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匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

僕が辞めた日

2012年08月09日 | 漫画映画小説ドラマ


●なんか思い出しちゃったもんで。


●わたし、こうみえても小学生の頃、サッカー部だったのですよ。

とはいっても小3~小5っつうすごくピンポイントの時期だけなんですけどね。
まあ、小5の1月に辞めたわけですけど。

当時の僕の学校終わってからのタイムスケジュールはですね、

月曜日 そろばん
火曜日 サッカー部 全体練習
水曜日 そろばん
木曜日 習字
金曜日 そろばん
土曜日 サッカー部 全体練習

という、売れっ子スケジュールでして(笑)


●そろばんと習字については、
親から

「小学3年生になったら習うもの」

と刷り込まれていたものですから、
行くのが当然と思っておりまして。

加えて小2までは学童保育にお世話になっていましたから

【ガッコ終わった後に、まずはウチに帰る】

という習性を持ちあわせておらず、
単に行く場所が変わっただけで
習慣としては同じ、といった感じで
意外とすんなりと
この事実を受け入れていたのです。


●ところが小3に上がった頃から、
今にして思えば、【自我】ってヤツが
メキメキと頭角を現し始めまして

きっかけはご多分に漏れず『キャプテン翼』の影響で
その実きっと、

【自分で始めたこと】

をやりたかったんだろうと思いますが、
その年の冬にサッカー部に入部するという決断に出るわけです。


●して、そのサッカー部は
全体練習以外の日は個人練習したり、
誰かとチーム組んで自主練“させられる”日なんですけど、
なにせわたし売れっ子なもんで、
「今日はそろばん」とか言って途中で引き上げたりしてたら
サボりだと言われましてね。

只でさえ下手くそなオマエが何さらしとんジャイ、と
責められる場面も少なくなかったりして。

このへんで「あれ?」とか思い出します。


今まで、
下校時、校門の前で

「じゃ、○時に大公園に集合なっ!」とか
「じゃ、○時にワールド(駄菓子屋)に集合なっ!」とか

約束をしたことのない自分に
そこはかとない疑問は抱きつつも
姉達が当然のようにクリアしてきた道であることもあって
「ホントは小2からやらないかんかったんだよ」という母親の言葉もあって

【そろばん習字に通えなければ間(ヒトニアラズ)】

みたいな呪縛にわたしは取り憑かれており
他の事情がそろばん習字に優先する場合がある、
という選択は僕のアタマにはさっぱりなかったわけです。

ところが、自分で始めたはずのサッカー部ではそれは許されないことらしい…。
おかしいやないけ?


●そんな違和感を抱いたまま、
それでも粛々と日常を続けて一年後、
小4の3月に
わたしはまた、ひとつの決断をしました。


空手を始めたのです(笑)

当時はクラスメートであり親友であるところのリョーちんがやってる
空手がカッコよか!
オレも強くなりたか!
かーちゃん、月謝はなんと1,000円だよっ!


とか思って始めたと思っていましたが
(そして「強くなりたい」という意味は、当時のクラス内派閥闘争を生き残るための自分なりの対策だったように思えます。昨今のいじめ問題、言葉の意味以上に他人事ではないです)

実のところは
今度こそ【自分で始めたこと】で認められたかったのでしょう。

その上、そろばんも習字もサッカー部も辞めませんでした。
まさにブレイク芸人状態。

身も心も疲弊しきったその年の冬に事件は起こりました。


…指令台から落っこちて腕折ってんねん。
あほやろ(笑)


●腕の骨折は結構ひどくてですね。
整復の権威がたまたま同席してくれてなんとか真っ直ぐに戻したものの
ショック状態ということもあり、入院を余儀なくされたわけです。

で、入院して二日目、
水曜日だったとおもいますが。

突然に訪れた非日常は、わたしに気付かせてしまいました。


「うわ、今日そろばんじゃん。……行けんじゃん」


おお。
行かなくても死なねーぞオレ。

違う日常を過ごしても、一日は終われる。


●思ったら最後、気づいたら最後。もう止まりゃしねーよ。

うわー。
ワールド(駄菓子屋)で待ち合わせしてー。
戸田川まで雷魚釣りに行きてー。
100円積み上げて、閉店までギャラガ死ぬほどやりてー。
やまちゃん家にある山のようなファミコンソフト、全部やりてー。

アタマん中、そんなんばっか。

いや、別に上に挙げたことはまったくできなかったわけではないんですけどね。
小4の夏過ぎあたりから人間関係が複雑になってきまして(笑)
前は誰々と遊んだから今日は誰々と遊ばなあかん、
でも時間ない、みたいな。
小5からは更に複雑になりましてね(笑)
オマエ、昨日はあいつらと一緒だったのに俺らとは駄目なんか、とかね。
部活の連中としかつるまんとや?俺らどうでもええんか、とかね。

もっと時間があれば、もっとうまく“こなせる”のに!
とかずっと思ってたこともあって。

思いました。

“全部”辞めちゃる。
オレは自由だ。


翌日、母親に「全部辞める」って宣言しました。
翌々日、見舞いに来た担任(あだ名は鉄仮面)に告げました。


●そいたらですよ。

鉄仮面(あだ名。仮名)が言いやがるわけですよ。





「もう一度、考えなおしてみなさい」





考えたっちゅうねん。
それこそ1年以上考え続けてきたっちゅうねん。
オマエ、オマエ、
そんな通り一辺倒の、
ドラマに出てくるような安い定型句で
オレの年月を測るなや。

とか、コドモながらに思いましたよ。

(いや、どんなに考えてたところで
それを表に出さなきゃ他人にゃ伝わらないんですけどね。
以心伝心なんぞ信じるのは身勝手の極みですよ。
音楽以外はね(笑)
問いかけは必要だと思いますけどね。特に小学生に対するオトナの態度としては)


