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CURVAなひととき

CURVA(クルバ)。イタリア語でカーブ、そしてゴール裏の席。あらゆるスポーツでチケットが安いCURVAから熱気を伝える

セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”(2011年4月29日)

2011年05月01日 23時12分02秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 1トップと3シャドーの親和性こそが、攻撃におけるセレッソの生命線だ。
 狭いスペースをショートパスで繋いでいく展開には、選手個々の特性に“近さ”が無い限り難しい。
 ショートパスに加え、高速ドリブルからのスルーパスに反応するタイミングも計る必要があるのだから、
 1トップを務める者の業務的な負担は想像以上だろう。
 ホドリゴ・ピンパォンが、爆発的なスピードと突破力を生かせないのも、
 3シャドーとの距離感やパスのタイミングという見極めが完成していないことが理由だ。
 1トップの前任者であるアドリアーノも通った悩みは、実戦を重ねることで解消する-。
 ここは指揮官が理解している部分でもあるが、我々にとっても我慢が必要なのかもしれない。
 
 ただ、攻撃が熟成する時を待つばかりが課題では無いような気もしなくはない。
 新潟戦のように、ロングパス1本でカウンターを受ける場面を見ると、どうしても感じてしまう。
 どうやら、組織的なディフェンスが機能していない理由はボランチにありそうだ。
 パスミスを連発したことで中後雅喜を戦犯にしているのではない。むしろ、守備における第1ブロックとして、
 防波堤となりえてないことに対する危機感である。
 攻撃とタクトとなるマルチネス。コンビとなる中後への期待される役割は、
 前戦へ華麗なスルーパスを供給することよりも、むしろ汚れ役としての厳しさであろう。
 改善すべき点は、むしろ守備的な部分なのかもしれない。

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セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”(2011年4月6日)

2011年04月06日 23時22分34秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 サッカーファミリーにとっては空白の1ヶ月であった。もちろん、数多の競争を勝ち抜いた方々が観戦したであろう慈善試合を特別な部類とした上での話である。震災後、野球をはじめとした主要プロスポーツとして日本国内でスタートなる試合。目の前で行われようとしているACL全北戦もまた、「特別な部類」の試合であることは間違いない。黙祷による静寂-。

 公式戦という緊張感の中で戦術的な習熟度を増していくタイプであるセレッソにとって、場数が足りないことでの影響度は計り知れない。序盤、全北のプレスに対し、後手を踏んだ場面が多かったのも、実戦不足から来るものであったような気がする。トレーニングマッチとは異なる環境。加えて、ファウルすれすれの強烈なチャージである。選手が戸惑うのも無理はなかった。それでも、パワープレーに徹する相手の出所を見極めてからは、中盤でのダイレクトプレーから全北ディフェンスを崩す回数も増えた。攻撃の生命線である3シャドーの距離感が的確だったことも見逃せない。サブに回る機会が多かった清武弘嗣が、乾貴士の飛び出すタイミングを引き出せたことが勝因であったことは間違いない。流動的なオフェンスで生まれた絶妙なズレが、ディフェンスを崩す。決勝点は、まさに「セレッソの形」の産物であった。

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セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”(2011年3月5日)

2011年03月06日 22時20分44秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 夕闇迫る万博競技場。試合終了後の光景は、自分自身では思ってもなかったものとなった。万博の南側に陣取るサポーターからのブーイングである。もちろん、大阪ダービーという特別な試合に敗戦したのだから、サポーターの怒りも当然なのかもしれない。
 バックスタンドからの観戦となったこの日も、セレッソの代名詞ともなった1トップ+3シャドーの機能不全を嘆く声が多かったのも事実だ。前戦の起点を作れずに、ガンバディフェンスの餌食となる光景は、スタイルが確立している側とそうでない側と差が明確に出た部分となろう。加えて、一番、点を取らせたくない男である昨年までの“同志”であったアドリアーノに先制点を奪われたとあっては、選手側に反論の余地は残されていない。
 しかし、光明は間違いなく存在した。多数派の意見では意見ではないだろうが、である。特にガンバ戦の終盤で見せた、シャドーの崩しからサイドバックの攻撃参加を促すプレーを生み出せたことは、今後の攻撃活性化へのヒントともなるだろう。昨季の序盤、アドリアーノと香川真司の個人技による崩しに頼り切ったのに比べると、クルピ・スタイルの浸透は随分と高いものとなっているのではないだろうか。むしろ、今後のノビシロに大きな期待を感じた試合であったように思えた。

