怒りの鉄拳

毎日更新日記

兵隊やくざ脱獄  1966

2007-01-29 16:51:27 | 邦画・
あらすじ
有田、大宮一等兵の二人は敵前逃亡の罪で奉天の陸軍刑務所に入れられた。二人は便器との共同生活にはクサってしまった。あまつさえ、大宮が看守の椎名伍長に反抗したため、昼食はおろか夕食までも削られ空腹に苦しまなければならなかった。それを助けてくれたのは、盗みで入獄していた沢村上等兵だった。だが間もなく沢村は前線に送られていった。有田と大宮は破れかぶれの気持ちで脱獄を計り、水道管を壊してその騒ぎを利用し、脱出した。だが二人の脱獄の通報を受けた門衛にあと一歩の所で捕ってしまった。もはやこれまでと、銃殺刑を覚悟した二人だったが、法務官が有田の大学時代の友人だったため助けられ、脱走しない条件でソ満国境へ送られた。前線で沢村を見つけた二人は、再会を喜び合ったが、ここでも班長の佐々木軍曹とソリがあわなかった。軍曹は初年兵教育から叩き直してやると二人をしぼるのだった。大宮が、前線に来る途中知った珠子に会うため、料亭“花月"を訪ねたが、軍曹に邪魔され、二人の雲行きは怪しくなり出した。ある日、沢村は敵前逃亡を計ったというので軍曹に射殺されてしまった。大宮は沢村が大事にしていたヒスイが失くなっていることに疑念を抱いたが、ソ連軍の猛攻が始まってウヤムヤになってしまった。ところが、兵隊たちが応戦に大童になっている最中、将校たちや佐々木軍曹がトラックで逃げようとした。怒った大宮は彼らをひきずり下ろし、代りに一般邦人や珠子を乗せた。将校たちは反撃に出たが、大宮は上官も隊長もクソ喰らえとばかり軽機で撃ちまくり無事に珠子たちを逃がしてやった。そして、大宮は有田たちが戦っている前線の守備隊に再び戻っていくのだった。上映時間 86分
監督 森一生
製作総指揮 -
原作 有馬頼義
脚本 舟橋和郎
音楽 塚原哲夫
出演 勝新太郎 、田村高廣 、小川真由美 、田中邦衛 、五味龍太郎 、中谷一郎 、島田竜三 、草薙幸二郎

新・兵隊やくざ  1966

2007-01-29 16:50:55 | 邦画・
あらすじ
軍用トラックを奪って軍隊を脱出した大宮と有田だったが、中国大陸はあまりにも広く、曠野の真中で車のガソリンはきれ、二人は夜を徹して歩きまわった末、八路軍の攻撃をうけ窮地にたった。そこへ忽然と友軍が現れ二人は不本意ながらも、また軍隊に復帰した。ところが、この八路軍討伐にあたっている鬼頭中隊の訓練の厳しさはまた格別。バカバカしくなった二人は、さんざ隊内で大暴れしたあげく、また憲兵に発見されるのを恐れて、再度の脱走を計った。苦力の集団に紛れこんで天津にたどりついた大宮と有田は、まず野戦貨物廠にねむっている物資の略奪を計画。浪曲師になりすまして隊内に潜りこんだ二人は、そこの万年一等兵豊後を仲間にひきいれ、大宮の腕力、有田の機智で、見事に荷馬車一っぱいの砂糖袋を奪取した。しかし、その夜、大宮と有田は妓楼竜宮の妓を総揚げして乱痴気騒ぎをしたあげく、妓楼の主人根上の甘言に乗せられ、有金を全部賭場で巻きあげられてしまい、翌日からは払えない花代のために、根上のもとで下働きをする破目におらいった。だが、そんなうち、大宮と有田は軍の上層部が根上と結託して、悪らつな金もうけをしていることを知り、怒った二人は、大宮がホレた女桃子以下全員のを敢行し、脱出したあげく、ちゃっかりと女郎屋「いろは」を開店した。しかし執念深く大宮たちを追っていた根上は、たちまち二人を発見し、山本憲兵隊長を後だてに「いろは」に殴り込んだ。ところがここで、豊後が昔の軍隊の同僚青柳憲兵隊伍長と再会。豊後はいばりちらす青柳に腹をたて、青柳の古傷をあばいた。その晩豊後は、青柳に殺された。怒った二人は、青柳との対決を心に決めた。が、いかんせん相手は絶大な力を持つ憲兵、二人は捕えられ、軍法会議にもかけられず、憲兵隊の手で闇から闇へ葬り去られようとした。が、わずかなスキを見出した大宮は青柳の拳銃を奪い、有田を助けて大暴れしたあげく隊長室のストーブに、不発弾をぶちこんで脱走した。数分後、憲兵に化けてオートバイで脱走する二人の後にすさまじい火の手が上った。上映時間 86分
監督 田中徳三
製作総指揮 -
原作 有馬頼義
脚本 舟橋和郎
音楽 鏑木創
出演もしくは声の智子 、北城寿太郎 、玉川良一 、見明凡太朗 、遠藤辰雄 、神田隆

