1トップと3シャドーの親和性こそが、攻撃におけるセレッソの生命線だ。
狭いスペースをショートパスで繋いでいく展開には、選手個々の特性に“近さ”が無い限り難しい。
ショートパスに加え、高速ドリブルからのスルーパスに反応するタイミングも計る必要があるのだから、
1トップを務める者の業務的な負担は想像以上だろう。
ホドリゴ・ピンパォンが、爆発的なスピードと突破力を生かせないのも、
3シャドーとの距離感やパスのタイミングという見極めが完成していないことが理由だ。
1トップの前任者であるアドリアーノも通った悩みは、実戦を重ねることで解消する-。
ここは指揮官が理解している部分でもあるが、我々にとっても我慢が必要なのかもしれない。
ただ、攻撃が熟成する時を待つばかりが課題では無いような気もしなくはない。
新潟戦のように、ロングパス1本でカウンターを受ける場面を見ると、どうしても感じてしまう。
どうやら、組織的なディフェンスが機能していない理由はボランチにありそうだ。
パスミスを連発したことで中後雅喜を戦犯にしているのではない。むしろ、守備における第1ブロックとして、
防波堤となりえてないことに対する危機感である。
攻撃とタクトとなるマルチネス。コンビとなる中後への期待される役割は、
前戦へ華麗なスルーパスを供給することよりも、むしろ汚れ役としての厳しさであろう。
改善すべき点は、むしろ守備的な部分なのかもしれない。
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