退院の日に再び来てくれた鉄仮面に言いました。

「ですから、全部辞めます」



●退院して、学校に復帰して、最初に友達に言われたことは

「パルきんが全部罪を背負ってくれたんだ。
もう俺達はケンカすることやめたから。全員で仲良くしようぜ」

って一言でした。




オレはキリストか(笑)
やってらんね。
ヒトを派閥抗争集結のダシに使ってんじゃねーよ。
テメーらとは組まねー。
オレは自由だ。

(今にしてというか、当時から多分わかっていたのですけど。それが彼らなりの反省であり、また、目の前で大怪我したクラスメートの入院というショックから立ち直るための決意だということは。)



●鉄仮面から、サッカー部の退部は顧問に直接自分で告げなさい、と言われていたので、
登校初日の放課後に顧問、あだ名はモッコリショーに告げに行きました。

(なぜモッコリショーというアダ名なのかは伏せておきます。
しかし賢明な方なら小学生サッカー部の顧問がつけられるようなアダ名という時点でお気づきかと思います。
それでもヒントを書くならば(笑)、彼は典型的な体育会系の人物で、年がら年中ジャージで就業していました。以上ヒント笑)


さて、職員室でストーブに手を当てたまま、こちらを振り向かないモッコリショーに向かって
わたしは告げました。

「サッカー部、辞めます」

するとモッコリショーは言いました。










「一度、担任の先生と話してから、もう一度きなさい」










いや、思ったね。
コドモながらに思ったね。




















オマエラ、話、通しとけや。

















何回、往復させるつもりだバカヤロー。



●そんなこんなで、わたしの売れっ子ブレイク芸人生活は終わりを迎えました。

モッコリショーにはなんて言ったか?

翌日、もう一度言いに行きました(笑)
鉄仮面とちゃんと話したよって言って(笑)


まあでも、その後、空手だけは続けることにしたんですけどね。
理由はこのブログのどっかに書いてあります(笑)

それも【前歯・ヌンチャクで粉砕事件】を契機に行かなくなり、
一心発起して入った中学では
入学式前日に今度は左足を折り(笑)
松葉杖して入部した柔道部は一年で廃部になるという
なんとも間の悪い事件が重なって完全に精神的ヒキコモリになるわけですが(笑)


●最近は簡単に使われすぎなきらいもあると思いますが、
敢えていうなら、この一連の出来事は見事にわたしのトラウマとなって
それを克服するために高校入学を機に決めた

「始めたことは、もう辞めない」

が、いいか悪いか先のトラウマと重なって、以後の自分を形成していったものと推測します(笑)

だからいつ辞めてもおかしくなかった大学での活動とか
ジリ貧だってことがわかってた会社にい続けたのも、
決して意思が強かったわけではないんだよ、なんて
懺悔に近い気持ちで吐露したりもしてみます。

以前書いたこともある【続ければ結果が出る】は
このような経験を踏まえて出てきた言葉のように思えますが、
それはあくまで「プラスの見方」をした際に言えることであって。


●わたしの周りは優しい人ばかりで
時にわたしのことを評するときに

「慎重である」

と表現していただけることが多いのですが
それは「辞めるわけにはいかないから始めることが出来ない」だけなのかも知れません。

ですがそれはまた、
同じ事実を、違う側面から語っているだけのように思います。


なんだトラウマとか大層な言葉を使っちゃいるが、
この程度のことなど誰にでもあることであり、
たいていの場合、
20代のウチに消化・昇華しておくべきことなのであって
今更大仰に長々と書くようなことではありません。

それでもいま、
こんなことを書いてしまったのは、
冒頭の映画の内容と
先日、とある話をとある人物としていたときに出てきた

「それがどんなことであれ、またどんな結論であれ、【決めた】ってことが凄いと思うんだ」

という言葉がきっかけであり、

ああ多分わたしは
続けることが出来ているのではなくて
辞めることが出来ないだけなのではないか、

とか思ったりしちゃったわけなのです。












え?
いやわかってんよ。

【続ける】って【決め】ればいいだけの話だろ?
うるせーよ。
オマエとは組まねー(笑)

ああ、不自由だ(笑)

でも、悪くねーよ。




父の日にエリントン - 『菊地成孔の粋な夜電波』 2012年6月17日分 書き起こし -

2012年06月26日 | 漫画映画小説ドラマ


『大切なあの人やニクいあんちくしょうに曲を送りたいというオーダーに応えて、菊地さんが懇親の選曲!』という特集を組んだ日の最後のコメントを抜粋して書き起こし。

この日は父の日だったということもあってリスナーからの「父に曲を送りたい」という声が多く、何人かのリスナーの父とのエピソード・思いが載せられたメール・お便りも紹介され、それを受けての番組、締めのコメントです。

父である人、息子・娘である人、あった人、そして父親になった友人が、これを聴いて何を思うか私の想像できるところではありませんが、かつて息子であり、未だ父親になった経験のない私としては、非常に心に迫る言葉であったことは間違いありません。

ではどうぞ(ちょと長いよ)
↓↓↓↓↓↓↓↓

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私、幸か不幸か、この仕事の適格性なのか不適格性なのか、
自分でもさっぱりわからないんですが、
今のところ、子宝に恵まれてませんで。

