１２。

　ニューヨークのスタジオ・ミュージシャン、アイラさんのストラト。ロゴの「M」が古いタイプ。アイラさんは、ジュエルとかベット・ミドラー、そしてジョージ・ベンソンなど、もう、ほとんどのアーティストのアルバムでギター弾いてる超売れっ子。ユニオンにいる友人に聞いてみたら、ものスゴい＄＄＄を稼ぐそう、、、。ギターだけ弾いててこれだけ稼げるのもスゴい。ユダヤ人はお金を稼ぐ能力が高いですよね。

　とにかく。

　１２番目のマルキオーネ。デビットさんの次に製作したモノ。おそらく、スタジオ・ミュージシャン繋がりでしょう。



　今回、どうするのかというと、ネックにハムバッカーを載せて、さらにオン／オフ・スイッチを付けて、ネックとブリッジ・ピックアップの組み合わせを可能にする、という改造。アクティブ回路からパッシブに変更もする。僕個人的な好みですけど、こういうギターはパッシブの方が良いかな、と。このラフさがスゴくギターらしい。ちょっとのノイズもサウンドの一部だと感じるのですよ。ヘンドリクスとか今聴いてもスンゲーカッコいいし、あのシングル・コイルのノイズもサウンドの一部だし。アクティブは、今聴くと、ちょっと古めかしい時代の音がする。綺麗で、丁寧な音。僕の世代の音じゃないな、と。

　そんな感じで、マッチョな”お仕事ギター”に改造するワケです。



　面倒くさそうに見えて、意外と楽しいピックガード製作。つーか、スンゲー楽しい。今の僕だと、サクサク作っても四十分かかる。どう頑張ってもこれより早く作れない（限界）。



　ゴーグルとイヤー・プロテクションは必ずしましょう（安全第一）。



　で、パーツを組み込むとこんな感じ。



　やっと出来たところでヘンドリクスオーネさんの出番。怪しいフレーズ弾いてました。