怒りの鉄拳

毎日更新日記

竹山ひとり旅(1977)

2006-07-28 17:18:49 | 邦画・
ドキュメンタリータッチで描かれた厳しい旅を美しい風景の中に、
(あらすじ)
高橋竹山。本名は定蔵で明治四十三年六月十七日生まれ。母トヨ、父定吉。定蔵は三歳の時に、麻疹をこじらせ、半失明。この年は東北地方が大兇作で、母の必死の看病もかなわなかった。定蔵は、他の子供たちと同じ様に勉強ができないため、小学校も途中で退学。十五歳になった時、行く末を心配した母により、隣村のボザマ戸田重太郎の弟子として住み込む。彼は、ボザマから三味線と唄を習った。そして、青森、秋田、北海道などをまわった。十七歳の時、独立。青森の十日町に、社会の底辺に生きる芸人や貧しさの中にも、明るく生きる人々がいた。定蔵はそこで、多くの友人を得た。定蔵は、船小屋で寝たり、山の中の小屋で寝たり三味線があるから独りでも、寂しくはなかった。そして、彼はひとりの時はかならず、三味線の練習をするのであった。こうして、定蔵の三味線は、貧しさとたたかい、生きつづけるなかで、しだいにきたえられていった。母はそんな彼の姿を見て、ひそかに、涙をながした。そのうち八戸の盲唖学校へ入学。そして、戦後の二十五年、成田雲竹の伴奏者となって、竹山の号をもらった。時に竹山四十一歳であった。上映時間 125分
監督 新藤兼人
脚本 新藤兼人
音楽 林光
出演 林隆三 、乙羽信子 、倍賞美津子 、佐藤慶 、観世栄夫
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-完全燃焼!