怒りの鉄拳

毎日更新日記

連合艦隊(1981)

2006-08-13 10:31:12 | 邦画・
あらすじ
昭和十五年。考古学者本郷直樹は次男の真二が自分と同じく学問の道を志すことを喜んでいた。兄の英一は父の意に反して海軍少尉になっていた。一方、船大工の小田切武市は一人息子の正人が海軍兵学校に合格したので有頂点になっていた。十八年間海軍に勤めても下士官止りの武市は正人の将来は約束されたと信じて疑わなかった。一年が過ぎた。世界情勢は日毎に緊迫の色を強め、戦争の予感は現実のものになろうとしていた。昭和十六年十二月八日、早期和平を強調する山本五十六のもとで、連合艦隊は、ハワイ真珠湾に奇襲をかけた。次々と炎上する米海軍の戦艦群を、英一は興奮の面持ちで見つめていた。その頃、五年の歳月と建艦技術の粋を集めた空前総後の巨艦、大和が完成した。山本はアメリカに時間を与えず、早期和平に持ち込もうと、ミッドウェイ作戦に賭けた。しかし、作戦は失敗に終り、戦局は消耗戦へと展開していった。数々の戦闘を体験している英一は、死を覚悟し、婚約者の陽子と式を挙げたが、指一本触れずに戦場へもどった。やがて大学生の真二も召集され兵学校を卒業した正人も武市の意に反して零戦に乗る決意をしていた。日本軍は劣勢に回り、起死回生のレイテ作戦に出た。英一は戦場で真二と出会った。陽子への仕打ちをなじる真二に「陽子を頼む」と遺書を残して英一は大空に散った。英一の残したライフ・ジャケットのために沈む船から脱出した真二は、生きる喜びをあらためて知り、陽子と生きようと陸上勤務を志願するが、大和への転属を命ぜられる。死を目前にして真二は陽子を抱けなかった兄の気持を初めて理解した。陽子は逆だった。愛する人に抱かれたい。陽子は真二に激しく体をぶつけるのだった。同じ頃、正人は特攻を志願していた。武市は息子の出世に固執し兵学校へ行かせた己の浅薄さを呪い戦争の恐しさを痛感した。戦況は挽回の余地もない所まで来ていた。そしてついに、最後の切札、大和の沖縄への水上特攻が計画されるに至った。大和は出撃した。真二も正人もその中にいた。そして、陽子、武市、多くの肉親を残して、大和艦上の戦士たちはその命を沈めていった。
上映時間 146分
監督 松林宗恵
脚本 須崎勝弥
音楽 谷村新司 、服部克久
出演 小林桂樹 、永島敏行 、金田賢一 、古手川祐子 、中井貴一
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御金蔵破り(1964)

2006-08-13 10:20:32 | 邦画・時代劇
ジャン・ギャバンとアラン・ドロンの名作を彷彿させる異色の時代劇、名作です。
(あらすじ)
伝馬町の牢内で、緋牡丹半次は、煙りの富蔵と異名をとる大盗人と知り合った。富蔵は、向っ気の強い半次に、自分の若い時の姿を見る思いで、不思議な愛情を抱くようになった。釈放された半次は、新御番組、神谷帯刀に再会した。半次と帯刀は元同じ旗本であった。だが百俵十人扶持の貧しい家碌のために、権力にこびねばならぬ侍稼業に嫌気がさして、半次は市井にとびこんだのだった。その後帯刀は、筆頭与力目付役林肥後守に取り入り、今では、その娘婿として、将来を約されていた。勝ち誇ったような帯刀の態度に、半次は反感をもった。一方富蔵は、長年江戸城内の御金蔵破りを夢見ていた。富蔵から相談を受けた半次は、帯刀とのこともあり決意した。決行日は八月一日、この日は、徳川家康の江戸開府の祝があるのだ。だが肝心の絵図面が入手できない。富蔵は、花火師玉屋の一人娘おこうが、中8fa5faなのを利用して、絵図面をものにしようとした。その役目をあてられた半次は、激しい情熱をもって、おこうの女心をゆさぶり、お局への道順を聞きだした。さて盗んだ金は大奥の下ごえをとりにくる肥たご船の樽にかくし運搬することに決った。万事準備は整ったと思ったが、おこうの乳姉妹おくめが、弥太五郎の乾分紋太の情婦で、二人の行動を弥太五郎に知らせたため、形勢は不利になって来た。また目明し勘兵衛も二人の後をつけていた。八月一日、御金蔵の警護は組頭に昇進した帯刀を中心に、厳重をきわめていた。弥太五郎たちも、金箱を横どりしようと、半次らのあとを追って乱闘となったが、ついに金箱はおわい船の中に納った。だが津田沼岸で待つ、富蔵と半次を前に、船は金の重味で沈んでいった。
監督 石井輝男
脚本 野上龍雄/石井輝男
出演 大川橋蔵/片岡千恵蔵/朝丘雪路/丹波哲郎/杉浦直樹/安部徹
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