くない鑑

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素顔の中国

2007年12月20日 | つれづれ
俳優というより、今や旅人と化した関口知宏が、中国の鉄道を“一筆書き”で3万6千キロを旅するNHKBShi)の番組が、先日から今日まで,ダイジェスト版で放送されていました。

前々から観たいと思っていたので、今回初めてじっくりと観ていたのですが...
これが実に面白い!
昨今,様々な問題で評価が下がり気味の中国ですが、ここに出てきた中国の人々からは、そうした雰囲気は微塵も感じられず,素朴でとても優しく、人懐っこくて好奇心旺盛,親しみ易くて気さくな人達ばかり。
俳優と言うより旅人と化した関口知宏のキャラクターもあるのでしょうが、巷間に伝わる日本人への侮蔑や敵対心等は全く見られず、逆に親しく近寄って来ては気軽に話し、(日本への)好奇心と親近感はとても篤く,出会えた事を大いに喜び、それはさながら“家族”か“朋友”を持て成すかが如くでした。
正に子曰く...

有朋自遠方來 不亦樂乎
(朋有り遠方より来る、亦楽しからずや)

...の精神そのものの様です。
(兗州駅には、これが大きく刻まれた石碑がありました。)

列車の中は昼夜問わず活気が有り、歌も笑いも絶えない様子で、逆にとっても羨ましく思いました。

中国への不信感が何かと増している昨今,木を見て森を見ずというか、もっと正確で冷静に見なければならないことも、これを観ていて痛感しました。
(一方,判官贔屓に走って安直な構成しか出来ない民放等メディアには、不信感がより増大しました。)

国と国よりも、人と人との交流こそが大事!であり、もっとも有効であることも、今回観ていてよ~く判りました。

ちなみに...
年末,NHK総合で総集編を放送する様ですから、一度ご覧になれば、中国への見方が変る・・・と、思います。
ただ...
列車の座席は固定のクロスシートが主流の様で、ちょい長時間の旅行にはツライ様に見受けました。

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4 コメント

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どうかな… (Tatsu)
2007-12-21 00:27:19
中国の好いところしか絶対に放映しないと中共と契約しているNHKだから何とも言えんな。
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Unknown (のんゆり)
2007-12-22 09:21:44
中国に親近感を抱いてくださってありがとうございます。

中国に住んだことある人間は、「中国大好き。そして大嫌い。」と言います。
親近感を抱くってことは、そういうものですよね。
日本人が日本に対して諸手をあげて大好きと言わないのと同じです。

それでも、中国に反感ばかりというのは、くないさんのご指摘どおり、断片的な情報を流すマスコミのせいです。
実際に行ってみれば、評価は良くも悪くも大きく変わるものですから。
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眠れる獅子?! (記主くない)
2007-12-24 18:09:45
▽Tatsu様
コメント,ありがとうございます。
生放送でも何回か観ましたが、その時も,好奇心の旺盛さをとても感じました。
また,資料で知る「三丁目」のようで、活気のある雰囲気がよ~く伝わってきて、起きたら「スゴイ」ことになるかもしれない・・・と、感じました。。。
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隣の「父」ですから... (記主くない)
2007-12-24 18:24:53
▽のんゆり様
コメント,ありがとうございます。
これは私論ですが...
日中朝は、親兄弟に擬することが出来ると思います。
即ち,いち早く文明が起こった「中」が父母。
そして、その影響を大きく受けた順に,「朝」が兄で「日」が弟と。
ゆえに、中国へ親近感を抱くのは自然のこと・・・かとも思います。

のんゆりさんは、中国へ行かれたことはありますか?!
私はまだ無いのですが...
勉強もしましたから、一度は是非,洛陽や長安,成都や五丈原などへ行ってみたいと思います。
そして、その上で「良し悪し」を判断して見たいと思います。
ただ...
それ以上に,日本も極めて見たい!とも思います(笑)

>断片的な情報を流すマスコミのせいです。
それを見極める「目」もまた、必要ですね。
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