長文です。 懐古ネタ、教育ネタなので
興味ない人はすっ飛ばしてね。
久々に、MIXI経由で高校時代同じ塾を通った友人から連絡が。
なつかしーー。 彼は九州で働いてるのですが、久々に昔話で
盛り上がりました。
それも自分らが通った塾ネタで^^
自分は中学から6年間同じ塾に通ってたのですが、ここの塾はただの
進学塾ではなく、非常に個性的な塾でした。
学習塾 レーゼクライス
自分は大学の間、塾講、家庭教師、予備校講師とバイトを重ねて
来たので、さまざまな塾、生徒、保護者を見てきました。しかしながら
今考えるとここまで個性的な塾はやっぱり経験したことがありません。
香川という土地は、非常に中央志向が強く、旧帝大への進学率が高い
ところでも有名です。
実際、理系の友人は四国に帰ってくる人がほとんどいなく、寂しい
思いをしました。

また、塾の競争も激しく、今は生徒獲得に大変なはずです。
自分が行ってた塾の特徴は成績至上主義ではなくて、みんなで学ぶ姿勢。
情緒教育を大変重要視していました。
また、指導するものも学ぶ「共育」という言葉を大事にしてたかな。
教室の前には論語が貼ってあって、当時は意味が分かりませんでしたが
今になって分かったような分からんような。。
当時から塾生は多かったので、学年初めに入塾テスト(筆記試験、面接試験)を
受けて入塾した記憶があります。
他の塾じゃ考えられないけど、
1.感想文の提出: 毎月感想文が課せられてそれに対して感想文を提出します。後でみんなでディスカッションをするんよ。星野 富弘さんの本を15,6歳の頃に読みましたが、まだ鮮明に覚えています。
学生のときに本を読む大事さが今になって本当に分かりました。
2.夏季合宿:一週間弱ほど合宿をします。すごいでしょ? 昔は合宿設備もきちんと整ってなかったけど、みんな楽しんでたなあ。 朝は、グランドでラジオ体操
で、大体は勉強をするんだけどソフトボールとか、ピクニックをして遊ぶこともしました。
先輩も後輩もみんな一緒になって勉強、食事の準備、洗濯をして共同生活をするので、いろんな話が聞けて面白いんよね。 手伝いに来るOBの大学生がこれまたおもろい。

単語テストの勉強を洗濯をしながらするという荒業をすることによってどうでもいいような集中力が鍛えられました。
3.縦割り学習:これはすごいいいなシステムだなって改めて思います。 中間、期末テスト前になると学年関係なく、みんな適当に5,6人ほどのグループになって勉強をします。分からないところを先輩に聞くというシステムを取るので、すぐに聞けるし、勉強がはかどった記憶があります。
学習の成績さえよければいい。 勉強だけしていれば何もしなくていい。といった
自己的な考えがいけないってことを塾長は力説していましたが、まったくもってその通りだと思います。
自分がこの塾で学びはじめてはや20年。学力低下、学級崩壊が叫ばれている教育現場でまったくぶれることなく、理想目指してこの塾を運営していく塾長には本当に頭が下がります。
その考えに協賛する保護者がいるのもなんか安心できるなあと思う今日この頃です。。(って保護者はやっぱり成績さえよければいいんだろうけどね)
自分も、日本では下の先生の教育をしなければいけませんでしたが、
なんか中途半端で終わったような気がするので今後も、ただ威圧的に
教えるだけじゃなく、共に勉強していけたらなと思います。
教育者たるもの、共育者たれ。