ご報告 7月8日18時30分から20時三鷹市井の頭コミュニティセンターで、史跡玉川上水整備活用のための作業説明会がありました。参加者は30名前後、昨年の説明会より参加者は少なかったですが、活発な質問や意見などがありました。
はじめに富永境浄水場長から、上水は地域ごとに植生が多様であり、維持管理に理解協力を願いたいというご挨拶がありました。次に三鷹市緑と公園課1名、水道局からは、施設管理、経理部用地担当、経理部管理課、浄水部、小平事業所10名ほどの自己紹介がありました。維持管理の小松さんもいらしていました。
次に例年どおり、樹木処理作業、法面整備箇所についてスライドをみながら水道局からお願いがありました。また、三鷹市の法面整備予定箇所は、東橋から長兵衛橋、宮下橋と説明がありました。次に昨年度の説明会における質問への回答がありました。
そして、質疑応答に入りました。出席した方の10名以上半分近くが意見や質問をしました。まず、鈴木さんが、昨年行った質問「崩落量の調査を行っていますか」について回答「崩落量調査は行っていないが、測量を行い、その結果で対策箇所・範囲を決めている」それについて、鈴木さんが異議を唱えました。水道局は、8年で1メートル後退している東橋を整備箇所に決めたそうですが、鈴木さんが何箇所も法面を1年調べた結果、1ミリも後退はしていなかったそうです。
私も東橋が気になっていたので、状況を伝えました。ヒノキの大木の伐採した後に崩落量は増える。どの箇所も大木を伐採したあとに法面崩落がおき法面整備になる。法面整備は幅が広いほど環境へ影響あるし、お金もかかる。狭くてすむよう植生管理はできないか。東橋は周辺の竹林から上水内に入っていたが、ヒノキ伐採後に竹林が拡大した。竹林は法面に影響あるので抑えたほうがよいと小平事業所に伝えてある。これについては、現地確認するそうです。また、外堀浄化の取り組みで施設整備や伐採は必要だが、多く続くと生物多様性の確保や水路の生物、カモ、トンボ、カメなど減っている。モニタリングもないので、それらが見られる環境であるようにと伝えました。
皆さん、それぞれ熱い思いを行政に伝え時間が足りないほどでした。
大塚 惠子
以下は大塚さんから送られてきたスライドの一部です(高槻)