DVDに撮った薪が燃えながら爆ぜる映像を暖炉の筐体に納めた新規格商品「デジタル暖炉」を発案し自らプロトタイプを製作し仙台ビジネスグランプリ2001に応募した処賞を戴いた。
定年2年前希望退職に応募し退職。勇気百倍新製品で起業しようとしたことが25年前有った。事業計画を練り果して大衆に受け入れられるのか損益計算をしたりした。この新商品をかぎつけラジオ局も取材に来るなど、当時まだ珍しいインターネットで商品を紹介したり、住宅展示場に出向いて新商品の売り込みに行ったりしたりと忙しく事業展開成功を夢見た。
結局失敗したら退職金を含め全財産を失うという慎重な家人からの諫めもあり、リスクを考えて途中で退却したが、その時見本として制作したプロトタイプを今回不用品として処分した。
木製の筐体に炎が見えるようにガラスを嵌めモニターで映像と音響で臨場感出すことにしたもの。更に下部には温風ヒータを内蔵、天板下には木酢液を温めて木材が燃える匂いを出すという手の込んだ趣向。製作当時はDVDが未だ高価格で製品価格が一般市民には手が出せない高価格となり普及には時期尚早と判断し途中撤退した次第。その筐体を無用の長物と解体処分した。頑丈に製作したのでバラスのに大変だったが、先日ゴミとして処分した。若さに溢れヤル気まんまんの元気時代今は懐かしい。
授賞式でプロトタイプと記念撮影