えーー…。

「あなたの子よ」って強請られたことは何回かあるんですが(笑)
それっきりだったんで(笑)…

実際は恵まれてませんで。
父親という立場になったことは、、、ないんですね。


-(中略)-


なのでですね、空想っていや空想なんですが、
おまえが言うなよ、オマエがわかるかよ
なんて言われたらもうおしまいです。この話はね。

なんですが、私思うに、父親っちゅうもんはですね、

ガキがですね、

心からごめんなさい、と謝ろうと、
心からありがとうございます、と感謝しようと、
心からぶっ殺してやる、と憎まれようと、

実のところ、大差ないと思うんですね。
カンケーネーじゃん、て。
好きなだけやれよ、って感じだと思います。
あの、本当の本当のところは。

それよりも、奴らが気にかけていることといえばですね、
自分の息子や娘が、とにかく健やかに生きていればいいと。
それだけじゃなぇかと思うんですよね。

もう五体満足じゃなくたっていい。
とにかく生きて存在していてくれれば、
何を思ってもいいよ、
なんでも思えよ
っていうことじゃないかな、と。
私、足りねーアタマで、空想をしております。


-(中略)-



JAZZ界の父といえば、もうこの人しかありえません。
デュークことエドワード・ケネディ・エリントンですね。
エリントンのプロファイルは番組でも何度かお話していますので、割愛させていただきますが。

あの癇癪持ちケンカ番長のマックス・ローチもですね、

自分の怒りがもう不条理なまでの異常な、病的な怒りがコントロールできずに
「これ何とか沈めてくれ」っつって自分から精神病院に入った、あのおこりんぼう、チャールズ・ミンガスも

あと、あの傲慢でエゴイストのチビ、マイルス・デイビスさえもですね、

あらゆるモダンジャズメンが彼を衒いなく父としました。父とみなしました。

そしてその父はですね、バイセクシュアルだったんですね。
女たらしの、男たらし。
これはある意味、ふぞう・ちちぞう(父像)としては異様なまでに完璧だとも言えると思いますね。


二次大戦後のモダンジャズメンで、彼を代理父、父像を転位しなかったのはですね、
チャーリー・パーカーただ一人、といえます。

この、パーカーの永遠の放蕩息子性ですね、
エリントンの永遠の父性、

に関して、あまりに…歴史を…アンチ・オイディプスの物語の舞台にし過ぎるのは、いくらフロイディアンとしても野暮ったいですから、まあまあ詳しくは後ほどのお楽しみに、とさせていただきまして。

本日、父の日に、エリントンを1曲。


ヒッジョーに悩みました。
エリントンはクオリティとクオンティティを両立させた唯一のジャズメンと言われるね、
あまりにゴージャスでリュクスな父親ですからね、パーカーの100倍くらい音源があるんじゃないかと言う…(笑)

ま、その中で、選ばせていただきましたっ…!

彼の唯一無二の懐刀であり、そしてお稚児さん、ていうか愛するお稚児さんですね、であった天才作曲家、

エリントンの楽曲かと思ってたらほとんどがビリー・ストレイホーンって書いてあるのはどういうことっていうのはジャズ入門者のびっくり通過儀礼の一つですが、

そのビリー・ストレイホーンが亡くなったとき、68歳のエリントンは
追悼盤を出します。

ジャズファンにはお馴染みこのアルバムのタイトルは

『And his mother called him Bill』です。

私このタイトルに…まあ、これはなんていうか葬儀のときに牧師とかが言うクリシェだと思うんですが…とはいえですね、
地味ながらエリントンの強い感情をキャッチせざるを得ない、スね。


「そして彼の母親は彼をビルと呼んだ」


ここにですね、エリントンのこう、バイセクシュアルな、あまりに豊かな父性の介入を忖度するならば

「じゃあ自分は彼をどう呼んだか。

自分が彼の母であり、父であり、恋人ですらあった」と。

「自分はヤツの母親よりもヤツと親密だった」

という自負がですね、エンターテイメント界のトップにあったエリントンの
ある種の父の寡黙・沈黙といいますかですね、としてこう、ひしひしと迫ってくるような気がします。


このアルバムから1曲、『Lotus Blossom』つまり【蓮の花】というね、

これビリー・ストレイホーンの楽曲ですが、
既にこれ、生前から仏教的な死後の世界観というんですかね、
ブッセイによる・ブッショウ(仏性)による施しや旅、(と巡礼といったような、巡礼じゃねぇや、まあ旅!)といったようなイメージが表現されているかのような名曲です。「蓮の花」。

この曲で今夜はお別れしたいと思います。

デューク・エリントンのPiano、
アーロン・ベルのBass、
そして名手ポール・ゴンザルベスのTenorによります、
1967年の演奏、『Lotus Blossom』をお聞きください。


本日はたくさんのおたよりありがとうございました。
「菊地成孔の粋な夜電波」、
お相手はエリントン亡き、そしてついでに実のオヤジも亡き、日本ジャズ界という荒野を生きる菊地成孔でございました。



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日曜洋画劇場でダークナイト観たよ - ネタバレ?してんじゃねぇの?-

2012年06月26日 | 漫画映画小説ドラマ
ダークナイト 特別版 [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


●珍しく僕が映画館で観た映画のうちのひとつ、ダークナイトがテレビでやってたんで思わず視聴。

●実質2時間、約30分ほどのカットがあったにも関わらず、随分前に観たのでどこがカットされてたのかてんでわからなかったぜ。ワイルドだろぉ?…?

