★錦織圭。
圭も最近、とみにトップ10選手の顔付きになって来たと思う。
プロテニス界では、トップ10と、そうでない者のリスペクトの差は、かなり大きい。
マドリードオープン、無敵の王者ジョコとの準決勝戦は、日曜の暁の戦いになったが、圭は善戦した。
ジョコとは、今年3回目の戦い、0対2の敗北だから惜敗とまでは言えないが、今後の栄光への道に繋がる戦いではなかったか。
ジョコと1回試合をすれば、100回練習するより、スキルが格段に上がるというもの。
圭もそうだが、トップ選手同士はお互い気軽に練習する。
ところがジョコは他の選手と練習をしないことで有名だ。
ジョコの勝負球の玉筋を見られるのが嫌だからと言われており、だから、お抱えで専門の練習相手を複数抱えている。
さて一転、なぜ、ジョコは無敵の世界チャンプかといえば、私の見るところ、ジョコは普段は70%から80%の力でゲームをしている。
この80%の力というのは、他のトップ選手の100%くらいの力に相当する。
それが、ここ一番、力を発揮しなければならない時、ジョコは100%へギアアップする。そうなったゲームでは、ジョコは他のプレイヤーを寄せ付けない。
例えていえば、ドイツのアウトバーンで、ポルシェとオペル(日本のカローラみたいな車)が競った場合、ポルシェのアクセルをちょっと踏み込めば、あっと言う間に、オペルなどは引き離してしまう、ちょうどそういうシチュエーションにジョコは立っている。
とまれ、横綱ジョコとの真剣勝負は、圭を必ずグランドスラム征覇へと導くだろう。
そして、海外のコメンテーターは圭を何と呼んでいるかといえば、
Japanese starとリスペクトしている。
★トランプとTPP。
トランプ「みなさん、昔より2倍多く働いているのに、稼ぎが減るなんてウンザリですよね。NAFTAは我が国を破壊した。TPPはもっとひどいことになりますよ」
トランプもヒラリーもTPP反対ということになれば、TPPは引っくり返る。
私はTPP賛成派だが、これで面白くなってきた。
★日本と中国。
中国メディアの北京青年報によると、日中関係が悪化した原因は、日本が南シナ海問題に口を出し、憲法改正に向けた動きを加速させていること、こうした要因が日中関係を冷え込ませていると主張している。
また、日本人の83%が中国に「親しみを感じない」と回答したことを指摘して、多くの日本人が中国に親しみを感じなくなったのは「日本の反中宣伝とポピュリズムのせいだ」とな。
日本が南シナ海問題に絡み始めたのは、つい最近のことで、安保法制が成立した後、米国からの指令に従ったものと見ることができる。
だから南シナ海問題は日本にとって新しい事案であり、大半の日本人は関心が薄い。
それよりも日本の領土である尖閣への中国艦船の挑発的な領海侵犯とか、漁船体当たり事件などの中国の攻撃的な態度が原因だろう。
また、日本が憲法を改正しようがしまいが、中国には全く関係のない話。
重大な内政干渉をしようとする中国に日本は呆れているのだ。
ゴロツキ国家・中国は、独裁強権政治まっしぐら。
(じゅうめい)