みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2019年GW安来旅行1日目その2(毘売塚古墳、和鋼博物館)

2019-05-26 17:52:05 | 2019年安来旅行
前回書き忘れましたが、友人Aとは安来駅で落ち合いました。
私はこの日(4月30日)に飛行機で来ましたが、友人は前日から島根入りしていました。
無事に合流できて、まずは何より。

では早速、駅から徒歩数分の場所にある古墳へ。
安来観光の一発目から全力でマイノリティに突っ走ります。
安来観光の初手がここという人、全体の1%もいないでしょうね。。。

安来駅と、しばしのお別れです。


「炉端かば」本店。
後ろのマンションも店なのかと誤解しました。



お、小高い丘が見えてきました。たぶんあれが古墳ですね。
私「たぶん、あれかなー」
友人A「え……あれ?」

なんと友人A、古墳は遠慮しておくとのこと。
まあ、仮に「行って面白いか」と言われるとぐうの音も出ないですからね。
気軽に別行動が出来る辺りは今回の連れに求めた「都合の良さ」ですので、無理しないでもらえるのはかえってありがたいです。
(友人Aが断った真の理由が興味などでは無かったことは、翌日分かりますが……)

駅集合ということで、さあ、では私はそのまま向かいましょう。
まず、線路を越えます。


歩道橋から見た目的地。


ちなみに歩道橋の階段に、大きな落とし物が……。
なんてトラップを……。
(画像自粛)

と、スマホを出したらなにやら着信履歴が。
未登録ではありますが、島根っぽい市外局番ですし折り返してみましょう。

……。おお、お昼を予約していたお店からでした。
お昼のメニューが決まっていれば聞いておきたいとのことで、お伝えしました。
……あの、先週くらいにその内容をメールしておいたのですが……ああ、そちらはあまりチェックしていない?
そうでしたか(なんつートラップだ!)



さあ、着きました。
毘売塚古墳(ひめつかこふん)です。小ぶりですが、前方後円墳。




1300年以上前、豪族の娘が鮫に食い殺され、その墓がここだとされています。


ちょっと進むのを躊躇したくなる。幸い、そう虫はいませんでしたが。


地味に傾斜もあります。


最後の直線。このベンチ、使う人いるのだろうか?


毘売塚古墳の解説板。
「階段が途中で急になっている部分が、古墳の裾にあたります」って……ちょうどここ(解説板がある場所)か!?


そしていよいよ頂上へ……鳥居、しめ縄が半分外れている……ううむ。


頂上の石碑。


左手には手水鉢っぽいものが。この水はどこから……ひょっとして昨晩までの雨水?


石碑。後ろが斜面になっていますね。


この石碑、1911年のものなんですね。


後ろ側の斜面。ささやかな道がありますが、まさか通る人が???
ちなみに獣道の左側、左手の植え込みの奥側にある膨らみが前方後円墳の「前方」部分と思われます。小さい。ホタテ型ですね。


鳥居の横からの眺め。地味に高い。
ちなみにちょうど画面中央あたりに、次の目的地も写っています。



さて、駅に戻りました。
友人Aとも無事に合流です。

次の目的地である和鋼博物館(公式サイト)に向かいます。
歩いても15分くらいの位置なのですが、ちょうど10分くらいでバスが来るようなので、そちらを利用します。
一日乗車券万歳。

駅は海抜2.1m。さっきとの高低差がすごい。そして駅舎、新しい。


さあ、バスに乗りました。
もうほんの少しで終点ということもあり、他に乗客がいないですね。

出発!
(写真は、駅前ロータリーのオブジェ)


十神山。きれいな三角形ですね。



さあ、和鋼博物館に到着です。特徴的な屋根ですね。
ちょうどこの写真の撮影位置でいう背中側に大きな駐車場があり、バスもそこに止まりました。
写真に写っているバス停は、帰りに使います。


人がほとんどいない。ちなみに海抜は駅よりさらに50cmくらい低い。


マジンガーZさん、ここでなにを?


金偏に母と書いて、「けら」と読みます。
たたら製鉄で炉底にたまる鋼の塊です。文字通り、鉄の母ですね。


これで300kgも……。ところで「インゴット」って響き、良いです。良いですよね?


金偏に先と書いて、「ずく」と読みます。
たたら製鉄では先ほどの鉧を作るものと銑を作るものとに大別されるっぽいです(不勉強)



さて、館内なのですが、残念ながら撮影禁止でした。
なんてことだ!