続兵隊やくざ  1965

2007-01-29 16:50:20 | 邦画・
あらすじ
機関車を分補り、満州の雪の曠野を突走る大宮貴三郎一等兵と有田上等兵は、途中ゲリラの仕掛けた地雷でふっとばされ、陸軍病院に運ばれた。美しい看護婦緒方恭子の看病は、二人にとって天国であった。だがやがて二人は北支の最前線にある独立守備隊へ逆もどりとなった。かつて貴三郎がいやというほどつきあった鬼曹長、ゴマすり軍曹、エロ中隊長とここも軍隊の腐敗をことごとく露呈していた。たちまち部隊の名物男として折紙をつけられた貴三郎は、有田の配慮から八木曹長に当番兵として預けられた。曹長官舎には岩波と八木が同居していた。なにからなにまで身辺のことを貴三郎にまかせた岩波は、八木が当直の晩には、芸者染子をよんで、若い貴三郎にみせつけた。ある晩初年兵の脱出で岩波が中隊に泊まることになった夜、八木が染子を連れて現われた。だが運悪く岩波が夜中に帰って来たことから、曹長官舎は大騒ぎとなり岩波は、八木に強い憎悪を抱いた。貴三郎が当番兵を馘になった頃、中隊は八路軍討伐に出動したが、岩波はそこで初年兵に捕えた老爺を突き殺せと命じた。無暴をせめた有田らの手前処刑は中止となったが、多久島中隊長の指示で有田はリンチを受けた。怒った貴三郎は、捕えられた老爺と娘を逃がしたが、その夜八路軍の夜襲を受けて八木曹長は死亡した。八木の死因に疑問を持っ有田は、八木の死体にある弾と岩波の弾を比較させた。その頃野戦病院に転属した緒方看護婦に目をつけた岩波は、彼女の身体とひきかえに、中隊にいる彼女の弟と面会させようとしたが、貴三郎は躍りこんで有田と協力の末姉弟面会を成功させた。岩波は貴三郎らを上官侮辱罪で軍法会議にかけると脅やかしたが、有田は岩波に八木の心臓から出た弾を見せ、叩きのめにすると貴三郎は有田と、緒方看護婦を連れ、トラックに乗って大脱走を決行するのだった。上映時間 92分
監督 田中徳三
製作総指揮 -
原作 有馬頼義
脚本 舟橋和郎
音楽 小杉太一郎
出演 勝新太郎 、田村高廣 、小山明子 、水谷良重 、須賀不二男 、五味龍太郎 、上野山功一 、睦五郎

