随分昔の話になるが、私が通っていた中学に名物先生がいた。
創立して数年という新設校だったから、名物といってもまだ歴史が浅い。
その先生、担当は社会科なのだが、生徒指導もする熟年男性だった。
で、いったいどこが名物かというと、いつも右手に角材を持ち歩いていたのだ。
といっても、太さは2×4センチ位、長さ50センチ位の可愛いものだが。
その角材に太い油性ペンでこんな銘文が書かれているわけである。
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近頃、喜怒哀楽の激しい生活を送っている。
というわけで、カテゴリも何もかも気にせず一気に書いてみる!
* * *
「喜」
Nさんからまた旨い帰省土産を頂いた。それは……
「鴻山(こうざん)」という大吟醸純米生酒♪(桝一市村酒造場)
能書きによると、鴻山とは、江戸時代末に浮世絵師葛飾北斎を小布施に招いた人だとか。
桝一市村酒造場を営む一方、文人墨客としても活躍したそうな。
その鴻山にちなん . . . 本文を読む
「明日はどうしようかなあ」と日曜の夜に夫が言う。
聞けば、自社に出るのを渋っているのだった。
ということは、もしや常駐先は……?
「休みだよ」
なにっ?!
それって、あなたが休みなの?
それとも、担当者がお休みなの?
あるいは、常駐先がお休みなの?
「一斉休暇だよ。何か違いがあるの?」
常駐先にはお盆休みがあったのかー!
……いや、普通の企業なら当たり前か。
一斉休暇なら夫の選択肢は2 . . . 本文を読む
得意な教科や好きな教科はさっさと済ませ、
苦手だったり嫌いな教科はギリギリまでやらない――
そんなこどもだった私。
夏休みの宿題で最も面倒だったのは、中1の時の「1000題マラソン」。
加減乗除に始まり、二次方程式やら何やらをそれぞれ決められた問題数ずつ、
合計1000問、自分で問題を作っては解いていく。
面倒なことが嫌いなところへ自問自答ときてはちっとも面白くない。
作る楽しみを知る前に、解く . . . 本文を読む
夫が2日間の夏休みを取った。
それは、今日と明日。
聞いたのは昨夜。
私にはいつもながらのフェイント休暇。
来週にはそろそろお盆休みが始まる。
この時期の出社、私は結構好きだった。
朝晩の電車は空いているし、職場は人もまばら、電話が鳴ることも少ない。
お休みは、できるだけ世間様とずらして取るのが何より♪
そういえば、新しい現場の人たちもお盆休みなのでは……?
夫が本格的に仕事をするのは、どうや . . . 本文を読む
「あれ……? 電気点いてる」
昨夜、半畳ほどの玄関を白熱灯が照らしているのに気づいた。
その電球は壁についている赤外線センサーと連動している。
ごく小さな切替スイッチで連続点灯にも常時消灯にもできる。
さっきゴミを出しに行ったけれど、そんなに長い時間消えないことはない。
もしかして、知らないうちに手が触れて連続点灯になったのかも?
そう思って確かめに行くと、普段通り、センサーで点灯する設定 . . . 本文を読む