燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

減酒しよう!

2021-02-05 18:03:55 | 家族
 我が家の暮らしは、新型コロナ禍の前後であまり変わっていない。
 というより、すでにおととし、私の退院後に一度変わり、それを今も続けている感じだ。

 まず、スーパーに毎日行かなくなった。
 というのも、術後で、筋力の衰えと軽度左半側空間無視もあって、以前のように私一人ですたこらさっさと買い物ができなくなったので、退院して間もなく、以前からうちのマンションに来ていたコープさんと契約して、週1回配達のお世話になることにしたのだ。
 それまでネットスーパーやスーパーの配達サービスさえ利用したことがなかったのに、いきなりコープさんとは──なんてぜいたくなんだ。
 思い立ったのは夫で、夏のある夕方、ジム帰りにマンションで配達員さんに出会い、その場でパンフレットをもらい、電話番号を教えると「すぐに営業が行きますからっ!」という流れで、本当にすぐに営業さんが来られてあっという間に契約完了。
 利用してみると、配達のありがたいことといったらない。
 特に酒類は!
 まあ、これには一長一短あるんだけど──我が家は、買いだめすると夫がついつい飲み過ぎるので、それまで酒類だけは毎日買いに出ていたのが、安心便利なケース買いになってしまい、懸念通りに晩酌の量が増えた。若い頃は6缶パックを買っていたこともあったけど、あるだけ飲んでしまう夫に困り、面倒でもバラ買いにした。さすがに晩酌して夕飯を食べてしまうと、飲み足りないとか、他のが飲みたいと思っても、買い出しに行くのは面倒で出かけない。
 ところが、近年、隣にコンビニができて、これからドラマや映画でも見ようかとなると、「ちょっと行ってくる」と夫自ら買い出しに行ってしまうことが増えた──そんな時は目当てのタバコだけでなく、ハーフワインまたはスコッチのポケットボトル、おまけにプリン(2個)まで。プリンは二人とも好きだけど、これは、妻のご機嫌取りみたいで、素直には喜べない。ま、翌日のおやつにおいしく頂いてきたけどね。

 退院前に(希望して)夫婦で受けた栄養指導では、(どうしても)毎日飲むという場合、ビールなら中ビン1本まで、ワインならグラス1杯まで、日本酒なら2合まで、ウイスキーならシングル1杯まで(だったかな)なので、この目安だと、ビールをスターターにワインなどを飲む我が家は明らかに飲み過ぎである。
 もちろん、節酒は心掛けている、いるのだけど、なかなか理想通りにはいかない。
 私自身は、一人の時なら、なんでもグラス1杯で十分満足できるんだけど、夫といると、自分の適量で済ませられない。
 夫は、私から見ると、基本的に、眠くなるまで飲む。飲まないと眠れないというわけでは決してないんだけど。それに、マイペースな人なので最初から手酌だったりするのに、自分に注ぐついでにまだ空いてない私のグラスにもどんどん注いでしまう。私だって自分のペースで飲みたいのに!これってアルハラじゃない? 自分はこの辺で腹八分だな、と思っても、まだ飲めるのは確かなので、なんとなく注がれてしまう。いや、夫も、私が本当に断れば無理には注がないので、私がキッパリ断ればいいだけ、なんだけどね──。
 おかげで知らぬ間に私は酒席で気の利かない女になってしまったよ。

 1月は夫の術後1年で、松の内にMRI検査と採血検査を受けた。
 採血なんて、昨年、肝機能の数値がよければ、なかったはずなんだけどね。
 夫は、付け焼刃で、お正月は元日を除いて検査前日まで断酒していた。
 年末から、晩酌にはビールを少しという減酒路線に切り替えていたので、少しは効果があったのか、数値は減少傾向にあるということで、主治医から何か特別に言われたりはしなかったようだ。
 MRIのほうは異常なしでやれやれだ。

 退院したその日にお酒を飲むような夫には、断酒よりも節酒のほうが難しいようだ。
 といっても、このままほっといてまた違う病気になっても困るので、ついに、週1で休肝日を設けることにした。
 昔、試して失敗したけど、今度こそ守れると思う。
 いや、夫はタバコものんでるんだから、いい加減、節度を守ってくれないとね~。

 世の中はいつしかすっかり禁煙がスタンダードだけど、お酒も発がん性物質だってこと、忘れちゃダメよね。


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