
数年前のこと。
ノブミツのダチで、
学生プロレスの部長である棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は、
大学3年生という立場にあって、
学業論文と就活で大忙しやった。
やけど、
学生プロレスの方もやらなきゃいけないので、
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は、
惰性で後輩を指導していた。
そこに元気そうな新入部員の、
デリラ夏木が、
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)に、
「手加減なく稽古お願いします❗️」と元気に叫んだ!
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は、
考え事で集中出来ずに、
リング上で、
デリラ夏木の腕を取り、
捻った。
同時に、
「コリ❗️」っという音がリング上に響いた。
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は青ざめた表情で、
デリラ夏木の腕を放した。
デリラ夏木は棚卸仕狭至(たなおろしせまし)がいきなり腕を放したので、
怪訝そうな表情を浮かべた🤔
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は唇を震わせながら、
ゆっくりとリングを後にした。
デリラ夏木は不安そうに、
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)に、
「もう終わりですか?」と声をかけた。
ところが無言で棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は早足に外に出て行った。
他の部員が「片付けようぜ」と声かけしていた矢先に、
デリラ夏木は腕に違和感を覚えた。
そして、
「あれ😯ナンだろう😯腕が------痛い😭❗️❗️」と泣き叫んだ!
デリラ夏木は、
先程の、
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)に腕をとらえられた際、
肩を脱臼してたんやった。
デリラ夏木はわんわん泣きながら😭
他の部員達に病院に連れられて行った。
翌年。
棚卸仕狭至(たなおろしせまし)は無事に内定が決まった。
そして、
学生プロレスのチャンピオンはデリラ夏木やった。
2人は揃って言う。
「あの時は泣いたけど、泣いたことを前向きに前進すればすべて掴めるのさ!!」