「Inner Views」

音楽家として逝こうと思う。

The Spirit of Jazz

2005-09-27 | Musician
 カトリーナ、そしてリタとハリケーンの被害に遭ったジャズの聖地、ニューオリンズ。ここヒューストンにも音楽家達が避難してきた。近所のクラブ、バー等のスケジュールを見てみると、懐かしい名前もちらほら見えるようになってきている。  本物のジャズが聴ける「ジャズ・クラブ」は、ここアメリカですらとても少ない。個人的に、いわゆるジャズ・ヒット・チャートに載っている上位の「アーティスト」達の名前を見ると、ひっ . . . 本文を読む

晴。

2005-09-25 | Life
 当初、ヒューストンを直撃するといわれていたリタ。上陸に伴い東へ、東へと進路を変え、そしてここ一週間くらいとても暑くて気候がとても乾燥していたのですが、それがどうやらヒューストンを守ったよう。風が夜中に強まったくらいで、雨もそれほどでもなかった。  近所を散策。自宅前の木が折れてた。それ以外は、建物とかに大きなダメージは無かったようで安心した。  すれ違う人達の顔もみんなホッとしている . . . 本文を読む

いよいよ。

2005-09-24 | Life
 ハリケーン・リタが数時間後に上陸。スティーヴンと携帯で連絡を取り合って、最悪の場合に備えてます。自宅、そしてスタジオのガラス窓には、テープで補強して割れても破片が飛び散らないようにしておいた。マイ・ギター達はハードケースに入れて、いつでも一緒に逃げれるようにしてある。  今回、ヒューストンは避難所を公に開放していないので、遠くまで逃げるか、自宅で耐えるか。僕らは残ることにした。今はちょっとスタ . . . 本文を読む

困。

2005-09-22 | Life
 接近中のリタ。今はホントにいろんなコトが同時進行してて、ストレスフルなんですが、さらに追い打ちをかけるようにハリケーンですか、とちょっとうんざり。いつもそう。ネクストレベルへ一歩を踏み出す時って、楽じゃない。必ず状況がタフになる。その後で必ず良い方向に向かうんですけどね。今回はこのタフさのレベルがかなりきつい。それでも進む。焦らず、急がず、一歩ずつ確実に。  とある理由でスタジオを留守にできな . . . 本文を読む

Finale。

2005-09-20 | Archtop Guitar
 いろんな意味でこれが最後。いろんな想いを込めた。いろんなコト考えた。作業が終わって、一番のお気に入りのCDを聴きながら、何となくおとなしくしているスティーヴンを見て、独りになりたいのかなと思ったので、いろいろとお疲れさまでした、とそっと声をかけてスタジオを出た。顔をこっちに向けずに、声も出さず、ただ黙って頷いてた。  新たに一歩、踏み出すスティーヴン。しっかりと、側で観ておこうと思う。   . . . 本文を読む