溜池の高層ホテルANA、マンハッタンラウンジで、ある自民党代議士と飲んだ。
「小泉さんが10月中旬頃、ふと漏らしたんだが、麻生が10月冒頭解散をしなかったことについて、このミスは大きい。 後は坂を転がるばかりだと」
「総裁選後に、景気対策と給付金をぶち上げて冒頭解散だったが」
「参院の尾辻や役員は、そのような仕掛けを主張したが、結局、麻生はしなかった」
「どうして?」
「一番の原因は太郎がひるんだ。 総裁選後に行なった古賀と菅の調査では、当落の予想は自民の惨敗、分析は自民190、公明30で合わせて220。 国民新党、保守系無所属を抱きこんでも微妙」
「ということは小沢の大躍進か」
「その時の数字は、民主220、共産8、社民3、国民新3、その他26」
「但し、民主は第二次公認が218人だったから、それを突く隙はあったな」
「大将が、びびっては戦にならない。我々は地元の話をよく聞いているから強い逆風を感じている」
「しかし、今回の給付金はドタバタだった」
「人気を上げるつもりが、墓穴を掘ることになった」
「バラマキをやって、難しい事は市町村に丸投げというのは、党内でも不満が大きい」
「これで支持率は10%下がった」 (笑)
「これからどうなる自民党は?」
「麻生の一の子分の鳩山大臣が怒るほどだから、反麻生派の面々は推して知るべしだ」
「誰?」
「知っての通り、中川の親分、拓の親分、小池。 このまま麻生の失政が続けば、反麻生派は追い落としに動くだろう。 政局より政策だと言っておきながら、党内で政局が始まる」
「そして2次補正と給付金法案は1月の通常国会に出すんだって?」
「そういうこと。 なぜなら、追いつめられて12月解散を恐れたということさ」
「年が明けたら、麻生降ろしが始まる。 給付金では太郎の支離滅裂さが分かった。我々自民党だって良識はある」
「漫画太郎とはやってられん、ということか」
「麻生が政界再編の導火線になるかもな」
「党内での麻生切り、追いつめられての解散、緊迫のシーンが来る。一寸先は闇だ」
「お前の勘は鋭いからな。 口もうまいが」 (笑)
「政治家なんて、ネクタイを締めたお笑いみたいなもので、人気稼業だし、いつも国民にパンとサーカスを与える役割がある」
「そうすると、漫画太郎は、ムチを持った猛獣使いか」
「いや、違うな。 顔は笑っても目は笑わないピエロ」 (笑)
★
田母神俊雄と自衛隊。
田母神が自衛隊にも言論の自由はあると主張するが、多くの場合それは制限される。政治信条、思想に関することを公に発表したり、情宣をすることは許されない。それをするなら自衛官を辞して、民間人にならなければならない。
民間人になれば日本の憲法と法律の下、保護される。
なぜなら自衛隊は、一命令により生命を賭す職業である。
行なうべきことは、国防の一事専念である。三軍の長である総理大臣及び防衛大臣の指揮命令に従わなければならない。そこにおいて思想はいらない。
意見具申をするのは軍事に関することに制約される。
それが不満であるならば、最初から自衛隊に任官をしないか、政治家になることをお勧めする。 国会議員そして総理大臣になって憲法を改正すればいい。
それが民主主義であり、言論と思想の自由だ。
但し、田母神や自衛隊だけを責めるわけにはいかない。今の憲法下にあっては、自衛隊は隠し子のようなものだ。存在しないことになっている。
親に愛されず、その存在すら疎まれ、日陰に育つ不幸な子供のようだ。
それは政治家と国民の責任だ。故に、憲法を改正し、自衛隊を認知しなければならない。戦後、営々と続けてきた責任放棄と欺瞞を正さなければならない。
★
トヨタ自動車の奥田碩。
こういうのを言論の自由と言うのだろか。
12日、首相官邸で開かれた懇談会において、厚労省に対するテレビの批判報道について奥田は、「あれだけ厚労省が叩かれるのは、ちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して報復でもしてやろうか。スポンサーを降りるとか」と発言したそうな。
厚労省のやったことは、血液製剤がエイズウイルスに感染しているのが分かっていて、エイズを血友病患者に蔓延させて、多くの患者を死なせた犯罪だ。それは最近のフィブリノゲン等の薬害肝炎でも同じことだ。そして、年金の横領犯罪、公金着服そして記録改ざんなど許しがたい犯罪を起こしている。また後期高齢医療では老人を姥捨て山に放り投げるようなことを始めている。年間2200億円の社会保障費を削っているのが今の厚労省のやり方だ。
さらに奥田は、「新聞もそうだけど、特にテレビが、朝から晩まで、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題について、わんわんやっている。 だからトヨタとして報復でもしてやろうか」。
加えて奥田は、「正直言って、ああいう番組のテレビのスポンサーにはならないですよ。特に大企業は。 ああいう番組に出てくるスポンサーは大きな会社じゃない。 地方の中小企業」 という発言がなされたと官邸奥の院から漏れて来た。
