goo blog サービス終了のお知らせ 

日本に『民主主義』を起業する

日本や世界における『民主主義』の起業、政策インフラやシンクタンクの構築等についての動きを伝えます。

新しく本を出しました!

2011-06-20 22:21:14 | リテラシー


今度、ここ数年、話題になってきている学校「裏」サイトに関する本を、出版しました。

タイトルは、『学校「裏」サイト対策Q&A ~子どもを守るために~』です。



鈴木が、なぜ「裏」サイトと思われるかもしれません。本書作成のきっかけは、学校裏サイトなどのモニタリング業務おこなうピットクルー社長で共著者の小西さんらの紹介を受けたことにあります。

私は、必ずしも子どものネットやいわゆる学校裏サイトの問題を専門にしてきたわけではありませんが、それらについて調査・研究し、ピットクルーからこれまでに実施してきている学校裏サイトのモニタリング業務の結果に関する情報の提供を受けて学ぶなかで、この問題が、奥が深く、広がりがある、非常に興味深いテーマであることに気付きました。



また「学校裏サイト」に関しては、全体でみると、問題は非常に限定されており、世間一般や多くのメディア・書籍等でいわれる状況とは大いに異なるということを知ることができました。他方、件数としては限定されていますが、子どもたちがネットを通じて問題や危険に遭遇することがあるのも事実であることがわかりました。そしてすべてのサイトが「裏」サイトになりうる可能性や危険性があることも認識しました。
 これらのことから、子どものネットの問題は、より冷静に対応していかないと、その危険性への対応も誤りますし、他方子どものネットの今後あるいは将来の可能性を奪うことになると考えるようになりました。また、ネットネイティブであり、ネットのフロントランナーである子どもたちをはじめとする若い世代とネットの関係を、ネットリタラシーが不足がちな上の世代が一方的に決め付ける考え方や対応の仕方は不適切なのではないかと考えました。



それから、学校「裏」サイトについて研究していく上でわかったことは、私の関心でもある政治教育や有権者教育・市民教育との関連性です。学校「裏」サイトやネットいじめに関する、欧米の対応は、子どものうちから自己判断や自分で問題解決をできるようにし、子どもが成長できるようにしようとしていることです。他方、韓国や日本は、問題が起きないことに重きをおいた対策で、起きた時に子どもがどうするかへの視点が希薄です(それは、今回の大震災の「想定外」の議論とも関連します)。それは、正に欧米の政治教育と日本の政治に対する教育の対応とパラレルです。

もう一点は、特にヨーロッパでは、大人よりも子どもこそが、ネットに関する専門家であり、リテラシーが高いという認識が強いことです。だから、ネットの政策づくりやネットの問題の対策には、子どもなどの若い世代の視点を活かそうという面が、明確に表れています。これは、日本などとは大きく異なりますが、ネットの世界や状況を冷静にみれば、それは正しい判断であると感じます。


 このようないくつかの視点から、本書を書かせていただきました。

 その結果、本書は、従来の学校「裏」サイトに関する本とやや違ったテイストをだせたのではと自負しています。



 ご興味のある方は、ぜひご一読ください。



《書誌情報》

・タイトル『学校「裏」サイト対策Q&A ~子どもを守るために~』

・著者 鈴木崇弘(すずき・たかひろ)、小西直人(こにし・なおと)

発売:6月24日(金) 定価:1575円 発行:東京書籍株式会社

http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%80%8C%E8%A3%8F%E3%80%8D%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E5%AF%BE%E7%AD%96Q-%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E5%B4%87%E5%BC%98/dp/4487805422/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1308530691&sr=8-2

【本の概要】

今や中学生の49.3%、高校生の97.1%が携帯電話をもつ時代。しかし、子どもが気軽に使うケータイやネットの向こうには、親や教師が想像もできない危うい世界が広がっている。インターネットの危険性については、これまでもいろいろな本が取り上げてきたが、本書は全国7000校以上の学校裏サイトの調査を任されている機関と協力し、子どもたちの実態の報告と対策をQ&A方式でわかりやすく解説します。

【ポイント】

・全国7000校以上の学校裏サイトの調査にもとづいた、子どもたちの実態把握。

・新聞やメディアで報道された子どもたちの事件実例も多数検証。

・保護者や教育関係者の抱える問題を、Q&A方式でわかりやすく解説。

・地方自治体や教育委員会などの最新の対策も紹介。

・最新の統計データを提示して、子どもとネットの関係をわかりやすくグラフ化。



キムタク総理のドラマ「CHANGE」再放送に想う・・・政治ドラマをつくりませんか!?