以下、文章のみでお送りいたします。
前述の公式サイトには館内の様子もありますので、気が向いたらそちらもどうぞ。


中に入ると広いエントランスホールがあり、受付で入場券を購入します。
安来市内にはもう1箇所「金屋子神話民俗館」という施設があり、そことの共通券も取り扱っています。
そっちはとても遠いですが、両方行かれる場合はご利用ください。

なお、私の場合は「しまねカード」という優待カードを事前入手しておりまして、これを使うと共通券ではなく単品で購入しても10円お得です。
※共通券だと510円、しまねカードで個別購入すると合計500円。

受付のおばちゃん(八戸で学びました。こういうところの受付はたいていおばちゃん)が、ビデオもあるということなのでちょっと見ていくことに。
エントランスホール右手にあるテレビで見てみますが……おお、映像から漂う昭和感!
と思ったら、平成6年の寄付をもとに作成されたのだとか。

たたら製鉄を映像で見られたのは収穫でしょうか。
このあと展示でも紹介はされていますが、事前に見ておいたので理解しやすかったかも。
(時間的には、かなり押すことになったので一長一短でした)

展示ではたたら製鉄のやり方など紹介されていましたが……1回の操業で炭810t(森林60ha)が必要とは恐れ入ります。
そりゃあ、オッコトヌシ様やシシガミ様も、おこですよ。

高殿のジオラマ……ぐぅぅ、写真を撮らせろ~~!!!


途中、段階ごとの砂鉄(や砂混じりの砂鉄)を「持ってみましょう」のコーナーや、音が響かない金属など、実際に触れるものもあって良いですね。

2階には、なんと刀を実際に持たせてくれるコーナーもあります。
「持ちたい場合は内線で担当を呼べ」とのことなので、早速お電話。

刀を持つの、実は初めてです。

刀とは言え、柄がない刀身のみで、おまけにほぼ刃がないですが。
けれども刃先はちゃんと切れるのだそうで、なので酒を飲んでいる人とかはNGなのだとか。
持つときも、白手袋をした上で、です。

持ってみた感想としては、想像していたよりは軽かったですね。
ただ、とはいえあんなものを持って歩いたり、ましてや振り回すなどとてもとても……。

担当の方(ちなみに今度はおじいさん)がそのまま下まで軽く解説がてら同行してくださいました。
(刀を持ちつつ、太刀とかの種別についても教えてくれましたが、忘れた……)
なるほど、日立系列なんですね。
まさかシェーバーの刃まで作っているとは。翌日聞いた話ですが、海沿いなので、なるほど輸送にも良いですね。



1階のエントランスに戻ってきました。
友人Aは包丁関連がほしいということで売店をのぞきに行きましたが、残念ながら今回は見送り。

私はその間に、担当さんの勧めにもとづき体験用の天秤フイゴを試してみました。
目測で高さ3m、幅5mの器具の中央に立ち、天井からぶら下がっている縄を持ちながら、左右の足を交互に踏み込みます。
こぐペースは約2秒に1回です。10数回試しましたが、これを交代制とは言えずっとこぎ続けるとか地獄です。

ちなみにこぎ手のことを「番子」といい、「かわりばんこ」の語源だそうです。
囲碁もそうですが、歴史のあるものは、何かと派生する言葉がありますね。


さあ、実は地味に時間がぎりぎりです。
バス停が目の前で良か……おお、バスがいr……出発しやがった!!!


え?
詰んだ?

と、途方に暮れつつバス停の時刻表を見たところ、2分後にバスが。
……え、あれ? 事前にウェブで見たのと違うけど……あれ?


数分後。
バスが来ないので、これはいよいよさっきのバスがフライングしやがったのかと思っていたら、それっぽいバスが来ました。
行き先を確認すると、なんとお目当てのバス。

……え、私の調査ミス? え?

何はともあれ、良かった良かった。
バスの停留所アナウンス、どじょうをかたどっていて面白いですね。



ということでこの投稿での移動エリア。北の方を少し動いただけですね。
古墳が駅との往復込みで約20分、和鋼博物館は滞在1時間弱でした。和鋼は予想を裏切って面白く、もう30分程度時間を割いても良かったですね。
やはり特急やくもが正解でしたか……。


和鋼博物館、ほんと、写真OKならなぁ。


続く。


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