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すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

航海日誌

2006-03-20 22:56:33 | 海へ
英語では、”LOG BOOK”
ブログの正式名称、Weblogのlogも、おそらくはここから来ていると思います。

先日、実物の航海日誌を観る機会がありましたが、これがスゴかった。

その日誌が在る場所は、横浜の「日本郵船歴史博物館」、
幕末期からの日本の海運の歴史が時系列で展示してあります。
言い方を換えれば、海から見た日本近代史を体感できる場所です。超オススメv
URL記しますね。 → www.nykline.co.jp/rekishi

昭和14年9月、ヨーロッパでは英仏が対ドイツ宣戦をします。第二次世界大戦ヨーロッパ戦線が火を噴くのですね。
当時すでに大西洋にも航路を持っていた日本の海運業界、ひるむことなく客船を運航していました。
2ヵ月後の11月21日、客船「照国丸」が、英国東岸ハリッジ沖で触雷し、短時間のうちに沈没してしまいます。

しかし、人的被害無し。
船長以下、乗員の尽力により、乗客・乗員全て無事に退避できました。

その一部始終を綴った航海日誌が展示品の中にありました。
筆記体の流麗な英語で、几帳面に、何時に何があり、どのように対処をして、何時に全員離船したかを克明に綴ってあるのです。
もちろん日誌をつける立場の船長はニッポン男児。
非常時にあって決してうろたえず、悠然と指示を出し、皆の退避を見届けた後
航海日誌を抱えて離船する頼もしい姿が目に見えるようでした。

乗客も乗組員も、心強かったことでしょう。
何だかジ~ンとしてしまいましたよ。

この博物館については、また改めて述べることにしようと思います。
実はコドモ時代、商船学校に行きたかったmici_konであります。
残念な事に当時は「付いて」いないと入学させてくれなかったんですよね。
「付いて」たら今頃一等航海士です。(爆)

何だか脈絡なしの本日の迷走日誌でした。
バイト忙しくって、ヘロヘロですわ~。