約20年前に業務で作成した論文風?提案文を元にその後の知見を加えて増補した文が、放送大学宮城学習センター「研究集録」の中の一篇としてようやく陽の目を見ることになった。
一昨年「研究入門ゼミ」「以前何か取り組んできたものが有れば何でもいいから」と言われて急遽プレゼンテーションしたのがきっかけで、ゼミのA教授から論文として,いちから書き直してみないかと勧められ約一年前に着手した。参考図書や関連文献を探し、書いた文章の証左を得るのに苦労した。また、書き進めてゆく度に思いついた事柄を付加していったので、、重複個所があったり項目が前後したりと、整わず整理するのに手間取った。
写真は当時から保存していたものをスキャンし、古い新聞記事は図書館のデジタルデターベースを利用した。
教授にお教えいただき、ネットでgoogle Scholar(グーグルスカラー)や、Cinii(サイニー)、Opac(オーパック)など閲覧した。最近論文の剽窃などで厳しくなっているのでかなり慎重に作業を進めた結果長年月かかってしまった。
また、在職当時得た知見を退職後著作する際の著作権の法的な判断を仰ぐため、弁護士事務所や、著作権センターに確認するなど執筆上の確認作業も済ませて、文章が晴れて陽の目を見る事が可能となった。
嬉しい、段ボール函一つ分の苦労して集めた貴重な資料を捨てなくて本当に良かった。また、幸運な事に放送大学で元大学院博士論文審査の主査をなさっていた教授に巡り合い、論文の書き方のイロハから直にご指導をいただけたのは幸運だった。実証試験でお世話になった元事業所に文献を持参して御目通し願う事がまだ残っている。
最近カラスが繁殖期を迎え巣作りの季節になった、因みに論文のタイトルは「人工巣によるカラスの営巣箇所誘導の試み」である。
これはあくまで原版資料、3学生の論文が収録予定