●まあことの善悪は差し置いて(だぶるみーにんぐ的な要素があります)、僕がこの映画で最も印象的だったシーン、ベストシーンは留置場でのジョーカーとばバットマンの問答シーンなのですが、

あの、逮捕されていながらも狂気的に、不遜で、余裕で、ぶっこわれてるジョーカーのなんとも言えず「キマっちまってる」シーンが雰囲気、台詞、画作り、すべてが最高でして。

とか思ってたらやっぱり


キービジュアルがあったのねん。

ストーリ造るより先に、監督のアタマの中で

「こーゆーのが撮りたいお!!」

ってことでとりあえず作られるビジュアル、にしてその作品の方向性・色合い・雰囲気すべてを伝えるためのビジュアルボード、すなわちキービジュアルのひとつに、やっぱりこの『留置場のジョーカー』があったことに、至極納得がいったのです、と言いたいだけです。



まだエックス病は治ってないよ。
めっちゃHIDE曲だな。

Duty Friend / NIKIIE

2012年06月20日 | 漫画映画小説ドラマ
Duty Friend / NIKIIE

加藤ローサに似てるような気が。


●ぶっちゃけルパン観て一気に嵌ってすぐにiTunesで購入、以後ヘビロテ。

たまんねぇーなーこのリズム、とか思ってるうちに妙な違和感がずっと気持ちの底辺で蠢いていて、今さっきそれに気づいたんで思わずブロギング。

そっかオレこの歌詞、大嫌いなんだ。


●要するに嫌われたくない症候群じゃねぇかテメー、と。

それこそ【自然といたく普通のこと】なので嫌われたくない、その感情自体は責めるつもりは毛頭ない。

ただ、自己防衛であることを(意識的か無意識的かわからんが)認めないどころか【自由になれないキミ】を気遣う態度を見せることでいわゆる【自己チュー】っつー評価から逃れようとするその姿勢。

【打ち明けてしまえるほど綺麗じゃない】とか、自己愛溢れすぎちゃって反転しちゃったマゾっ気たっぷりの自虐的な自己評価。

はっきりさせることが【キミ】を開放する唯一の道なのに、それを自分の都合で先延ばしにしておいて【優しくしてくれる度、私はツライ】とか言っちゃうその根性。

その上、なんと冒頭一発目一行目一単語目で【誰だってかわんない】と一般化して、ねぇみんなそうでしょ?と同意を求める開き直りっぷり。

【一人じゃちょっと心細いし】って、答えでてんじゃん、Aメロで。





たまんねぇな(笑)





●自分の中だけで感情をループさせるだけでどこにも終着しない状態(一種の中二病←この言葉の罪は深いよなー身動き取れなくなる)をそのまま“表現”として、成人したオトナ(笑)が用いてしまうことが、川本真琴以降アリになってしまったのは喜ぶべきか悲しむべきか。

AKBの曲に秋元が乗っける歌詞の方がよっぽど技術的には上手いと思ってしまったりもする。無駄に感情を揺さぶられることがないよね。世界観を構築するための最低限の言葉たちを集めて拾ってほしい言葉だけを的確にアピールする。コピーライティングに近いような。
ま、アイドルを売るための広告宣伝材料そのものなんだから当たり前かもしれないが。
ノイズが一つも乗っていないのはやっぱりプロの仕事だと思います。
それこそ綺麗なことしか教えない学校のようだ。

でもってそれでいいと思う。学校が綺麗じゃないことを教えたらそれは学校じゃなくなるよ。“綺麗事・おそらくはよかろうこと”を授けるところがあるから闇が存在できるんであって。
怖いお兄さん達の行き場がなくなっちゃうじゃないか(笑)
ブ○ザー○ーンの存在意義がなくなっちゃうじゃないか(笑)


●いや、【執着しないという状態】を意識的に凍結して作品にすること自体は意味はあると思うんだけどね。いぇい、オレもループしてきた(笑)

そうそう、単にオレは嫌いだっていうだけの話。だからといって存在を否定するつもりはないという話。

トマトジュースは大嫌いだけど、トマトジュースがこの世からなくなってしまえとは全く思わないよ。たまに飲んでみようかな、とか思うときもあるし(笑。そして飲まないが)。


●多分とっととぶっちゃけちゃって当事者同士傷ついちゃうのが一番の早道なんだと思うんだけど。

きっと音楽の出番はそのあとだ。


(…いやしかしDutyな関係のFriendだしなぁ。傷つくのもつかれるのもメンドくせぇってのはわかるけどなぁ。)







●まあでも、大好きなトラックに大嫌いな歌詞が乗っかってるのを聴きまくるってのは、これ、かなり中毒性があってたまらないものがあります。

なんかでそう(笑)
なるほど、だからヘビロテしちゃうんだ、と。

ま、ウラでエレピをチロチロ鳴らされるとそれだけでグっときてしまう、カンタンな男なんですけどね(あと、ソプラノサックス。DUTYで鳴ってるのはテナーだけど)。



今更ながらNIKIIE、いいスよ。
ピアノ弾きながら歌っちゃうのがいいス。
声も好きでス。
スキトキメキトキス。



阿木燿子はかっこいいよな。

いのちのレッスン

2012年05月30日 | 漫画映画小説ドラマ
●もう何年前になるかわからない。

仕事がひと段落着いて、出勤はするものの急を要する仕事がないとき。
そう、取り敢えずのアリバイ出勤をして、書類の整理でもダラダラとしながら終業の時間までをなんとなく過ごす、そんな時期に、

僕は事務所の本棚に並んでいる、キネマ旬報や月刊シナリオをよく読みふけっていた。

あれは何月号だったか。
とある号の『月刊シナリオ』の最終ページ。裏表紙の広告欄に、印字してある言葉が目を引いた。


― 人は誰でも一本のシナリオを書く内容をもっている。―


次の瞬間、自分に対する激しい嫌悪感が僕を襲った。

「あああ、なにやってんだーおれ」


●新藤さん。僕、未だ書けてないですよ。

安らかに。


いのちのレッスン (seisouノンフィクション)
クリエーター情報なし
青草書房


人は誰でも一本のシナリオを書く内容をもっている。生涯にたった一本、自分のシナリオを書いてみることもムダではない。誰のためでもなく自分のために。



『坂道のアポロン』の七話が素晴らしかった件

2012年05月29日 | 漫画映画小説ドラマ
ピアノとドラムのデュオで













ピアノとドラムのデュオで





















My Favorite Thingsを演るたぁーなっ!!!!!!




























