ある会合で知りあった白馬村の村議の方に会うために、白馬村を訪問。白馬村にある長野オリンピックの施設や観光資源をみせていただいた。白馬村は、思っていたよりも東京に近く、アクセスもよく、街としての規模もアリ、観光資源も豊富で、潜在力は高いと感じた。大規模なリゾート開発がまだされていないのも魅了。ただ、オーストリアなどの外資が投機目的で参入してきているという。
写真は、長野オリンピックのジャンプ台。
写真は、長野オリンピックのジャンプ台。
管理組合連合会の会合に参加。法務副大臣や市長も参加。政治色が強かった。もちろんある時に政治力を使うことが必要なこともある。またこの連合会は、先にも記したように市のかなりの割合の住民が参加しているものであり、政治家もそれなりに無視するわけにはいかない存在である。現在の私のポジショニングからすると自己矛盾しているともいえなくもないが、安易に政治を活用したり、政治家を呼んで、力を誇示する活動は、私個人としてはどうも違和感を感じる。民主主義の要諦にも反するし、どう考えても、従来の住民エゴの活動とそんなに違わない気がするのは、私だけだろうか。

この会合でもう一点気になったというか、興味深かったことがある。それは、この会合で、マンションの情報の管理システムについての話があった。そのシステムは、国土交通省の天下り機関にもなっているらしい(?)公益法人が作成、運営しようとしているものである。その話に対して、何人もの参加者からは、官僚や税金や無駄なお金を使い、官僚OBの食い扶持を生んできた公益法人に対する厳しい疑いや激しい嫌悪が表明されたことである。市民もキチンとモニターしておかないと官が何をするかわからないし、結局は自分が損をすることをわかりだしたことに、一つの現れを見たような気がした。
(注)写真は、挨拶する副大臣の様子。


この会合でもう一点気になったというか、興味深かったことがある。それは、この会合で、マンションの情報の管理システムについての話があった。そのシステムは、国土交通省の天下り機関にもなっているらしい(?)公益法人が作成、運営しようとしているものである。その話に対して、何人もの参加者からは、官僚や税金や無駄なお金を使い、官僚OBの食い扶持を生んできた公益法人に対する厳しい疑いや激しい嫌悪が表明されたことである。市民もキチンとモニターしておかないと官が何をするかわからないし、結局は自分が損をすることをわかりだしたことに、一つの現れを見たような気がした。
(注)写真は、挨拶する副大臣の様子。
10月3日夜、一新塾主催のシンポジウム「公民起業家」に出席してきた。役所に席を置きながら、さまざな公的活動におけるアントレプレナーの可能性を追求している3名の方々がスピーカ兼パネラーであった。志木市市民病院事務部管理心得の尾崎誠一さんから、「市民主体の自治に向けた志木市の挑戦」という題で、志木の事例報告。市民を行政に書き込むのではない、市民の市民による市民のための市政つくりは、尾崎さんの目線の低い話し方も手伝い感動的であった。
写真は、スピーチする尾崎さんの姿。
写真は、スピーチする尾崎さんの姿。

2番目のスピーカーは、横浜市財政局財政部総務課広告事業推進担当課長補佐の齋藤紀子さん。市の有するさまざまな媒体や素材を活用して積極的に広告収入を得たり、防災訓練でのローソンとのタイアップなどの民間企業などの協力により経費削減に努める斬新な実践を行っている。これらの活動にかかる人件費とそれを転用することの比較優位性におけるより積極的な配慮が必要ではあるが、行政が積極的に収入を確保する試みとしては、ユニークで面白い。この活動の他部署や他職員への広がりに期待を持てる。
写真は、講演する齋藤さん。

写真は、講演する齋藤さん。



最後は、財務省の役員で現在金融庁に出向中の坂本忠弘さん。仕事の傍ら、納税者のための行革ネットワークである「WHY NOT」、コミュニティーファンド育成ステーション、社会企業化ネットワーク、コミュニティカンパニー作りなどに「週末公民起業家」「5時から公民起業家」として関わる。エネルギーに溢れ、霞ヶ関の枠には収まらない方。今後ますますの活躍が期待できる。写真は、スピーチする坂本さん。
以上、お3方とも、いい意味で個性が強く、エネルギーが充満している感じであった。シンポジウムの何回もいわれたように「公務員は、感嘆には首にならない」という特性(?)を活かして、様々多種多様な活動をする彼らの姿をみると、日本型の公民起業家の一つのやり方のように思われる。
しかし、近い将来に、彼らが行う活動が、官の中でなく、民の中で行われる次のステージが現出してこないと、次の日本はないと私は考えている。
皆さんのお考えはいかがであろうか。
以上、お3方とも、いい意味で個性が強く、エネルギーが充満している感じであった。シンポジウムの何回もいわれたように「公務員は、感嘆には首にならない」という特性(?)を活かして、様々多種多様な活動をする彼らの姿をみると、日本型の公民起業家の一つのやり方のように思われる。
しかし、近い将来に、彼らが行う活動が、官の中でなく、民の中で行われる次のステージが現出してこないと、次の日本はないと私は考えている。
皆さんのお考えはいかがであろうか。


