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ケイシロウとトークアバウト

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速球君

2019-05-31 17:23:07 | 日記

 

画像は、イメージ。

ある野球少年がいた。

高校野球ではピッチャーやったけど、うだつが上がらず、大学進学。

そしたら、

大学野球で才能開花。

豪速球投げまくり、

三振取りまくる男へと成長。

それで、

みんなから、

速球君と言われた。

とにかく、速球👀‼️速球👀‼️速球👀‼️

プロ野球のスカウトマンに目を付けられて、

プロとしてのテストまで打診された。

速球君は傲慢になり、

部員すべてを小馬鹿にした。

俺は偉い‼️俺は偉い‼️俺は偉い‼️の有頂天三唱❗

速球君にとって、

未来は征服されたも同然やった。

プロ野球に入って、

高級マンション買って、高級車買って、高級娼婦を買う喜びに心が震える。

速球君は、

気分直しに、

あまり行かない下町をぶらつく。

汚い家々の数々。

特に、

汚く、ボロく、今にも崩れるんやないか、と思われる家があった。

速球君は、ハヨ壊れろ、と、呟いた。

そしたら、

いきなり強風が吹き付け、

ボロ家の太い瓦が落ちて来て、

速球君に肩に直撃した。

ズッキンとした激痛の中で、

速球君は、

自分の野球人生の終わりを悟った。

と、

ボロ家の二階から、

オールバック白髪のジジイが現れ、

「メンチャ」と言って、頭下げた。

速球君のはらわたが煮えくり返る。

ジジイは、

日の丸の扇子を両手に持って、

「メンチャ‼️メンチャ‼️メンチャ‼️」と叫んで、踊り出した。

速球君のはらわたが焦げた!!

速球君は、

最後の力を出して、

肩にぶつかった瓦を拾い上げ、

ボロ家に投げ付けた!!

ボロ家は崩れた❗

速球君の肩も崩れた❗