1967年、コルトレーンの没した年に、

学園祭で、

仲違いしたふたりが、

その瞬間まで溝を埋められないまま、

一方(ドラム)がグループサウンズバンドで演奏する途中で、

電源が謎のエラーを起こしたために、

『アコースティック』の楽器だけが音を鳴らせる状態で

学校祭委員に選ばれていた一方(ピアノ)が

“場をつなぐ”という最高の“言い訳”を手に入れて、




















ピアノとドラムのデュオで



















ピアノとドラムのデュオで




















My Favorite Thingsを演るたぁーなっ!!!!!!



正確にはそのあと2曲、Someday My Prince Will ComeとMoanin'をメドレーで。



●その3曲とも6話までの間にお話に挿入されていた【曰くの曲】で

ピアノが、“学際委員として”電源事故の原因を探る最中、幕の内側でドラムの心中を聞くに至る“偶然”。

聴いた瞬間、彼のトラウマである

「転向した後、友達から送られてくることのなくなった文通の手紙、空のポスト」に

「手紙が届いている」

というイメージ描写。


でもって、サブタイトルが『ナウズ・ザ・タイム』ときたもんだ。
脚本も演出もまるで穴なし!
最高の回でした。

ええい、消されたらそれまでよ






















ちなみに自分らのはこっちー。てへぺろ。

今はもっともっと良くなってるよっ!

孤独のグルメDVD-BOX発売!

2012年05月17日 | 漫画映画小説ドラマ
孤独のグルメ DVD-BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

ナイスジャケット!


それにしても松重さんはいい俳優だなぁ…。


●さて、男やもめの面目躍如?、一人飯のバイブルが実写化されて早くもDVD-BOXで登場です。(それにしてもDVDなくならないねぇ。3年ほど前にDVDデュプリケーターを格安で手に入れられる機会があって東京に進言したら「時代はぶるーれいだよ何言ってンの?」と一蹴されたオレ、メシウマ。なんだろうねこの「今は○○」って文法。大抵需要を読み取れてない連中が口にしているような気がするよ、でーっきらいだああ口がすべった)



孤独のグルメ 【新装版】
クリエーター情報なし
扶桑社


●原作のコンビニ飯(そして買いすぎる)から病院飯までフォローする守備範囲の広さに驚愕した僕ですが、ドラマの方も実際に存在するお店でロケする、そして深夜に放送するという手の入れよう(もちろんこの企画、深夜でやるから通るんですが)。

●ちなみに僕のお気に入りエピソードは『ひかり55号のジェットしゅうまい』です。あの歯車がずれた感、たまんねぇ。何度頷いてしまったことか。まさに新幹線あるある、であり、一人飯あるある、なんです。

ま、あとは「ラストの2枚、あれが効いたな…」ですね。あの自己満足感と滑稽さはたまりません。

おすすめ。でも深夜に観るのはやめましょう。腹が減ります(笑)



なんだかんだでオムニスタジアム(アトランタのシンクロニシティコンサート)のライブバージョンが一番好き。
よかったら聴いてね!

何度目だナウシカ(笑)

2012年05月13日 | 漫画映画小説ドラマ
風の谷のナウシカ [Blu-ray]
クリエーター情報なし
スタジオジブリ


でもって

















赤いよ!!




絵が赤いよ!!








もう、とにかくそれだけ(笑)
あーこれがブルーレイが出るときに色設定をいじった云々で話題になった変化かー、確かに。
と思ってしまったわけです。

●かつてこんなことを書いたこともある私ですが、先の感想を抜きにして、今回思ったことはですね…

割とミリタリー色すごいのね…

ってことでした。
原作のトルメキア戦役の過程なんか軍事マニアが涎垂らすような展開らしい。
読んで、確かに面白いとは思いましたが、深い知識があれば更に楽しめる内容みたいですね。

うーん。読み直してみるか…

ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
クリエーター情報なし
徳間書店


やっすいのぉ~


●まあ、あとコネタとしては

「焼き払え!」って言ったあと、「なぎはらえ!」って言うとこが、言い換えるとこがかわいいなクシャナ(笑)と思いました。



●おまけ。

恒例、どこかの誰かのインデックスシリーズ。
http://youtu.be/8Ma65PO4kiA

当時の雰囲気出しまくりの単純な矩形トランジション(まあ単にエフェクト。僕がいた会社でやって貰ってた編集スタジオではオペレータさんに【DVE】って発注してました。なつかしや)の使い方一つとってもセンスがわかりますね。前半の特報に比べて後半の特報での使い方のほうがかなり理にかなっていると思います。






●ついで。


教授はさー。なにしたいんだろうね(イヤミじゃないよ)。

「ねらわれた学園」アニメ映画化だってさー

2012年05月10日 | 漫画映画小説ドラマ

「ねらわれた学園」アニメ映画化が決定! - 映画.com


公開時期は未定(笑)

まー「時かけ」も随分ウケたからねー。
監督も楽しかったりプレッシャーだったりいろいろだろな。

僕はと言えばなんとなく土曜の夕方にこのドラマ観てたの覚えてる…のかなぁ?
あいまい。
とにかく峰岸徹の目玉星人ぐあいが強烈で、ってあれは映画か?

あーなんかもーこの時期の

角川+ジュブナイルSF+大林宣彦+角川3人娘+来生コンビの主題歌

んで、時々フジドラマところにより柳沢慎吾(笑)

晴れ時々殺人(キルミー)。

って組み合わせは数が多すぎて記憶が混乱するわー。
とにかく姉貴がよく観てた。
つられておいらもよく観てた。

ええ。なんだかんだで好きですよ。




あーこの頃から河毛俊作さん、演出やってんだー。
すげーなー重鎮だなー大御所だなー巨匠だなー。

轟二郎さん好きだった。

Fly me to the moon. In other words...

