ジャズ・ギター・ブックに載ってるギターです。この演奏家は、現在、健康上の理由でしばらくリハビリ生活。おそらく、しばらくの間、ギターも弾けないでしょう。典型的なこちらのミュージシャンのパターン。自分にとって何が一番のプライオリティーなのかを見失うと、こういう結果になってしまう。で、スティーヴンが買い戻したのです。このギターは常に誰かに弾いてて貰いたいから。それだけ想い入れが強いギターなのです。
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週末のスタジオには、よくミュージシャンが来ます。金曜日はだいたい、スティーヴンのギターの先生のエラリオさんが来ます。オジイちゃんなんですけど、もうね、大きなピッカピカのキャデラックに乗ってて、やたら威勢が良くて、僕はいつも冷やかされてばかりいるのです。イタリアンだしね。おそらくこのヒトもマフィアがらみ。でもとても温かいヒトですよ。
ランチはいつも三人で近くのメキシカンへ、名物「オクトパス・ス . . . 本文を読む
ラーの鏡(ネック・プレート)に特別にサイン。この演奏家の名前は、ファトン・マクーラ。ニューヨーク、そしてロサンジェルスで活動してます。ドン・マルキオーネのNY・マフィアコネクションを使って、彼の活動、そして身元やその周辺を調査。すぐにウラが取れた。頻繁にギグをしてるし、評価も高い。僕と同い年で彼も外国人。とてもハングリーな演奏家であるとのこと。そりゃそうだろうな、と思った。アメリカ人と同じレベル . . . 本文を読む
インレイ。接着剤が乾いてないのですよ。だから明日、綺麗にします。もうほとんど完成が近い。本体は二本とも仕上がっています。
一つはキルト・メイプル。ヤバいね、これ。3D立体画像みたい。キルト・メイプルは、ホントに難しいのです。トップのチューニングも、通常と変えないと、いい音しないのです。難しい。凄かったですよ、スティーヴン。トップを削り出している時の執着心は、怖いくらいでした。チューニングして . . . 本文を読む
このプライスレス・ギター、最前線で活躍している演奏家の元へ行くことになりましたので、それに合わせてフィンガーボードもフレットもナットも全部、完全に初期化。あのままでも全く問題ないのですよ。でも、プロはプロだから、プロなのです。ミクロのセットアップの違いが分かるヒト達だし、そういうギターをホントに必要としてるから。差別じゃないよ。彼らの勝負してる世界は、とてつもなく厳しい所だから。ちょっとの妥協が . . . 本文を読む