多摩川ぶら~り

多摩川をぶら~りぶら~りと散策し、そこで見つけたことを描いてみると・・・。

夏は終わりに

2011-08-29 | 多摩川
ツクツクボウシが鳴き出した。
単調な音を重ねて無く蝉と異なり、特有の旋律がある。
小学生の夏休みは母の実家で祖父や叔父叔母に歓待されて過ごした。
近くに小学校があり、同級生の従姉妹と校庭でよく遊んだ。
ツクツクボウシを捕まえるとその楽しさは終わりを告げた。

写真は世田谷区玉堤の岸辺にて

榧(かや)の実

2011-08-26 | 多摩川
昔、隣村に大きな榧の木があった。子供達は危険を顧みず登ってその実を採った。
緑の果皮を剥くと茶色い鉄砲玉のような種が現れる。
その先端をカットして中の胚珠を取り除く。これが難しい。茶色い殻は固いのだが切り口は壊れやすいのだ。
くり抜いた種の殻を縦にして唇に当てて、切り口を吹くとピーと音がする。
種の大きさや切り口により固有の音色がする。それぞれ自慢の笛だった。

写真は兵庫島(世田谷区玉川)の榧

つかの間の富士

2011-08-25 | 多摩川
秋を見つけに河口まで              海は鉛色 空はぼやけた白
風は強く 生ぬるい                夏も秋も見つからない
帰りがけ 空の隙間に              黒い富士山が現れた
世界遺産に成れなくても             日本の心遺産である

写真は多摩川河口付近から撮影した富士山

グラウンドの芝刈り

2011-08-24 | 多摩川
連日の雨で芝生が伸び              グラウンドはイガグリ頭
芝刈り機が元気良く                それを刈っていく
刈られた芝が飛び                 平らな縞模様が現れる

写真は川崎市幸区古市場のグラウンドにて