2012年04月30日 | 漫画映画小説ドラマ

テロップ消えるタイミング、早いよ!(笑)


んにゃ、公式サイトにも書き起こしが上がってます。菊地成孔の粋な夜電波 4月22日放送分一部。


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(「Fly Me To The Moon」の元タイトルは「In Other Words」だという話を受けて)

松尾 だけどね、「Fly Me To The Moon」…「In Other Words」...要するに、詩人ってのは難しいことをいろいろ…

菊地 うん。

松尾 あのね、簡単なことをいろいろ難しい言葉並べて言うけど、要するに「I Love You~」って終わるわけじゃないですか。

菊地 そうですね。はい。

松尾 で、これって、夏目漱石が「I Love Youってのはどう訳したらいいんですか?」って…。

菊地 うんうん。有名なね。

松尾 彼が旧制高校のね、先生だった時に。…そしたら「『月がきれいですね』とでも言えばいいんだ」っていうのと、まったく符号してるなって…。

菊地 (笑)…そうですね。

松尾 だから、僕はすごくあの…黒人音楽とかジャズとかが好きで…。

菊地 はい。

松尾 で、そういう…好きな自分と、歌謡曲のプロデューサーになってしまった自分っていうので、すごく…なんていうか…悶々とした気分もあったんだけど…。

菊地 …そんななんか…昔のモダニストみたいな葛藤があるんですか、松尾さんにも。

松尾 ん?…ま、ちょっと気取って言ってるんですけど。

菊地 (笑)。いやいやいや、まあまあまあ。

松尾 「なんだ、こう…違う山の登り方で、結局はトニー・ベネットも夏目漱石も同じ景色を見てるんだ」っていう…。

菊地 おお~っ。

松尾 …で、腑に落ちて。

菊地 はい。…すごいセレブリティな合理化ですね、それは(笑)。カッコいいな。


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●あ~…絶対タイトル「In Other Words」の方がいいじゃーん(笑)

この回でも話してましたが、なんでもアポロ計画時の云々のノリで曲名変えたっつう話ですが。あ~なるほどね~確かにキャッチーね。
僕はと言えば、【直接言わずに月に喩える】行為をコマーシャルのために直接的表現に変えられちゃったっていう、この曲のタイトルの変遷がまた、奇しくも?皮肉に思えますよ。

きくりんの(シナトラver.のFly me~を月に持って行ってかけた、っていう逸話のくだりで)「月に行ってれば、の話ね」って相槌も、陰謀厨的な揶揄なのか、陰謀厨を揶揄した発言なのか、イマイチ微妙だ。






●ちなみに次の満月は5月5日です。









よーするにウジウジしてるってこったよ(笑)
女々しい、とか使ったら差別表現なのかね?(笑)

時代を感じる衣装だぜぇ。
カット割りが曲にあってないぞ(笑)

「坂道のアポロン」ってアニメがやってるそうですね

2012年04月24日 | 漫画映画小説ドラマ


アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック
クリエーター情報なし
ERJ


●いや人づてに聞いて、公式サイトみたんですけど↓

坂道のアポロン公式サイト
http://www.noitamina-apollon.com/

もうドラマーくんの動きがすごい!
完全トレースしてるそうで。どうりで!
かつてこれほどまでにドラマーのプレイスタイルを再現したアニメーションみたことないすわ。ただ僕が知らないだけかも知れんけど。

・アニメ・マンガで再現されるドラムってほんととても残念なことが多く、ひどいとスネアが左足の横にあったりすることもザラで(一応あれですよ、スネアは股の間に鎮座するドラムのメインキットのことです)

・とはいえ、人はすべてのものに詳しく慣れるはずもなく、僕だってAK47の構え方とかまったく知らないから、どうやって描かれててもまったく気にならないし、そういうところに突っ込むつもりは毛頭ないんですけどね。

ミリタリーマニアの視点は結構厳しいよね。ルパン三世の感想とか読んでてもさ。

でもだからこそここまで再現してると嬉しかったりするのです。

●まあそれでも2000年代からは音楽ライブシーンを緻密に動かすアニメが流行ったりして、音と実際に叩いているモノがきちんとシンクロしてたりして、それだけでも嬉しかったりびっくりしたりしたんですが。

・この「坂道のアポロン」の再現度は本当にパネェ。ちゃーんと【ジャズドラマー】のフォームにまず成ってるんです。特に肘の位置、指の使い方。

前傾姿勢、ベードラのペダルの動き方。ホント完ペキ。

もうこれだけで見たくなっちゃいました。

ちなみに、トレースするにあたって、そのモデルになった人はもちろんいて。
当然演奏もその人のものです。上手い!
で、きちんとクレジットもされている!

石若駿さんという方のようです。ブログ→http://ameblo.jp/shun-ishiwaka/



●PVを観進めていくと、どうやら少しBL臭い匂いもしますが(笑)、そこはそこ、そういったものが大好物な人に任せて、僕はいちジャズドラマーとして楽しんでみたい、観たいと思いますです。

●音楽、菅野よう子だしな。






カリスマ美容師っていたよね

2012年04月23日 | 漫画映画小説ドラマ
それいけ!アンパンマン だいすきキャラクターシリーズ/ロールパンナ「ロールパンナのふたつのこころ」 [DVD]
クリエーター情報なし
VAP,INC(VAP)(D)


●界隈でアンパンマンアンパンマンと連続で言われたので思わず。

●まずはこちら→小鳥ピヨピヨ-アンパンマンとバイキンマンの比較-

元ネタはコピペ↓

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正義の味方の特徴

1 自分自身の具体的な目標をもたない
2 相手の夢を阻止するのが生きがい
3 単独~小人数で行動
4 常になにかが起こってから行動
5 受け身の姿勢
6 いつも怒っている