2009-08-14 10:05:37 | リテラシー
 昨年、キムタクが総理になることで話題になったドラマ番組が、8月19日(水)午後3時半から、フジTVのチャンネルα枠で再放送される。
・http://www.fujitv.co.jp/saihoso/index.html
 
 それというのも、キムタク総理については、最近出した本『できる総理大臣のつくり方』の第1章でも、その番組とキムタク総理を基に論じているからです。
 ・http://mopm.blog66.fc2.com/
 ・http://www.kasga.co.jp/details/0907_souri/souridaijin.html

 そして、同書の中にも書きましたが、同書に内容に基づいて、キムタクが本格政権をつくる内容を描く「CHANGE」のシーズン2か、映画版を作成できないかと考えています。政治の混迷が今後続くことが予想されますが、その中で、有権者や国民が、政治や政治リーダについてより的確に理解し、考えていただくためにも、そのような政治ドラマが必要と考えています。

 
 どなたか、そのようなドラマや映画をスポンサーするとか、出資したい方はいませんか。
 いればぜひ、ご連絡ください。
 

中高生世代世論調査

2009-07-30 10:39:07 | リテラシー
 模擬選挙推進ネットワーク(東京都)が、全国の中高生世代2,646人を対象にした「10代の世論調査 2009 夏」を実施いたしました。
 今後の日本を担っていく彼らは、政治、政策について、どのように考えているのか、興味が尽きません。また、彼らが社会に関心を持ってもらう意味でも、この試みは意義があると思います。同ネットワークによれば、「未来の有権者が生の政治について考える「未成年"模擬"選挙」を全国で実施している当団体が、通常の世論調査では対象とされない10代の声を集めました。」とのことです。

 マスコミ各社が通常実施する世論調査は「20歳以上の有権者」が対象ですので、その点でも、彼らの考えが、成人と異なるのか。興味深いところです。

****
~全国の中学生・高校生2646人の政治に対する目は!?~

<詳細>
下記をご覧下さい。
 http://www.mogisenkyo.com/


「ライツ」がユース・デモクラシー関連本を出版!!!

2008-10-09 09:50:59 | リテラシー
 
 選挙権年齢の引き下げや政治教育に関して精力的に活動をしている若手世代のグループ「ライツ(Rights)」が、若者の政治参加や政治教育等に関する興味深い本を出版しました。
 私も、同書に掲載された座談会記事で出席者として発言しています。
 ぜひご一読を。

・ライツのHP: http://www.rights.or.jp/

 以下が、本の宣伝です。{/fuki_osusume/}

●【出版案内】18歳が政治を変える!~ユース・デモクラシーとポリティカル・リテラシーの構築~


 国民投票法の成立によって2010年に成人と選挙権年齢が18歳に引き下げられる。この本では私たちの活動テーマである世代間格差と若者の政治参加、18歳成人・選挙権、政治教育の観点から今日の到達点と課題を明らかにすることで、この変化が私たちの社会と政治にどのような意味を持つかを考える。

高橋亮平・小林庸平・菅源太郎・特定非営利活動法人Rights編
現代人文社刊・08年10月30日刊行
ISBN978-4-87798-396-3
四六判・ソフトカバー・264ページ
定価:1,700円+税(送料別)

お申込は冊数とお名前・ご住所・TEL・FAX・E-Mailをご記入のうえ、こちら(http://www.rights.or.jp/mail_form.html)からメールするだけ。代金は本に同封する振替用紙で郵便局からお支払いください。

--------------------
はじめに

プロローグ<近未来日記>2010年XX月XX日

第1部 ユース・デモクラシーと若者世代の課題
第1章 座談会 若者を取り巻く現状と若者世代の課題
宮本みち子(放送大学教養学部教授)、西田睦美(日本経済新聞社政治部編集委員兼論説委員)、佐藤大吾(NPO法人ドットジェイピー理事長)
第2章 世代間格差の現状と課題

第2部 見えてきた18歳成人・選挙権
第1章 18歳成人・選挙権実現の背景と経緯
第2章 成人・選挙権年齢をめぐる論点と今後の課題
国会議員メッセージ
牧原秀樹(衆・自民)、枝野幸男(衆・民主)、遠山清彦(前参・公明)、
塩川鉄也(衆・共産)、保坂展人(衆・社民)、糸川正晃(衆・国民)

第3部 時代が求めるポリティカル・リテラシー
~政治教育の現状と課題~
第1章 座談会 ポリティカル・リテラシーをどう育成するのか
鈴木崇弘(有限責任中間法人「シンクタンク2005・日本」理事・事務局長)、佐藤大吾(NPO法人ドットジェイピー理事長)
第2章 18歳を大人にする政治教育~ポリティカル・リテラシー養成のために~
杉浦真理(立命館宇治中学校・高等学校教諭)
第3章 国内の未成年模擬選挙① 学校での未成年模擬選挙の実践
合宗隆(玉川学園中学部・高等部教諭)
第4章 国内の未成年模擬選挙② 多様な取り組みとその意義
山崎武昭(模擬選挙推進ネットワーク代表)
第5章 バーナード・クリックとイギリスのシティズンシップ教育
小玉重夫(東京大学大学院教育学研究科准教授)
第6章 ドイツの政治教育~市民と政府の民主主義への責任~
近藤孝弘(名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授)
第7章 米国の有権者教育
横江公美(PACIFIC21's代表)

