イトウ
サケ目・サケ科・イトウ属に分類される淡水魚です。別名はイド、チライ、オビラメなどです。日本最大の淡水魚として知られており、体長は、1㍍から大きいものでは1.5㍍に達します。記録上最大のものは、昭和12年(1937年)に十勝川でおよそ2.1㍍のイトウが捕獲された事があります。和名は、「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く細長い体形である上に、後述のようにサケとは遠い早春に上流に遡上・産卵する為、早春から晩春にかけては、生殖活動の痩せ細った個体が多く見られる為に、「糸のように細い魚」という印象が持たれた事によるものです。