燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

電撃

2015-05-19 15:41:27 | 介護
 朝食後にのんびりしていると、母の入院している病院からスマホに着信があった。
 応答すると、担当医のK先生だった。
 電話の苦手な私は、なんとか頭を切り替えたものの、いささか驚いていた。
 緊急時以外に連絡があるとは想像もしていなかったのだ。
 先週は、私の体調がよくなかったので、面会日をK先生の出勤日に合わせられなかった。
 今週、もしも時間があれば話をしたいなあ、とは思っていたけれど……。

 K先生「今、お仕事お忙しいですか?」

 むむぅ……。
 無職の私は、なんとなくショボ~ンとなった(スマホでゲームしてました、なんて言えないし)
 たぶん、常用している言葉がつい出たのかなと思うけれど。
 「お時間は大丈夫ですか」のほうが汎用性があってよいな。

 それはともかく。
 K先生の話では、母は、被害妄想や攻撃性が減るのと引き換えに、物忘れが目立つようになった、ということだ。
 それは私も気づいていた。
 金曜に欲しい物を聞いておいたのに、母は日曜に電話をかけてきた。
 アイテムがほんの少し増えただけで、緊急性はない。
 月曜は朝9時に電話があり、話している間にも記憶が飛ぶようで、リストを3周しそうになった。
 それで十分イライラした私は、夕方5時のは留守電でやり過ごしたが、内容はやはり同じだった。
 母は、電話したこと自体を覚えていないのだ。
 それだけではない。

 K先生「ここに入院してから一度も会っていないと言ってます」

 うそぉ~ん!
 4回も面会したじゃん……。

 思い返すと、亡くなった祖母も晩年は認知症を患っていた。
 今度は母の番で、その次は私かも……って、冗談じゃない!

 それにしても……夜襲の次は電撃かよ(涙)

 ※追記※
 K先生は母に電話を代わってくれたが、内容は同じくウィッシュリスト。
 にもかかわらず、午後3時にもまた母から電話が……うぅ。
 固定電話はデフォルトで留守電にしておくわ(メモ代わりになるし)


2 コメント

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どんまい (とほ)
2015-05-28 00:38:21
先生は、家事も含めて「お仕事」と呼んだのですよ、きっと。
専業主婦だからとしょぼくれることはないですって。
たまたま、朝の休憩時間に電話があって、休憩でゲームしてたって、なんの問題もありません。
家事は、身も心もたいへんな重労働なんですから。

忘れて、妄想し、攻撃的になりそうですが、妄想以降が減ったんですよ、たぶん。
いいことですよ。たぶん。
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Re:どんまい (燈子)
2015-05-28 09:45:59
 家事は、やり込もうと思えばどこまでもやり込める反面、手抜きしようと思えばいくらでも手を抜けるものなんですよね。
 しょぼくれちゃうのは、そのバランスがうまくとれていないことに引け目を感じているのかも、です。

 >家事は、身も心もたいへんな重労働

 優しいことをおっしゃる~!
 ぐ~たらな私にはもったいないお言葉……ありがとうございます。

 >いいことですよ。たぶん。

 ええ、そうですよね。
 被害妄想は、それこそ諸悪の根源ではないかと思うほど厄介なものなので、それが幾分なりとも減ってくれたのなら、このぐらいの物忘れはまだカワイイもの。
 このままいい感じに向かってくれたらと思います。
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