A Clockwork Orange (1971) trailer
『時計じかけのオレンジ』(1971)
アンソニー・バージェスの小説をスタンリー・キューブリックが映画化した。
近未来のロンドンで暴力に明け暮れるアレックスら少年グループ。
家庭や学校で暴力をふるうわけでもなく昼間は大人しいアレックスだが、
夜になるとドラッグ入りのミルクを飲みにバーへ行き、
街へ繰り出しては残虐な行為に耽っている。
あるとき、押し入った家で女性を殺してしまう。
仲違いしていた仲間たちに裏切られ、一人逮捕され14年の実刑判決が下される。
刑務所では、牧師に気に入られたりと模範囚として大人しく過ごす。
2年経った頃、刑期短縮のため更生目的の新療法に志願する。
医療施設で2週間の治療を受ける。
ある薬を投与され、残虐な映像を強制的にひたすら見させられるというもの。
目を金具で固定されまばたきすら許されず、薬のせいで吐き気に襲われる。
この治療により、アレックスは暴力行為に生理的拒絶を示すようになっていた。
治療を終え更生したとみなされたアレックスは出所する。
家に帰ると、両親の元には見知らぬ若者が座っていた。
両親はその若者を息子だと思い、下宿させているのだ。
居場所を失ったアレックスは両親の元を去るが、
今度はかつて自分が暴力をはたらいた人々に痛めつけられることになる。
やり返そうと思っても、暴力行為に出る前に猛烈な吐き気が襲う。
されるがままのアレックスはついに自殺をはかることになる。
一命をとりとめ病院で治療を受けるが、どうやら頭の中をいじられたよう。
最後には元のアレックスに戻っていたという話。
暴力シーンが多いから、後味悪い系の映画である。
後味悪いだけでなく、見ている最中から胸糞悪くなってくる。
暴力ふるってる本人は歌を歌いながら楽し気で、
映像が美しいこともあってそれほど残酷に感じさせない。
そこがまた胸糞悪いのである。
話が大幅にズレるが、先日、職場の同僚と言い争いになった。
お酒の場で、みんな日頃の鬱憤が爆発したのだ。
パワハラを繰り返している同僚がいて、彼女に対してみんなで怒りをぶちまけたのだ。
彼女のせいでもう何人も仲間が辞めたり異動になっている。
だいぶ年上の人だし、今までみんな遠慮して何も言えなかったのだ。長さえも。
また一人辞めることになり、いい加減堪忍袋の緒が切れた。
これ以上放っておくとますます図に乗って酷くなる。
それでみんなで一人を攻撃する形になってしまったというわけだ。
非常に後味が悪い。
暴力には暴力でしか対抗できないのかと虚しくなったよ。
だけど、彼女はショックを受けたというよりは
怒りでどうしようもなくなっているといった様子だった。
自分は正義だと思い込んでるから、人を傷つけているという自覚がまったくないのだ。
こちらの言い分は伝えたから、もうこれ以上やり合うつもりはない。疲れるし。
どうせその彼女が変わるとも思ってないしね。
『時計じかけのオレンジ』(1971)
アンソニー・バージェスの小説をスタンリー・キューブリックが映画化した。
近未来のロンドンで暴力に明け暮れるアレックスら少年グループ。
家庭や学校で暴力をふるうわけでもなく昼間は大人しいアレックスだが、
夜になるとドラッグ入りのミルクを飲みにバーへ行き、
街へ繰り出しては残虐な行為に耽っている。
あるとき、押し入った家で女性を殺してしまう。
仲違いしていた仲間たちに裏切られ、一人逮捕され14年の実刑判決が下される。
刑務所では、牧師に気に入られたりと模範囚として大人しく過ごす。
2年経った頃、刑期短縮のため更生目的の新療法に志願する。
医療施設で2週間の治療を受ける。
ある薬を投与され、残虐な映像を強制的にひたすら見させられるというもの。
目を金具で固定されまばたきすら許されず、薬のせいで吐き気に襲われる。
この治療により、アレックスは暴力行為に生理的拒絶を示すようになっていた。
治療を終え更生したとみなされたアレックスは出所する。
家に帰ると、両親の元には見知らぬ若者が座っていた。
両親はその若者を息子だと思い、下宿させているのだ。
居場所を失ったアレックスは両親の元を去るが、
今度はかつて自分が暴力をはたらいた人々に痛めつけられることになる。
やり返そうと思っても、暴力行為に出る前に猛烈な吐き気が襲う。
されるがままのアレックスはついに自殺をはかることになる。
一命をとりとめ病院で治療を受けるが、どうやら頭の中をいじられたよう。
最後には元のアレックスに戻っていたという話。
暴力シーンが多いから、後味悪い系の映画である。
後味悪いだけでなく、見ている最中から胸糞悪くなってくる。
暴力ふるってる本人は歌を歌いながら楽し気で、
映像が美しいこともあってそれほど残酷に感じさせない。
そこがまた胸糞悪いのである。
話が大幅にズレるが、先日、職場の同僚と言い争いになった。
お酒の場で、みんな日頃の鬱憤が爆発したのだ。
パワハラを繰り返している同僚がいて、彼女に対してみんなで怒りをぶちまけたのだ。
彼女のせいでもう何人も仲間が辞めたり異動になっている。
だいぶ年上の人だし、今までみんな遠慮して何も言えなかったのだ。長さえも。
また一人辞めることになり、いい加減堪忍袋の緒が切れた。
これ以上放っておくとますます図に乗って酷くなる。
それでみんなで一人を攻撃する形になってしまったというわけだ。
非常に後味が悪い。
暴力には暴力でしか対抗できないのかと虚しくなったよ。
だけど、彼女はショックを受けたというよりは
怒りでどうしようもなくなっているといった様子だった。
自分は正義だと思い込んでるから、人を傷つけているという自覚がまったくないのだ。
こちらの言い分は伝えたから、もうこれ以上やり合うつもりはない。疲れるし。
どうせその彼女が変わるとも思ってないしね。