執筆者・座談会出席者経歴
参考文献・資料一覧
Rights案内


14歳からの政治

2006-08-26 09:54:07 | リテラシー
『14歳からの政治』(長谷部尚子著、ゴマブックス刊)を読む。著者は、14歳の中学三年生。安倍晋三官房長官や世耕弘成参議院議員を含む8名の政治家に、中学生がインタビューして、政治とは何かを学んだ軌跡を本にした。正に、中学生をはじめとする子供たち向けの政治教育、シチズン・リテラシーの本である。こういう本がでてきたのは、いいことだと思う。是非ご一読を。また、ご自分や周りの子供たちにも薦めてみては。
本の内容は、次のアドレスを。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4777104621/ref=sr_11_1/503-6856229-5127922?ie=UTF8

立法の理解促進プログラム

2006-02-10 09:59:39 | リテラシー
 昨夜は、今年の秋から、早稲田大学大学院公共経営研究科が開始する「立法の理解促進プログラム」に関して、早稲田の藤井教授、参議院スタッフ、現・前政策秘書の方々と議論。このプログラムは、参議院事務局議員課の鳫咲子さんの尽力でできてきているものである。従来、政策やそれに関する活動への関心は集まっても、それを具体的にどのように立法したり、立法周りの様々な活動への理解は、一部の関係者は別として、社会的に十分に理解が高かったとはいえない。また、大学における立法(特に、実務や現場の観点での立法)に関する授業やプログラムも非常に少なかった。その意味で、今回の試みの意味は大きいと思う。これまで余り社会的に知られてこなかった立法にかんする活動や知見を社会的な情報にしていき、国民が政治、立法に関心をもち、あるときにはそれらに関わりやすくするためにも、このプログラムの成果に期待したい。
 私も、この4月から中央大学大学院公共政策研究科で「政策演習」という授業をもつ。それは、上記のプログラムとはスタンスがやや異なるが、そこでも「ソーシャル・ガバナンス」という観点から、立法やシンクタンクの役割を考え、それに関する授業を提供していきたいと考えている。

『シチズン・リテラシー』増刷決定!!!

2006-01-19 09:26:26 | リテラシー
 昨年教育出版から刊行した本『シチズン・リテラシー』が増刷されることが決定したことが、同社の担当からありました。内容的にはいいものという自負はありますが、同書のコンセプト自体が日本にはこれまで存在してきていない中で、同書が少しづつでも売れ続けて、増刷につながってくれたのは、全体のとりまとめをした者として、非常にうれしい限りです。日本の民主主義のためにも、日本社会の今後を考える上からも、同書がより多くの方々に読まれ、その内容が義務教育等の中に組み込まれていくことを、強く望みたい。
http://www.kyoiku-shuppan.co.jp/books/4-316-80106-6.html

関学オープンセミナー(2)

2005-11-05 17:53:15 | リテラシー
 写真は、セミナーに参加された方々の様子です。関学の三田キャンパスは、日本の大学の2K(汚い、暗い)とは、打って変わって、本当に素敵なキャンパスで、教育機関としては、いい雰囲気をだしていました。ただし、交通アクセスが悪いので、遠路遥遥来ていただいた参加者の方々には感謝、感謝です。話したくても、時間的に話すことのできなかった多くのことがあるのですが、拙著『シチズン・リテラシー(CL)』を読んでいただき、CLを理解していただければと思っている。
因みに、CLは私の造語です。

関学オープンセミナー(1)

2005-11-05 17:52:25 | リテラシー
旧知の上野真城子関西学院大学総合政策学部教授に誘われて、11月5日(土)に関学の三田キャンパスでの2005年秋季オープンセミナー(大学公開講座)で、「シチズン・リテラシー(CL)」の話をしてきました。上野さんが、日本の国内外でのNPOの潮流を説明され、それを受ける形で、CLの話をする機会を得ました。CLの話は、実践と理念が相俟って成立する話ですが、今回の話は、市民の心構えやCLの必要性についてのやや抽象的な話をメインにしたので、初めてCLの話を聞かれた方にはわかりにくかったかとも反省しています。でも、このような機会を与えてくださった上野さんや関学には感謝しています。
 また、前日には、私が関西にいた時にお世話になった方々にお会いしたり、そして上野さんが夜の会合をセットしてくださり、大学の先生のご夫妻、国会議員とその後援会事務局長、NPO研究者、NPO活動者、ジャーナリストらと、さまざまな社会問題について話をする貴重な機会をいただきました。ありがとうございます。
(注)講演する上野教授。