えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第5章 放射線治療 30.

2007年08月07日 | 乳がん闘病記
30.
 技師たちは男性2名女性1名、計3名が交替で2名ずつ治療に当たってくれた。どの人も感じがよく、毎日全く同じことの単純な繰り返しなのに、丁重に応対してくれた。彼らの爽やかな笑顔と態度が、どれほど治療を楽にしてくれたことか…感謝の気持ちでいっぱいだった。
 また、ここではN医科大学付属病院とは違い、治療に使うバスタオルを患者ごとに替えてくれたので、とても清潔で気持ちがよかった。待合室の壁画にもテレビにも気分を和ませてもらった。
 最後に、男性技師さんが「脇のマークはこすっても大丈夫ですが、肌がデリケートになっているので、乳房のマークは自然に落ちるのを待った方がいいですよ」と助言してくれた。♪5週間大変お世話になりました♪

 昨日Mさんにすてきな贈り物をいただいたので、私も和紙の手作り品を用意していた。最後に会えるとよいけれど…。入院患者は、照射技師がそのときの混み具合を見計らって病棟の看護師に連絡を入れ、言葉を借りれば「下に降ろす」ので、会えないときもあるのだ。でも、私の祈りが通じたのか、Mさんが技師の号令に応じて降りてきた。早速品物を渡すと、しげしげと眺めては想像以上に喜んでくれた。最後に心温まる交流ができ、感激したし、今後の励みにもなった。互いの連絡先を交わさなかったので、一期一会の出会い、もう会うこともないかもしれないけれど、いつまでもその贈り物とお気持ちは忘れませんよ…。♪Mさん、ありがとう。そしてお元気で…♪

 5週間の治療の間、梅雨の最中にもかかわらず雨がひどくてバスを使ったのは3回だけ、ほとんどは晴天か曇天の下、日傘をさして歩く日々だった。元気に通えて本当によかった!

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