9月27日(火)、構想日本のJIファーラムに出席。話題提供者は、鹿児島県川辺町企画商工課長の亀甲俊博さんと千葉県印旛地域整備センター用地課長の石渡正佳さん。
亀甲さんは、焼却灰処理に奔走すると共に、ダイオキシン無害化の新技術を生み出した。地域住民を巻き込み、ごみ処理のシステムを構築し、「環境」を川野辺町のブランドイメージとした。「住民はキチンと話をすると納得する。住民は意識を変えて、取り組んでくれた」という言葉が印象的であった。亀甲さんは、味のある人柄の方。
石渡さんは、全国最大級の不法投棄常習地帯である銚子市で不法投棄ゼロ達成するなど、従来の行政マンも域を超えた活動をしたいる。。「相手を理解することで、相手がやってくれる。改心してくれる」という実体験から出た言葉が印象に残った。
ただ、お二人の話は、個別的な事例と試みとしては面白かったが、私個人としては今一つインプレッシブとは感じなかった。
亀甲さんは、焼却灰処理に奔走すると共に、ダイオキシン無害化の新技術を生み出した。地域住民を巻き込み、ごみ処理のシステムを構築し、「環境」を川野辺町のブランドイメージとした。「住民はキチンと話をすると納得する。住民は意識を変えて、取り組んでくれた」という言葉が印象的であった。亀甲さんは、味のある人柄の方。
石渡さんは、全国最大級の不法投棄常習地帯である銚子市で不法投棄ゼロ達成するなど、従来の行政マンも域を超えた活動をしたいる。。「相手を理解することで、相手がやってくれる。改心してくれる」という実体験から出た言葉が印象に残った。
ただ、お二人の話は、個別的な事例と試みとしては面白かったが、私個人としては今一つインプレッシブとは感じなかった。

私は現在、自分の住んでいるマンションの管理組合の理事をしています。最初は面倒だとも思ったのですが、理事を引き受けることに決めたのは、日本の民主主義の根本を学べるのではないかと考えたからです。別の言い方をすれば、マンションの管理組合は、市部ではかなり多くの人がマンションに住んでいるわけで、現代版「町内会や自治会」であるわけです。ですから、私としては、意外とそこに日本の民主主義、ソーシャル・ガバナンス(SG)を考える上での素材があると考えています。
特に私の関係する管理組合が参加する管理組合連合会は、当該市の人口の四分の一から三分の一ぐらいの市民が住むマンション連合会であり、その会合には必ず市職員、時には市長も参加するぐらいの圧力団体です。そのため、住民の意見や不満がどのように市の政策に反映され、あるい反映されないかの一面を実際にみることができるのです。
管理組合や連合会での会合での議論を聞いていると、日本におけるコミュニティーの「政策」がどのように決まるかがわかって、大変面白いです。
ここで、参考文献を紹介しておきます。
・『集合住宅デモクラシー』(世界思想社) 竹井隆人
・『住み手による住環境計画…その特性と地域分権化への期待』
(相模書房) 若杉幸子
特に私の関係する管理組合が参加する管理組合連合会は、当該市の人口の四分の一から三分の一ぐらいの市民が住むマンション連合会であり、その会合には必ず市職員、時には市長も参加するぐらいの圧力団体です。そのため、住民の意見や不満がどのように市の政策に反映され、あるい反映されないかの一面を実際にみることができるのです。
管理組合や連合会での会合での議論を聞いていると、日本におけるコミュニティーの「政策」がどのように決まるかがわかって、大変面白いです。
ここで、参考文献を紹介しておきます。
・『集合住宅デモクラシー』(世界思想社) 竹井隆人
・『住み手による住環境計画…その特性と地域分権化への期待』
(相模書房) 若杉幸子