玉ノ井親方定年。

こんにちは、幸東です。




本日、玉ノ井親方が定年を迎えました。

約５０年間の相撲人生の終わりです。



今朝は普段通り稽古が始まりました。

自分は稽古の最中から・・・。

「親方は今日で最後なんだな」と思いながら稽古をしていました。

別にいなくなるわけでもないですが何か寂しい気持ちです。



自分が入門するとき入りたくなくて親方にツンとした態度をとっていました。

新品のスニーカーを差し出してくれたのですが

貰ったら負けと思っていたので断ることもありました。

いまでも親方にその話をされますが笑い話になっています。



そんな態度をとっていても入門することになり親方は

あたたかく迎え入れてくれました。

相撲のことなど何も知らない自分に懸命に指導してくださいました。

いまでもできない自分に何度でも指導してくれます。





厳しい一面もありますがいつも気さくに声をかけてくれる親方。

ちゃんこの時間に親方が食べ終えても弟子に混ざり

話をして笑いまるで父親のように明るくやさしい笑顔を自分たちに見せてくれます。



自分は付き人もさせてもらい今日も背中を流したのですが

今日は何か違う気がしました。

いつも親方の背中を赤くなるほど強くこするのですが

親方の背中からも少し寂しさが出てた気がします。



稽古が終わったときも親方の思いがけない言葉に感極まってしまいました。

今日で俺は最後だけどもお前たちはこれからもがんばらなきゃと。



まわりの人みんなに愛された玉ノ井親方はこれから隠居生活ですが

趣味のゴルフに精を出されると思います。

ぜひ楽しい生活を送ってもらいたいものです。

これからも何かとお世話になるかとは思いますが

今日という日まで本当にご苦労様でした。

そしてありがとうございました。

力士一同これからも親方から教わったことを生かし

相撲道を突き進んでいきたいと思います！




本当に本当にありがとうございました！！