怒りの鉄拳

毎日更新日記

日本侠客伝 刃(1971)

2007-01-12 14:03:09 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
あらすじ日本侠客伝 刃(1971) - goo 映画
明治二十年、九州博多の馬車会社の車夫松吉は、土地で事件を起こして、北陸金沢へ流れてきた。空腹のために動けなくなった松吉を優しく介抱したのは、稲垣芳恵だった。芳恵の父は維新前は武士だったが、米の仲買いに失敗し割腹した。芳恵は、弟の伸太郎に医学の勉強をさせるために、自ら小芳と名を改め芸者にでた。やがて松吉は、黒兵衛の経営する北陸逓送馬車会社で働くことになり、小芳を身請けするため、一心不乱に働いた。やがて代議士の青山が帰郷し、博徒上りの本堂がひきいる救国社から身を守るために黒田に護衛を依頼した。その頃、政治運動に走った伸太郎は救国社に加入し、青山の命を狙っていた。悲しみに沈む小芳のため、松吉は救国社に殴り込み、伸太郎を連れだした。こうして松吉は金沢を去った。それから五年。第二回衆議院総選挙は野党に大弾圧が下され、全国で死者数百人を数え、金沢は最大の激戦地だった。白昼公然と白刃をふるう救国社を警察は見て見ぬふりをし、北陸逓送は、青山の後援をしていることが政府に知れ倒産した。黒兵衛も病床に倒れ、青山も苦戦しながら小芳の料亭きく乃をアジトに選挙活動を続けていた。金沢に戻った松吉は、二人のために陰の力になることを決心した。やがて、黒田は本堂に殺され、青山も傷ついた。松吉の怒りは爆発した。救国社に殴り込んだ松吉は、本堂を斬り、かつて男の絆で結ばれた御家政と対決した。二人は抱き合うように重なり息絶えた。製作年度 1971

監督 小沢茂弘
脚本 笠原和夫
出演 高倉健/十朱幸代/池部良/辰巳柳太郎/大木実/渡辺文雄/山本麟一/玉川良一/林彰太郎/汐路章


日本侠客伝 昇り龍(1970)

2007-01-12 13:57:41 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
あらすじ
大正の中頃、若松の石炭仲仕の小頭「玉井組」の玉井金五郎は、二日市の外れにある古い湯の町、武蔵野温泉を目的とした、仲仕の親分衆の旅行会に同行した。金五郎はそこで、共同組の友田喜造の子分たちに斬られ深手を負った。ゴンゾ衆の生活向上を願う金五郎は、小頭組合を結成しようと運動し、それが友田の怒りにふれたのだった。追われる金五郎を救ったのは、浅草の女刺青師お京だった。そして金五郎に一目惚れしたお京は、金五郎の体に、一生一代の刺青「昇り竜」を彫りこんだ。傷がいえた金五郎は、若松で玉井組の留守を守っているマンのもとに帰るが、パナマ丸の荷役をめぐる争いにまきこまれ、共同組と闘わねばならなくなってしまった。友田は金五郎に喧嘩状を叩きつけ、それを受けた金五郎は誰にも知らせず、一人で指定された場所におもむいた。金五郎を慕って若松にやって来たお京は、マンの存在を知って衝撃をうけるが、二人の命を救うため島村ギンに、金五郎と友田との仲裁を願い出た。ギンはお京の一途な心に打たれ金五郎と友田の手打ち式を行うようとりもった。手打ち式の席上、金五郎が持ち出した小頭組合の問題で、両派の関係は再び険悪になったが、同席していた代議士の吉田磯吉は、金五郎の言葉に動され組合問題を了承し、友田を説得した。それから数年、時は昭和とかわり、若松では、炭積機の新たな導入によって、失業ゴンゾの数が日増しに増加していった。そしてゴンゾたちの転業資金の援助の問題をめぐって、金五郎と友田との対立が再び悪化していた。金五郎はギンと、小倉の元博徒島崎勇次の助けを借りて、市民大会を開くが、当日盛況の会場は友田によって襲われ、ギンが斬殺されてしまう。翌日金五郎は、友田の事務所に一人乗り込むが不穏の若松を心配して戻った吉田の仲裁によって引きあげた。一方、胸を患って浅草で荒んだ生活を送っていたお京は、自分の命の長くないことを知り、金五郎に一目会いたいとの心を押えきれずに若松にやって来た。金五郎は、最後の命の灯を消そうとするお京を、武蔵野温泉に尋ねた。お京は残されたわずかばかりの力をふるって、金五郎の背に彫りこまれた朱色の“京"の文字を、新しい墨で塗りつぶした。お京は、金五郎の心も体もすっかりマンに返そうとしたのだった。そしてお京は金五郎の胸にすがって、二度と開くことのない目を閉じたのだった。製作年度 1970

監督 山下耕作
脚本 笠原和夫
出演 高倉健/藤純子/鶴田浩二/中村玉緒/片岡千恵蔵/伊吹吾郎/荒木道子/遠藤辰雄/天津敏/諸角啓二郎

日本侠客伝 花と龍(1969)

2007-01-12 13:54:27 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
(あらすじ)日本侠客伝 花と竜(1969) - goo 映画
玉井金五郎が、親友大田新之助のもとで沖仲仕を始めたのは、日露戦争が終った頃。金五郎は、生来の度胸と腕で、新之助や組長の山尾を喜ばせた。金五郎が大村組との喧嘩で怪我をした時、林助の妹マンが見舞いに来た。その時、金五郎はマンにライターを贈った。ところが、それが縁で、九州一の大親分吉田と対面することになった。吉田が、彦島を視察した日、吉田に付添っていた芸者がライターを珍しがり、吉田の子分がそれを力づくで取りあげようとしたのだ。その時、金五郎は毅然たる態度で「子分の非は親分の罪」と、吉田に頭を下げさせた。だが、この一件は同席した伊崎を怒らせ、仕返しを恐れる山尾は金五郎を追出した。それから二年、マンと世帯を持った金五郎は、永田組の助役になっていた。その頃戸畑では、若松の伊崎組を筆頭とする共働組合と永田・大庭組が牛耳る連合組合が対立していた。金五郎がお京と、会ったのはそんな折だった。お京は伊崎のさし回しでこの地に乗込んできたのだ。一方、伊崎は、パナマ船への積荷作業から手を引くよう永田に迫った。新之助らが伊崎に身を売り、永田組を荷役から引かせるため契約書をつくったのだ。昔仲間の裏切りに怒り、金五郎は決闘を申入れた。だが、その場は島村の仲裁でおさまった。やがて永田が、金五郎に玉井一家をおこさせた。伊崎らは、その歓迎会の帰途を襲い、林助を殺した。そればかりか、共働組合は荷主を脅し、すべての仕事を連合組合から奪いさった。金五郎は新之助の加勢を得て悪徳伊崎を倒した。製作年度 1969

監督 マキノ雅弘
脚本 棚田吾郎
出演 高倉健/星由里子/二谷英明/津川雅彦/若山富三郎/藤純子/山本麟一/内田朝雄/小松方正/水島道太郎