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セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”(2011年3月2日)その2

2011年03月03日 23時30分49秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 連携不足による攻撃の不発-。相手の力量から推測すると、辛勝という結果は攻撃の部分に問題を抱えていると考えられなくもない。ただ、攻撃の組み立てに難ありなことは、ある程度、想定内の出来事だったような気がする。狭いスペースをショートパスとドリブルを織りまぜながら突破を図るスタイルには、熟成にかける時間が必要だからだ。ただ、計算できると思われた守備で、度々、裏を突かれた点には、思わぬ不安を感じずにはいられない。もちろん、前線からのプレスが効果的に決まらないことも考慮する必要があるだろう。サイドバックが攻撃を仕掛けた時点でボールを奪われるような、あってはならないプレーも目についたことも事実だ。それでも、昨季、鉄壁を誇ったディフェンスをも再構築が必要な状況は決して見過ごせないだろう。攻撃ばかりに目がいくうちに、土台の崩壊に気づくタイミングを逃してしまうことは避けたい。傷口が浅いうちに-。

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セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”(2011年3月2日)その1

2011年03月02日 23時46分49秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 無敗の本拠地は暗く静まりかえっている。青色のACL旗がはためく場所は長居スタジアムだ。アレマ・インドネシア戦は準ホームであり、かつての本拠地でもあり、今年も集客の望める試合の開催場所だ。思えば、残暑厳しいデーゲームとなった広島戦以来のワールドカップ開催場所での試合である。少しばかりの懐かしさと共にスタンドから眺めると、随分とピッチが遠いと感じた人も多いのではないだろうか。選手の呼吸さえも感じることができるキンチョウスタジアムとの差-。全体を俯瞰したい者に向いている長居スタジアムは、逆にサポーターとの一体感を生む独特の雰囲気を作り出せないデメリットもあると言えるだろう。ACLの基本的なフォーマットのせいだろうか、メンバー紹介をはじめとしたアナウンスに英語の混じることでも、普段との違いは明らかであった。
 さて、肝心の試合である。特に攻撃陣の先発メンバーの顔ぶれが大きく変化したセレッソにとって、不安な部分は個々の連携という部分である。昨季、序盤の10試合を“慣れ”のために捨ててまでも習熟度を高めた指揮官だ。今季初戦となるこの日も、多かれ少なかれ不細工な場面に遭遇することになるのは想像できた。チームNO1の点取屋と、強靱なボディバランスと卓越な個人技で中盤にタメを作り続けた者の不在は、チームに少なからず影響を与えることは間違いない。3シャドーのパス交換が不安定で、サイドバックの上がりを躊躇せざるをえない状況は仕方のないことだろう。加えて、先制点を奪った直後から見られた足元へのパスが多発したことで、アレマディフェンスを助けた部分も付け加えておきたい。

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セレッソ大阪観戦記録2011、“白なのか、それとも黒なのか-”

2011年03月01日 23時05分06秒 | サッカー(セレッソ大阪2011)

 忘れる-。数日間に発生した内容は、メモリから消去することにする。たとえ、どんなに年間パスポート未着問題が杜撰な対応だったとしても、である。郵便局をも巻き込んむことになったドタバタ劇は、思い出したくもないの一言だ。きれいサッパリと忘れることにしたい。
 さて、新シーズンの幕開けだ。急上昇からの急降下という一定のサイクルを刻むセレッソにとって、歴史上の不安要素は尽きない。上を目標にした「次」は、まさかの転落という経験からも、あまり風呂敷を広げない方が良いのではという声も無くはない。J2暮らしを味わうくらいなら、中位ぐらいがちょうどいい……。何事も程々の方が、無難な結果を得やすいことは解っているつもりである。ただ、今年に限って話は別ではないだろうか。クラブ初となるアジアでの戦いに身を置き、形の上では世界と繋がる紐を巻きつけているセレッソにとって、大勝負となる年であることは間違いない。タイトな日程を戦い抜く上で、アジアとJの両方を失うリスクも消えない。J2降格か、それともACL制覇か-。何というゾクゾク感だろう。順風によるものか、それとも荒天なのか。3月2日の船出による目的地は、大海原を越えた先に存在する。

 白なのか、それとも黒なのか-。

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