(ムラマサ、鋭く斬る)
「小泉さんが10月中旬頃、ふと漏らしたんだが、麻生が10月冒頭解散をしなかったことについて、このミスは大きい。 後は坂を転がるばかりだと」
「総裁選後に、景気対策と給付金をぶち上げて冒頭解散だったが」
「参院の尾辻や役員は、そのような仕掛けを主張したが、結局、麻生はしなかった」
「どうして?」
「一番の原因は太郎がひるんだ。 総裁選後に行なった古賀と菅の調査では、当落の予想は自民の惨敗、分析は自民190、公明30で合わせて220。 国民新党、保守系無所属を抱きこんでも微妙」
「ということは小沢の大躍進か」
「その時の数字は、民主220、共産8、社民3、国民新3、その他26」
「但し、民主は第二次公認が218人だったから、それを突く隙はあったな」
「大将が、びびっては戦にならない。我々は地元の話をよく聞いているから強い逆風を感じている」
「しかし、今回の給付金はドタバタだった」
「人気を上げるつもりが、墓穴を掘ることになった」
「バラマキをやって、難しい事は市町村に丸投げというのは、党内でも不満が大きい」
「これで支持率は10%下がった」 (笑)
「これからどうなる自民党は?」
「麻生の一の子分の鳩山大臣が怒るほどだから、反麻生派の面々は推して知るべしだ」
「誰?」
「知っての通り、中川の親分、拓の親分、小池。 このまま麻生の失政が続けば、反麻生派は追い落としに動くだろう。 政局より政策だと言っておきながら、党内で政局が始まる」
「そして2次補正と給付金法案は1月の通常国会に出すんだって?」
「そういうこと。 なぜなら、追いつめられて12月解散を恐れたということさ」
「年が明けたら、麻生降ろしが始まる。 給付金では太郎の支離滅裂さが分かった。我々自民党だって良識はある」
「漫画太郎とはやってられん、ということか」
「麻生が政界再編の導火線になるかもな」
「党内での麻生切り、追いつめられての解散、緊迫のシーンが来る。一寸先は闇だ」
「お前の勘は鋭いからな。 口もうまいが」 (笑)
「政治家なんて、ネクタイを締めたお笑いみたいなもので、人気稼業だし、いつも国民にパンとサーカスを与える役割がある」
「そうすると、漫画太郎は、ムチを持った猛獣使いか」
「いや、違うな。 顔は笑っても目は笑わないピエロ」 (笑)
★
田母神俊雄と自衛隊。
田母神が自衛隊にも言論の自由はあると主張するが、多くの場合それは制限される。政治信条、思想に関することを公に発表したり、情宣をすることは許されない。それをするなら自衛官を辞して、民間人にならなければならない。
民間人になれば日本の憲法と法律の下、保護される。
なぜなら自衛隊は、一命令により生命を賭す職業である。
行なうべきことは、国防の一事専念である。三軍の長である総理大臣及び防衛大臣の指揮命令に従わなければならない。そこにおいて思想はいらない。
意見具申をするのは軍事に関することに制約される。
それが不満であるならば、最初から自衛隊に任官をしないか、政治家になることをお勧めする。 国会議員そして総理大臣になって憲法を改正すればいい。
それが民主主義であり、言論と思想の自由だ。
但し、田母神や自衛隊だけを責めるわけにはいかない。今の憲法下にあっては、自衛隊は隠し子のようなものだ。存在しないことになっている。
親に愛されず、その存在すら疎まれ、日陰に育つ不幸な子供のようだ。
それは政治家と国民の責任だ。故に、憲法を改正し、自衛隊を認知しなければならない。戦後、営々と続けてきた責任放棄と欺瞞を正さなければならない。
★
トヨタ自動車の奥田碩。
こういうのを言論の自由と言うのだろか。
12日、首相官邸で開かれた懇談会において、厚労省に対するテレビの批判報道について奥田は、「あれだけ厚労省が叩かれるのは、ちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して報復でもしてやろうか。スポンサーを降りるとか」と発言したそうな。
厚労省のやったことは、血液製剤がエイズウイルスに感染しているのが分かっていて、エイズを血友病患者に蔓延させて、多くの患者を死なせた犯罪だ。それは最近のフィブリノゲン等の薬害肝炎でも同じことだ。そして、年金の横領犯罪、公金着服そして記録改ざんなど許しがたい犯罪を起こしている。また後期高齢医療では老人を姥捨て山に放り投げるようなことを始めている。年間2200億円の社会保障費を削っているのが今の厚労省のやり方だ。
さらに奥田は、「新聞もそうだけど、特にテレビが、朝から晩まで、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題について、わんわんやっている。 だからトヨタとして報復でもしてやろうか」。
加えて奥田は、「正直言って、ああいう番組のテレビのスポンサーにはならないですよ。特に大企業は。 ああいう番組に出てくるスポンサーは大きな会社じゃない。 地方の中小企業」 という発言がなされたと官邸奥の院から漏れて来た。
(ムラマサ、鋭く斬る)