兵隊やくざ  1965

2007-01-29 16:49:40 | 邦画・
あらすじ
昭和十八年、極寒の地ソ満国境に近い孫呉の丘に、関東軍四万の兵舎があった。そんなところに、浪曲師の門を追われ、やくざの用心棒をやっていた大宮貴三郎が他の新兵といっしょに入隊してきた。そして、この貴三郎の指導係を命じられたのが、名門生れのインテリで幹候試験をわざとすべった三年兵・有田であった。星一つちがえは天地ほどの隔りをもつ軍隊で、貴三郎の倣慢な態度は上等兵達の敵意を買った。なかでも大学の拳闘選手だった黒金伍長は砲兵隊の権威をかさにきて貴三郎を痛めつけた。腹のおさまらない貴三郎は、数日後単身、再び黒金と相対した。しかし相手は多勢さすがの貴三郎も血まみれになった。だが、そこへ有田が駆けつけた。古兵の出現に事態は逆転し、黒金は指の骨を全部折られたあげく泣き寝入りとなった。そんなうちに貴三郎と有田の間に力強い男の絆が生れた。だが執念深い黒金は、全師団合同大演習の夜、再度貴三郎を襲い、歩兵隊と砲兵隊の喧嘩にまで発展してしまった。やがて事件が上官にも知れ、貴三郎は外出禁足令をくらった。だがその夜貴三郎は兵舎をぬけ出し、将校専用の芸者屋で音丸と遊び戯れていた。身柄を預かる有田は自ら制裁することを誓って、貴三郎を不問に附した。やがてここにも夏が過ぎ秋も過ぎようとしていた。戦況は切迫し、有田の満期除隊の夢も潰え、貴三郎のところには、南方へ出動命令が下された。だが、今は有田と離れがたい心情にかられた貴三郎は、故意に無断外出の禁を犯し、営倉入りした。やがて大隊全員に転進命令が下った。有田に恩返しをするのは、この時以外に無いと、貴三郎は有田をともなって、脱走を計った。部隊を乗せた列車は切り離され、有田と貴三郎の乗った機関車は荒野をまっしぐらにばく進していった。
上映時間 103分
監督 増村保造
製作総指揮 -
原作 有馬頼義
脚本 菊島隆三
音楽 山本直純
出演 勝新太郎 、田村高廣 、北城寿太郎 、滝瑛子 、淡路恵子 、早川雄三 、仲村隆

それでもボクはやってない(2007)

2007-01-22 13:39:14 | 邦画・
裁判官は本当はいい人で必ず正義の味方に違いない。←見事に裏切られる。裁判とは人が裁くもので必ずしも結果が真実とはいえない。...解ったようなつもりでいても目の前に突きつけられると、メッセージ色の強い映画です。周防監督だから作れたかも?冤罪で苦しんでいる人は多いと思う。
『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、世界的に注目を集めた加瀬亮が、本作で初主演を果たす。主人公を弁護する弁護士には、瀬戸朝香、役所広司らがふんする。3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。
(あらすじ)それでもボクはやってない - goo 映画大事な就職の面接を控えた日の朝、大勢の通勤客に混じって満員電車から駅のホームへ吐き出されたところを痴漢に間違われ現行犯逮捕されてしまった金子徹平。連行された警察署で容疑を否認すると、そのまま拘留される。その後も一貫して無実を主張するものの、結局は起訴される事に。徹平の無実を信じる母や友人・達雄の依頼でベテランの荒川、新米の須藤の二人の弁護士が徹平の弁護を引き受け、いよいよ裁判が始まる…。

上映時間 143分
監督 周防正行
脚本 周防正行
音楽 周防義和
出演 加瀬亮 、瀬戸朝香 、山本耕史 、もたいまさこ 、田中哲司 、光石研 、尾美としのり 、大森南朋 、鈴木蘭々 、唯野未歩子 、柳生みゆ 、野間口徹 、山本浩司 、正名僕蔵 、益岡徹 、北見敏之 、田山涼成 、矢島健一 、大谷亮介 、菅原大吉 、石井洋祐 、大和田伸也 、田口浩正 、徳井優 、清水美砂 、本田博太郎 、竹中直人 、小日向文世 、高橋長英 、役所広司