悪玉の特徴

1 大きな夢、野望を抱いている
2 目標達成のため、研究開発を怠らない
3 日々努力を重ね、夢に向かって手を尽している
4 失敗してもへこたれない
5 組織で行動する
6 よく笑う


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●で、もうひとつがヲタキングさんのこぼれ話


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・雨の日の交差点で信号待ちしてたら近くの就活中の女子大生二人がでかい声でしゃべってた。

・本人たちは二人だけの会話のつもりだが、なんせ声がデカイので周りの皆に聞こえてた。

・途中までは就活の愚痴だったが、突然一方(A)がもう一方に対し(B)




「ねぇ、アンパンマンで誰が好き?」








と聴いた。周りのおっさん心のなかで騒然。なぜ突然?なんの脈絡もなく?全員傘がビクッと(笑)

・そんなAの質問に、まるで時間があれば常にそのことを考えていたかのように、人生常にアンパンマンについて考える時間を割いているかのように、Bが間髪入れず即答した。








「ロールパンナちゃん!」







・すると、Aも負けじと、アンパンパンについて考察している時間は負けていないぞと言わんばかりに即答して返す。





















「あー、彼女、カリスマ性あるもんね」













・周りのおっさんたち全員の傘がびくびくっ(笑)

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●ちなみにロールパンナちゃんはこんな人→アンパンマンの登場人物一覧(単独記事はなかったんで頑張ってスクロールしてください。もしくはCtrl+Fで検索だイェイ。しかし日本のwikipediaすげーな。どうかしてるぜっ!)


●女子大生ってすごいね。なんだその会話の発展性。しかもカリスマって言葉の出てくる位置がまったく読めねー(笑)


●しかし恐るべきはアンパンパンの浸透度。かつて僕もなんどか記事にはしましたが(←ちなみに間違ってました。ここでメロンパンナちゃんと書いちゃてます。そうでなくてロールパンナちゃん)、ここまでの浸透度ってすごいな。ドラえもん、サザエさん以降ここまで根強く浸透する国民的?アニメはないと思ってたけど。

まあ最近では「ドラゴンボール」も「クレヨンしんちゃん」も「ちびまる子ちゃん」もみんなそうか。


●生まれる前からやってたものの方が少なくなってきたなー。


●まあでも、その数々の作品の中でもアンパンマンの持つ【毒】は他と一線を画すものがあると思いますけどね。

自分が思いつく範囲で対抗できるのは永沢くんぐらいしかいねぇ(笑)


●国民的アニメネタついでに関連コピペひとつ。

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六年ぶりの再会だった。
甲子園の決勝戦。
奴はバッターボックスで、俺はピッチャーマウンド。
「久しぶりだな」と奴が言う。「ああ」と俺は答える。
小学校の同級生だった俺達は家の引越しで離れ離れになった。
あれからもう六年も経つのか。眼鏡の向こうから俺を見据え、奴が言う。
「磯野、野球しようぜ」



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やってみたらできた。埋め込めちゃったぞ?これいいのかバンダイチャンネル。
えっと、僕ん中では正義の悪のどちらにでもなれる、といえばマジンガーZだす。鉄人28号とかジャイアントロボとかみんなその辺テーマにしてたけどね。だって永井豪があんな鬼気迫る画で博士に「コージ!神にでも悪魔にでもなれるぞぉ~!!」って言わせちゃってたんだもん。

巻数を継続するのが心憎いというか~キン肉マン~

2012年04月20日 | 漫画映画小説ドラマ
キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)
ゆでたまご
集英社

こういうことを企画して判断して世に出せる人たちと自分が同世代だということを実感し、その事実に劣等感と寂しさと「コミックバンチ創刊以降の過去の栄光すがり付きはもう病気だな大丈夫か」って妬み嫉みと、そのすべてを上回る懐かしさでハートが窒息。


●お知り合いのツテによってとあるお子様の小学校入学式の撮影をやらせていただきまして、本日パッケージ化が終わったとこです。


・で、撮影してるさなか、昔を思いだそうにもなんだかさすがに小1のときのことは思い出せず。つかむしろ、ここにいる親御さん方の何人が同級生なのか、とかそんなことがよぎったり(笑)

・編集中に思わず、母親に電話したり。

「なー、おれって小学校の入学式、なに着てったの?」
「卒園式のときに来たスーツをもっかい着せたがね」
「あーあれ着てたんだんだおれも。なんで短パンなんだろーね」
「こどもらしいがね」
「おーなるほど。おー。あ、卒園式、急に思い出したわーなんか。すっげぇ嬉しかったような気がする、そのスーツ。でも入学式はさっぱりだ?なんで?」
「しらん」
「なーあのスーツ、もう来年には着れんのだよなー。すげぇなー」
「そうだよーこどもは金がかかるんだ!」
「うへぇ。すまんす」


●そう、知り合いに「おれの最古の記憶は2歳だ!」と豪語する私もなぜか小学校1,2年のときの記憶はほとんどない。なぜなんだ?
1年も2年も4組だったのと、三角食べしか思い出せない(笑)

・思い出そうと努力してると、どうしても小学3年あたりからの記憶が蘇ってくる。まあ私にとってのいわゆる【ものごころ】っつうのはこのへんになるんだろうな。

・当時、確かハギモトの欽ちゃんが【視聴率100%男】って呼ばれてて。

「しちょうりつ100ぱーせんと、ってどういう意味?」ってねぇちゃんに聞いて
「日本人全員が観てるってことだがね」
「すげぇ!きんちゃんすげぇ!」
「いや、足して、だけどね。欽ドン!と欽どこと週刊欽曜日足してね」
「????」
「欽ドン!は20%くらいだから、10人のうち2人くらい観てる」
「????ぜんいんみてるんじゃないの?????」
「あーだから足すと100ってすごいんだよ」
「なんでーなんでー」
「あーうっさいわおまえどっかいけ」

