その後、4~8年後(2015年)までの展望については、
私は絶望的予想を立てている。
今、アメリカのサブプライムローンの焦げ付きで行き場を失った
大量のお金が行き場を失って、確実に将来的に値上げが見込め
る原油の先物市場に流れ込み、実勢の6割以上の高騰になって
いると色々な新聞やニュースで報じられている。
その情報を信じれば、1バレル(3.8L)=US$100 の原油は、
本来は、 1バレル =US$ 40
が落ち着き場所で
今のガソリン代/灯油代 1L = 150円/86円(平均)
本来は、 1L = 60円/35円(平均)
(税金も一緒に価格に連動して下がってくれればいいのだが、
来春に希望)
が落ち着き場所、
と単純に投機の分を差し引いて計算して見た。
現実にそうなれば投機関係者以外は皆ハッピー?
なのかもしれない。
今のところは、
現実に原油を掘って需給関係が成り立っている様だ。
しかし、
世界の先行きを今までと違う視点で見ると、、、
原油や石油関連商品の未来は暗い。。。
絶望的と言ってもいいかも知れない。
理由として、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
1)Bricsやタイガーエコノミーの経済成長に伴う、
原油消費の増加!
(ブラジル、ロシア、インド、中国
+ タイを中心とした経済上昇著しい国々)
※ タイガーエコノミー:5年前、マルタで英語を勉強して
いた時に初めて聞いた単語で上記
のタイ、マレーシア、ベトナム、
インドネシアなどを指す。
人口も1.9+1.4+11.4+13.3+0.6+0.25+0.8+2.4=32億人
(上記8ヶ国合計)
と世界の人口(66億人)の約半分を占める。
私は、海外旅行が好きで、
上記の内、中国、タイ、マレーシア、インドネシアに
ついては、1年以上の間隔を空けて、
複数回訪れたことがある。
で、肌で感じることで一番大きな経年変化は、現地の
生活レベルの向上だ。
当然、電化製品は増え、ガソリンを使う乗り物も
増え続けている。
故に、彼らの使っていく原油消費量が増え続けているのも
感覚的に納得できる。
本当に脅威だ。
2)中近東とロシアに偏在する原油の
生産能力停滞と将来的枯渇!
今のところは、世界の増大し続ける原油の需要に対して、
サウジアラビアを中心とする供給サイドは増産という形
でこたえてはくれている。
しかし、
無理してんじゃねーの?
という懸念はぬぐいされない。
NY先物原油価格が高どまりしたままなのが、その根拠。
もっと穿(うが)った考え方をすれば、
原油価格が高いことをいいことに中東各国やロシアなどの
産油国が(輸)出し渋っていい様に輸入サイドがいたぶられ
ている可能性も考える。
パキスタン以西~中近東各国を旅をした経験から、そこに
住む人の潜在的な反米感情やアメリカへの不快感は、日本で
ニュースで聞くそれよりも遥かに上だ。英語で会話してもそ
の言葉の端々で感じ取ることができた。
例)パキスタンの富裕層、
ドバイの銀行マン、
エジプトのホテルマンなど
3)アメリカのハリケーンの被害(2005年~)!
を発端とする、アメリカ西部の油田の生産調整。
(採可年数11年のところ、ワザと生産しないで延命。
ビバリーヒルズコップでシーソーの様に動く機械が
石油採掘用のポンプだ)
+
レーガンが大統領でいること
=> バックにオイル関係の会社
=> 石油が高どまることで儲かるアメリカ人の存在
(投機を操作して儲けるずっこい人々)
4)枯渇する前に高価になってくる原油生産にかかる費用!
採可年数が学校で習った年月から余り変わっていないことを
盾に「まだまだ石油はなくならない」と楽観視する意見も
世の中にはある。
でも、それは、
本当に世界からまったく石油が使えなくなるだろう将来の
予測年数で、将来的に新しい油田が見つかればまた延長に
なる年数だ。
だから、30年前に43年と言われて、昨年41年ということが
おこっている。
今は掘りやすい砂漠や凍土から生産している原油。だが、
石油を掘るのにかかる費用は、掘れば掘るほどだんだん高く
なっていくことを意識した枯渇に関する記事を見かけること
はかなり少ない。
このブログをご覧になっている皆さんは、
オイルシェードとかタールサンドという単語を
見聞きしたことはあるだろうか?
説明は省くが、900mlペットボトルに砂+粘土+水を1:1:1で
混ぜてストローで吸い出す様子を想像してみてください。
最初の250mlはなんとか飲めるでしょう。
(そっと慎重にすいだせば、、、)
じゃあ、あと50mlの水を飲むには、、、、
想像した最後の水を頭の中で原油に置き換えて見ましょう。
私は、色々な情報を見て、原油がどうしようもなく高く
ならざるをえない時期が、2011~2015年の間に迫ってきて
いると信じています。
(情報元としては、雑誌のニュートンや
各新聞記事や
地質学者の論文)
【総括】
この先の5年、10年に想像力を働かせ、情報を色々取っていくと
原油が高くなる原因を色々思い浮かべることは簡単に出来るが、
原油が安くなる原因を色々思い浮かべることは長期的には難しい。
と思う。
【乱筆乱文失礼でした、あとがき】
私は、
仕事柄(太陽光発電とオール電化の営業・設計・施工管理)、
こういったことに関してのアンテナが人よりも鋭く広い方だと
自負しています。
もしも、原発関係者の内部告発が起こったら、、、
電気代が倍以上高くなるだろう。
新潟や茨城県付近で大きな地震が起こったら、、、
東京電力管内では、
毎日1時間程度の停電を覚悟しなくてはいけない
恐ろしい時代になったもんだ。
電気の1/3は原発から、、、
他のほとんどは、原油、石炭、水力から出来いる。
3年前から発電用石炭は7割増。
原油が電気代に及ぼす影響は5%という記事もある。
水力はこれ以上増やすことに世論の限界を感じる。
そんな危機感(思い)から、できるだけ誠実な価格で
太陽光発電を広める仕事をしていることに
誇り・ポリシー・こだわり・幸福感を感じながら
3.5年前からの残りの人生を賭けています。
(くさっ、テレっ #o^^o#)
我が家はオール電化にしているのですが、太陽光発電も検討中です。
山梨県から来てもらうことはできないでしょうけれど、がんばってください。
屋根、電気(3往復)の職人さんが動きますので、
その交通費も正直ばかになりません。
忠告として、、、
予想発電量または予想される経済効果などを
文書(手書きでも可)で残してもらうことを
お勧めします。
説明にウソや誇張がなければ
業者または営業が文字を残すことに
躊躇しないはずです。
一応、参考までに。