アフター点検

　先週、マンションの大規模修繕工事の５年アフター点検があった。
　わが家の場合、ベランダの防護柵の根元の防水塗装面や、ベランダの天井部にひび割れがあった。
　これらは２年アフター点検でも見つかり、補修工事が行われたのだが、またもや同様の事態になった。

　でも、別に工事が手抜きというわけではなく、基本的には構造上の問題だと考えている。
　ベランダが隣室より出っ張っているため、風当たりが強く、雨水などの影響もあり、ひび割れが生じるのだろう。
　そうした余分な負荷をかけないためには、一般的なオフィスビルの壁面のような、のっぺりした面一（つらいち）の形状がいいのだろうけど、マンションの場合はなかなか難しそうだ。

　そういえば、数年前に済州島で見た新築アパートの多くは、ベランダと思しき場所がサンルームになっていて、一見すると、オフィスビルのようだった。
　当時のガイドさんは、洗濯物を人目に触れさせないため、と言っていたけれど、海風の強い島ならではの工夫もあったりするのかも。

　住まいの設計は、住みやすさはもちろんだけれど、美観へのこだわりはほどほどにして、耐久性やメンテナンスのほうをより重視してもらえたら、と思う。

　などと言いつつ、今のマンションの購入理由の一つには「外観を気に入ったから」というのもあるんだけどね～（苦笑）