なんて会話を繰り返してた。
割合って概念はなんとなくわかってたが「足して100%」ってロジックは本当に理解できなくて

「なんで?ぱーせんとって足せるの?なんで?」

ってずっと考えてた。





























ゆで理論に出会う前まではな。







「ベアークローを二刀流にして200万パワー!!!!」(この時点で、えー)

・いやもうこれ読んだ時、衝撃で衝撃で

「そっか!足していいんだ!!」

とか思った私、テラ素直。この経験さえなけりゃ、もう少し数学が得意になれたはず(笑)


●んで、いま、その熱さと勢いはそのままに、画力が数段アップした姿で、進行中なう!のキン肉マンが連載しているという。Webで。



・なんとも懐かしくも複雑な気分で、でも嬉しかったりするのです。38巻ももう出てるんだって。

・つうかあれだな。“あの”キン肉マンでも当時は36巻で打ち切りみたいな最終回迎えてんだな。やっぱ今の週刊マンガは続きすぎだなー。




-----------(ちなみに)--------------------------------

・生まれて初めて【いんたーねっと】繋いで、

最初に検索したのは

【宮沢賢治】(宮沢賢治記念館のWebサイトが出てきた)

二回目が

【野口英世】(野口英世記念館のWebサイトが出てきた)

三回目が

【パロスペシャル】(笑)

名前の由来が書いてあるサイトがあって「マジで!実在する技なの!」ってびっくりした記憶があります。自分の知らないことを知っている人が知り合いにならないまま教えてくれるって思わされた出来事でした。これがなければ今ほどネットやってないかもしんない。






・イントロのブラスアレンジがもう最高で最高で。
・ってこれ言うの二回目だっけ?

・先の母親との電話で「そういやあんた子供の頃、とにかくキン肉マンの歌、歌っとったな」って言われました。相当好きだったらしい(笑)


ソーシャル・ネットワークやっと観た_ネタバレ?

2012年04月12日 | 漫画映画小説ドラマ
ソーシャル・ネットワーク [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



●まともに作ればプログラム書く画と裁判の画しか撮れないって状況でも面白くできるのがフィンチャー。

・得意の時間遡行編集がバリバリに効きまくってダレずに楽しめる。

・まだ存命の人間のドキュメンタリ(風)をここまでに仕上げたのはすごいと思う。

・ウィンクルヴォス兄弟が体育会系リア充でよかったなぁ。ボートのシーンがなければ流石に閉塞感があったと思う。一人二役なんだってね。こういう技術の使われ方は凄く好き。役者さんも素晴らしい。



●それにしてもNapster創業者が絡んでたとは。ワクテカっすわ。

「“The”を取れ」

散々ダベり続けて去り際にこの台詞。かっこえ~。

・なるほど元はエリート秘密クラブ名簿だったわけね。そりゃ実名だわ。となると今のfacebookって実名にこだわる意味って本来あんまないよな。実名ありきで流行ったから、ソレを踏まえた使い方をするようになっているだけで。





●最後のシーン。

いくつか感想読んだり聞いたりしたんだけど、あれ、ほとんどの人が友達リクエスト送ったって思ってるんですね。


…。











送ってなくね?







・少なくとも明確にクリックしたカットはないはず。

・それがマークの本質だと思うのだけど。

・リクエストは送れない。でもF5連打で彼女の近況が更新されるのをひたすら待つ。それが彼のコミュニケーションの最大限の努力。

・麻薬パーティにも顔出さない。プールの馬鹿騒ぎにも基本参加しない。

・本格的にfacebookを立ち上がるきっかけ(ボストン大学を名簿に参加させる)も明確に彼女を絡ませて、あくまでもの凄く個人的な欲望がマークを動かしてるのだ、ということを表現してたはず。

会って話して喜ばせて…。そういう“普通”ができずに、だからfacebookが作れる。

・彼の人とのコミュケーションの在り方、可能なやり方、それがfacebookだったということを静かに淡々と描かれているのが、あのラストシーンだと思うのですがどうでしょう?



●にしてもサヴェリンの仲間はずれ感、いたたまれないわ。だからこその見栄はり、嫉妬による暴走。人間らしいといえば野暮に聞こえそうだが、一番感情移入できた登場人物でした。




選曲、却ってベタだなーと思いました。
本人自身が幸せとは言い切れない、と自覚しているように思う。
少なくとも映画の描写は。
皮肉になっていない。

かくいう僕もまだ見られてないんだけどね -C.M.B_森羅博物館の事件目録(14)より抜粋-

2012年04月09日 | 漫画映画小説ドラマ
※この記事の引用部分は、著作者の加藤元浩氏の同意を得て作成しています。引用部分について、著作者の同意なしに引用・転載等されませんようお願い申し上げます)



C.M.B.森羅博物館の事件目録(14) (月刊マガジンコミックス)
加藤元浩
講談社


幻の蝶、ポンテンモンキチョウの探索を依頼された主人公が、同行者に賢明ではないと諭されたあとに口にする言葉↓


“この調査が失敗しそうな原因を僕は20個は挙げられる。

こんなことに時間を割かなくていい理由も30個は書ける。

それを壁に貼って「探しに行かない自分は利口なんだ」って思うこともできる。

でもそんなこと絶対にしない。

ポンテンモンキチョウが見たいから。”



単純に「あきらめないで!」とか何とか言われるより、一周『踏まえた』あとに出す素直な結論という言葉のほうが僕は惹かれます。

時々この台詞を思い出さないと、すぐに『賢明な自分』に負けてしまいそうになります。打算との線引きがつかないまま。
大事なのは自分で選んだのだ、という自覚。諦めがつくのは、その自覚がある場合だけだという自戒。「選びたかったから」という願望に従う覚悟。

潔い大人になりたいものです。