「Inner Views」

音楽家として逝こうと思う。

クラシカル・ギター パーフリング編

2004-12-29 | Spanish Guitar
 久し振りのクラシカル製作。今日は、パーフリングという色のついた装飾のベニヤを接着しました。  バインディングの作業はとてもストレスフルで、手も非常に疲れます。僕は、その日の夜に演奏の仕事がある時は、バインディングはしない様にしています。  毎回もっと簡単で手にも優しく、ストレスがない方法はないものか、と考えてましたが、前回試してみた方法が今の所僕もスティーヴンもお気に入り。  まず最初に、 . . . 本文を読む

オークション

2004-12-28 | Archtop Guitar
でダキストみつけた。1976年製にしてはずいぶん綺麗。1983年にジミー本人がピックアップとヴォリューム・ポットを取り付け、その時に弦を張って、弦高を調整して云々、と手書きのレシートに書いてある。ダキストの製作したギターって独特の雰囲気が出てて、とても美しいですよね。弾いてみたい、、、。 . . . 本文を読む

クリスマス編

2004-12-24 | Life
 今日はスティーヴンの愛娘、イサベラが来ました。イサはまだ三歳ですが、上手に英語を話し、また、スペイン語とイタリアンを話します。時々僕が日本語を教える事も有ります。普段は芸術学校に行っていますが、クリスマスという事で学校がお休みなので、今日は一日工房にいました。イサが工房にいる時は、仕事になりません(笑)。上の写真の様になります。  イサはスティーヴンと一緒に奥さんへのプレゼントを作っていま . . . 本文を読む

ペンサ・サー編

2004-12-23 | Electric Guitar
 ダン所有のペンサ・サーの調整をしました。この前のサンクスギビング・デイで演奏した時にお借りしたギターですね。ボルト・オン・タイプで、ボディは美しいワンピース・キルト・メイプル。      一通りチェック。フィンガー・ボード、フレットを掃除して、10~46のセット用にトラスロッドとトレモロを調整。ボディも汚かったので綺麗にしました。スティーヴンがずっと横に立っていて、僕の作業を真剣に無言で見てい . . . 本文を読む

サムライの日 編

2004-12-22 | Secret
 最初に木目を観察。スティーヴンは、木のカットのされ方に異常なくらい神経質。パって見た瞬間に、それぞれの木の性格を最大限に引き出すためにはどうするのがベストか、というのが頭の中で解決していると思います。  また、木によっては”ねじれ”が隠されているものも有るので、この時にその木の端を少し切ってみて、木がどのように動くか観察します。よく乾燥された古い木が必ずしも良い、とは限りません。  いつも思 . . . 本文を読む