせるほうが断然マシだと思うのだ。
『クワイエットルームにようこそ』(2007)。
原作は松尾スズキの小説で、
松尾スズキ自身による脚本・監督で映画化された。
ある朝、主人公の佐倉明日香(内田有紀)は目覚めると見たことのない白い部屋にいた。
どうやらベッドに両手足を固定され寝かされているらしい。
どこかから、女の叫ぶ声が聞こえてくる。
まるで『ドグラマグラ』の世界のよう。
その白い部屋は精神科の閉鎖病棟の一室で、クワイエットルームと呼ばれている。
明日香は、なぜ自分がクワイエットルームにいるのかわからなかった。
閉鎖病棟でいろんな患者と触れ合う。
摂食障害のミキ(蒼井優)は「世界の仕組みに気付いてしまったから」食べられないのだと言う。
明日香はやがて、自分の身に起きたことを思い出し見つめ直すようになる。
あまりに辛い記憶に蓋をしていたのだ。
この映画はコメディタッチだけど、内容はけっこう重たい。
人間、辛いことを笑いに替えないとやっていけないときがある。
笑わないとやっていけないというのもあるが、
どん底の自分を冷静に見ると何だか笑えてくるというのもある。
死ぬよりは笑ってやり過ごせるほうが断然マシだと思うのだ。